一疋の青猫 -95ページ目

ラプソディな夜


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アセチリンをともして、

低い臺の上に商品を竝べてゐた、

僕は昔の夜店を憶(おも)ふ。

萬年草を売りに出てゐた、

植木屋の爺々を僕は憶ふ。


あの頃僕は快活であつた、

僕は生きることを喜んでゐた。


今、夜店はすべて電気を用ひ

臺は一般に高くされた。


僕は呆然と、つまらなく歩いてゆく。

部屋にゐるよりましだと思ひながら。

僕にはなんだつて、つまらなくつて仕方がない。

それなのに今晩も、かうして歩いてゐる。

電車にも、人通りにも、僕は関係がない。



( 中原中也 「夜店」 )



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銀座王子ホールにて コンサート

「クイーン・クラシックス ボヘミアン・ラプソディ」

1966カルテット という女性4人組

ヴァイオリン×2 チェロ ピアノ という構成

Queen の名曲を クラシカルにというもの

なにかと 騒がしい クリスマス間近の夜に

こじんまりとしたホールで 静かな時間でした

あえて 言うならば

いや

改めて 感じる

「 人の声 」 というものの素晴らしさ

フレディ・マーキュリー 没20年

あの声が どこからか 聴こえてくるようでした



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最近のイルミネーションは 白や青が多くて

少し 淋しげでもありますが

銀座の夜は それなりに きれいで・・・






「 Bohemian Rhapsody 」  Queen

※ Nothing really matters - nothing really matters to me






冬枯れの散歩道(2)


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目の前に広がる この街並みは 埋立地に続く

冬枯れの散歩道は 昔 海沿いの急傾斜地

歩き出して 後悔する事も しばしばであるが

登りきって 振り返れば

高度感が 意識を 遠くへ 連れていってくれる


今日も 一番星



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丘の上で読んだ 本の中から 一節を



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大衆はテレビの前にぽつねんと座って、頭にメッセージを叩きこまれていればよい。テレビはメッセージを繰り返す。人生の唯一の価値は、もっとモノを所有し、お前が見ている裕福な中流家庭のような生活をして、社会調和とかアメリカニズムのようなすばらしい価値観をもてることだ。人生にはそれしかない。

いや、それ以外のものがあるはずだと考える人が、あるいはいるかもしれないが、一人でテレビの画像を見つめているものだから、きっと自分のほうがおかしいのだと思ってしまう。テレビにはそれしか映されないからだ。



そういう意見はどこからも聞こえてこない。誰もそういうふうには考えていないのだろう。したがって、そういうことを考え、そういうことを世論調査で答えようとする自分はきっと変人にちがいない。意見を同じくする人、その意見に自信を持たせてくれる人、その意見を表明させてくれる人と知りあって団結する機会はどこにもないので、自分が変わり者のような、ひねくれ者のような気がしてしまう。

それなら黙っていたほうがいいではないか。世のなかの動きに関心を向けてもしかたがない。それよりはスーパーボウルでも観戦していたほうがましだ。



民主主義社会に関する一つの概念は、一般の人びとが自分たちの問題を自分たちで考え、その決定にそれなりの影響をおよぼせる手段をもっていて、情報へのアクセスが開かれている環境にある社会ということである。

そして民主主義社会のもう一つの概念は、一般の人びとを彼ら自身の問題に決してかかわらせてはならず、情報へのアクセスは一部の人間のあいだだけで厳重に管理しておかなければならないとするものだ。

そんな民主主義社会の概念があるかと思われるかもしれないが、実のところ、優勢なのはこちらのほうだと理解しておくべきだろう。


ノーム・チョムスキー 著   『 メディア・コントロール 』 



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ひとやま越えて かえり道

ちょっと 尾道風な気分で(笑) 撮ってみました





冬枯れの散歩道


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ほとんど 日も沈もうとする 夕べ

まだ 間に合うかと

息を切らして 幾段もの 長く続く 階段を上る



緑の旺盛な 夏には 気付かなかった 桜の古木

消え入りそうな 冬の陽に わずかに 肌を染めて

蒼天へと 梢を 伸ばす



今年は 間に合わなかったけれど

桜もみじ の言もあるように

桜の葉も みごとな紅葉を見せる



散歩道の 桜の木

来春の 満開の花

暮れる秋に 染まる赤


そんな 想像を巡らしながら

今日も 日が暮れる・・・







「 柊 」    Do As Infinity