継承していくもの | 羽生結弦さんの見つめる先を見ていたい

羽生結弦さんの見つめる先を見ていたい

羽生結弦選手を敬愛しています。羽生さんを応援する素敵ブログ様方を日々の心の糧にしている、ソチ落ち主婦のブログです。(横浜在住)

連日、オリンピックの話題が尽きない日々ですね。

毎日のように金メダリストが誕生していますが、

私的には、昨日は体操の橋本大輝くんの個人総合金メダルに沸いた一日でした。

19歳史上最年少金メダル》体操新王者・橋本大輝は何がすごいのか 高難度の技への挑戦と「常に前だけを見て

(中略)

「最後、落ちてもいいから楽しんでこようかな、と。最終演技者で逆転がかかる場面で緊張もあったんですけど、ここで通し切れたら金メダル獲れるし、間違いなく楽しい試合にできると思ったので、最後、楽しんで一周、一周の車輪を大きく回していたのが鉄棒の演技でした」


(中略)

橋本はオリンピックを前に、Dスコアを37点に到達するところまで引き上げていた。各種目で高い難度の技を我が物としたところも目を見張るが、代表選考会まで決して長い時間が残されているわけではない中でチャレンジする姿勢こそ、特筆に値する。そこに気持ちの強さがある。

(中略)

オリンピックの個人総合は内村航平の連覇から橋本が受け継ぎ、日本勢の3連覇となった。周囲の期待に応え、値千金の金メダルを獲得した橋本は、終始、笑顔だった。そこに涙はなかった。


「ここで涙を流してしまうと、今の状態に満足してしまっている状態だと思いました。チャンピオンは涙を流さず常に前だけを見ているという強い気持ちを持っていたかったので」


優勝の喜び、重みをかみしめつつ、新たな王者は、さらに先へ進み、高みを目指すことだけを考えている。

 ここが、新たなスタート地点であるかのように。



橋本大輝くん、個人総合金メダル、おめでとうございます!🏅🎉

19歳で初のオリンピックで金メダル!
日本体操界100個目のメダル。
体操男子個人最年少記録。
ぜんそくの持病があり、
内村航平選手を限りなくリスペクト。


あら、誰かさんに良く似ていませんか?ウインク


不思議なくらい羽生くんとの類似点が多いです。


更に、
本番シーズンにどんどん技の難度を上げて集中力を高めていく戦術とか。

最終演技の前に「さあ、楽しもう」というメンタルの持って行き方とか。

「(ライバル)全員が良い演技ができるよう応援していた」「その中で自分が最高の演技をして勝つ」という戦いの美学とか。

勝っても「ここからがスタートだ」と常に前だけ見てる、とか。

「羽生結弦」の思考回路とそっくりです。

もちろん、橋本くんの場合は、心酔する内村航平さんからの影響は限りなく大きいとは思います。

ちょっと話は逸れますが、

そもそもオリンピックレベルのアスリートならば、どう練習するかという過程は当然超えていて、目指すべきは、「練習したことを本番で余すことなく発揮する為にはどうすればよいか」であり、ある意味、フィジカル以上にメンタルが重要課題になると思うのです。
アスリートとして、試合に臨むにあたっての正しい心の持っていき方を常に模索し続ける、そんな感じでしょうか。
そこに、夏冬関係なく、競技種目が異なるアスリートの面々が、「羽生結弦」に注目する由縁があると思います。

五輪初出場、若干19歳で個人種目で金メダルを獲得!更に4年後の五輪では開催3ヶ月前に重傷を負うも、見事に復活し連覇を果たす‼︎

アスリートならば、誰もが、その勝利に至る経過とメンタルの保ち方に関心を持たずにはいられないでしょう。
その強靭なメンタルのヒントを求めて、羽生くんの演技ろや記者会見での発言を視聴したであろうことは、想像に難くないです。
 
アスリートを指導する立場の方々にとっても、選手達に歳が近い羽生くんは、この上ない「成功のロールモデル」となってくれます。
羽生結弦の体験が、多大なプレッシャーと闘う若き選手達を勇気づけてくれるに違いないと思ったことでしょう。

かくして、夏のオリンピックでありながら、連日、なんらかの形で「羽生結弦」の名前がニュースに登場する次第とあいなった…と、私は見ています。

内村航平選手や、柔道の井上康生監督、高藤直寿選手、大野翔平選手、 
その他のアスリートやその指導者の方々からリスペクトを送られる羽生くん。
ファンとしてこれ程誇らしいことはありません。照れ

話を戻しますね。

実は、五輪が始まるまで橋本選手のことはほとんど知らなかった私。
ただ、6月の選手選考会で、内村さんそっくりの、両脚がつま先までピンと伸びた美しい演技をする選手だなぁと印象に残っていました。

でも、今回のオリンピックで、種目別予選後に語られた橋本くんのこの言葉に、胸打たれました。↓

「代わりに僕が鉄棒で取って、航平さんの首にかけたい。最高に一番きれいな色を、最高に一番似合う人に」



なんと素敵な後輩でしょう!

