ラプソディな夜

アセチリンをともして、
低い臺の上に商品を竝べてゐた、
僕は昔の夜店を憶(おも)ふ。
萬年草を売りに出てゐた、
植木屋の爺々を僕は憶ふ。
あの頃僕は快活であつた、
僕は生きることを喜んでゐた。
今、夜店はすべて電気を用ひ
臺は一般に高くされた。
僕は呆然と、つまらなく歩いてゆく。
部屋にゐるよりましだと思ひながら。
僕にはなんだつて、つまらなくつて仕方がない。
それなのに今晩も、かうして歩いてゐる。
電車にも、人通りにも、僕は関係がない。
( 中原中也 「夜店」 )

銀座王子ホールにて コンサート
「クイーン・クラシックス ボヘミアン・ラプソディ」
1966カルテット という女性4人組
ヴァイオリン×2 チェロ ピアノ という構成
Queen の名曲を クラシカルにというもの
なにかと 騒がしい クリスマス間近の夜に
こじんまりとしたホールで 静かな時間でした
あえて 言うならば
いや
改めて 感じる
「 人の声 」 というものの素晴らしさ
フレディ・マーキュリー 没20年
あの声が どこからか 聴こえてくるようでした

最近のイルミネーションは 白や青が多くて
少し 淋しげでもありますが
銀座の夜は それなりに きれいで・・・
「 Bohemian Rhapsody 」 Queen
※ Nothing really matters - nothing really matters to me