鉄棒で落下しまさかの予選落ちをした内村さんへの、橋本くんのメッセージがこれです。

グッときましたラブ

きっと内村さんも、後輩たちの気持ちを嬉しく受け止めたことでしょう。

団体の銀メダルが決まった時、内村さんは、「新しい世代が生まれている。というか今日生まれた」と語ったそうです。
頼もしい後輩達に、嬉しそうに目を細める様が目に浮かぶようですね。
長年に渡り日本体操を背負ってきて、今、こんなにも大きな安堵をもって次の世代にバトンを託すことができる。これはもうアスリート冥利に尽きるというものでしょう。照れ

それにしても、後輩くん皆が「航平さん」呼び!良いなぁ。もう身内感がすごくないですか。
皆ライバルなのだけれど、全員一緒に切磋琢磨してレベルアップしていくぞー!という気概が感じられて、それがチームとしての一体感に繋がっている気がします。

フィギュアスケート界は、どうかな?
羽生くんを「結弦さん」なんて、呼べる後輩いないですね。宇野くんの「ゆづくん」くらいかな。

羽生くんを崇拝している子は多いけど、三浦佳央くんは「羽生くん」、佐藤駿くんなんて同郷の昔なじみなのに「羽生選手」…硬い硬すぎるよ、君たち。(アメリカ人のカムデン・プルキネン選手なんて、初対面で「ユヅ」呼びのフレンドリーさ爆笑)
これは呼び方だけの問題じゃないの。気概の問題!
羽生くんの想いは、

「背中を見続けられているんだな。だからこそ僕はよりいっそう良い演技を見せ続けることが一番大事」


後輩達には、技術も意識も全部学んで欲しい、いっそ盗むくらいの気概を持って欲しいのだと思う。
内村さん同様、羽生くんも言葉よりその行動と演技で伝える人。
後輩への継承という想いは、SOIやDOIのショーを通じて更に伝わったと思う。 
でも現時点では、羽生くん一人が「異次元」すぎて、レジェンドを皆で遠巻きにしている感がありますね。
でもね、遠慮なんてしていたら、いつまでも乗り越えられっこないよ?
羽生くんなんて、17歳の時「負けないっすよ、先輩!」って戦線布告していたくらいなのに!プンプン


このへんが体操界の雰囲気と同じにはなり得ないというか、ちょっと歯痒くもあります。
フィギュア界の上昇気流への期待は、今後の後輩くん達の奮起と意識改革次第というところでしょうか。


何やら話のまとまりが無くなって、申し訳ないですが、
体操選手陣の結束の固さというか、内村さんの慕われっぷりというか、なんだか無性に羨ましい思いが湧いてきて、語ってしまいました。

男子体操種目別は、8/1(日)〜8/3(火)ですね。
内村さんの後輩君達の大活躍を期待しています。応援します٩(๑❛ᴗ❛๑)۶ラブラブ




それと、余談ですが、
カメラマンの皆さん、なんだか視点が変わってきています?

↑これ、この橋本くん。
いままで、体操は競技シーンがメインで、こういうサイドシーンのショットは無かったように思います。いや、あったとしても、ニュースのメイン画像には使われていなかったですね、

フィギュア畑ならば、


とか、






とか、
羽生くん限定ですが、「ジャス脱ぎ」シーンはお馴染みです。ウインク

私的には、上着を脱ぐシーン大好きです。
戦闘開始の合図というか、武士が刀を鞘から抜くような緊迫感があって、ワクワクします。照れラブラブ

ひょっとして、スポーツ写真の世界にも意識改革が起きています?
もし、そうなら喜ばしいことです。
カメラマンさま、アスリートのサイドシーン、今後とも宜しくお願いいたします。🙏

↓これもジャス脱ぎ、変形バージョン恋の矢

オカン目線では、ジャージ噛むのはアカンと感じてしまう…でも、カッコイイあせる





今日も羽生くんが元気に練習できますように!

画像は感謝してお借りしました。

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