George Barbier~ジョルジュ・バルビエ

かつて 待ち合わせや暇つぶしと言えば
本屋をよく利用していました
ずらりと並んだ本の背表紙と独特な匂い
(そう言えば最近の本屋はあの匂いがしないような)
眺めていると トイレに行きたくなるという方もいらっしゃるようですが
私はこころ落ち着く場所であり ひとときでした
最近は魅力ある本屋が本当に少なくなりました
売らんかなの下衆なタイトルに どこも似たり寄ったりの品揃え
宝探しをするような あのトキメキはもうありませんね 悲しいけれど
*
さて 先日記事にも書いた「バレエ・リュス~」以降
その周辺を読み漁っていたりするのですが 音楽に美術にと裾野は広く・・・
今夜は そんな「バレエ・リュス」に深い影響を受けた一人の挿絵画家
個人的にも大好きな George Barbier~ジョルジュ・バルビエ の作品をご紹介
中でも 中国的ないわゆる「シノワズリ」の影響が強く 鮮やかな色彩とともに目を惹きます

中村祐介さんのイラストを ふと 思い出してしまいます
「 Je te veux 」 Erik Satie
えもいわれぬカクテール

日中 風のない一日でした
煙突の煙が 薬缶の湯気のように
まっすぐに 立ち上っていました
* * *
みなさん今夜は静かです
薬鑵(やかん)の音がしてゐます
僕は女を想つてる
僕には女がないのです
それで苦労もないのです
えもいはれない弾力の
空気のやうな空想に
女を描いてみてゐるのです
えもいはれない弾力の
澄み亙つたる夜の沈黙〈しじま〉
薬鑵の音を聞きながら
女を夢みてゐるのです
かくて夜は更け夜は深まつて
犬のみ覚めたる冬の夜は
影と煙草と僕と犬
えもいはれないカクテールです

空気よりよいものはないのです
それも寒い夜の室内の空気よりもよいものはないのです
煙よりよいものはないのです
煙より 愉快なものもないのです
やがてはそれがお分りなのです
同感なさる時が 来るのです
空気よりよいものはないのです
寒い夜の痩せた年増女の手のやうな
その手の弾力のやうな やはらかい またかたい
かたいやうな その手の弾力のやうな
煙のやうな その女の情熱のやうな
炎えるやうな 消えるやうな
冬の夜の室内の 空気よりよいものはないのです
( 中原中也 「冬の夜」 )

水の面は やや纏わりつくような光沢を持って
薄い陽が溶け込んでいるような
淡い 淡い カクテールでした
*
夜になって
忍び足で 雨が降り出したようです
たまに
通り過ぎる車が
降り続く雨と静寂と 知らせているようです

雪にはなりませんでした
冷たい雨です
けれど 濡れることもありません
「冬の夜の室内の 空気よりよいものはないのです」
そう
胸の内で
呟いて
また 何本目かの口が開いて・・・
けれど
明けるのが怖いような
そんな夜もあります
*
*
*
今から アップすれば・・・
朝から このようなものをお読みいただくことを心苦しく思います
ほんとに 思ってます
せめても 日のひかりを遮るように 雨が降り続いていますように・・・
( ご出勤の方 申し訳ございません )
夜の気分で ご覧下さいませ(笑)
「 NERVOUS BREAK DOWN 」 EGO-WRAPPIN'
にゃん語(論語) ~師のたまわく

両足を揃えて クルッ と しっぽ巻き ・・・ キュート過ぎます^^

お姿は可愛らしいのですが
いつも神妙な面持ちで 物思いに耽ってらっしゃいます
私の傍らにいらしては 落胆の溜息も 仕事先とのやや無理のある明るい口調も
始終 寝ているようにみせつつも すべて漏らさずお聞きになり
冷徹ながら穏やかな眼差しで 何を言うでもなく 見守って下さいます
有り難いことでございます
小さな波紋にも こころ揺さぶられてしまう そんな私の師匠なのでございます
師は
「猫のことは猫に習へ、犬のことも猫に習へ」
と 芭蕉のようなことを仰います
やや 矛盾が含まれるようですが そこは気高きネコ族のプライドと
私心を捨て去り学ぶ気持ちを持て との教えかと解釈する次第
イヌのことまでわかるのなら ヒトも大丈夫であろうと
時折 人生相談に乗っていただいております

私: 「師匠 そろそろバレンタインが近づいております せめて一つくらいは頂きたいのです」
にゃん師: 「チョコならこの間、大きな箱のゴディバを大切そうに食べていたではないか」
私: 「いえ、あれは香典返しに頂いたもの(実話w) 甘~いチョコが欲しいのです」
にゃん師: 「香典返しであろうとチョコはチョコ。チョコは甘いに決まっておろう」
私: 「いえいえ、そういう意味ではございません。私は、ぬくもりが欲しいのです」
にゃん師: 「ぬくもってしまえば、チョコが溶けてしまうのではないのか?」
私: 「いえいえいえ・・・そういうことでもなくて・・・」
にゃん師: 「まあよかろう・・・よいか、よく聞くのだ」
と ヒゲの手入れをしながら 師は
「ただ、女子と子猫は養ない難きもの。これを近づくれば則ち爪を立てるなり。これを遠ざくれば則ちヨソへと去ってしまうなり」
と 孔子のようなことを仰いました
私: 「多少、爪を立てられるのも覚悟の上でございます!でも、元カレのところに去られても困ります!」
私: 「ネコもオンナも、極めて薄情なイキモノであることは、苦い経験からも重々心得ております!」
私: 「でも、なんとか、チョコをひとつ・・・」
・
・
・

すぐに飽きてしまうのと 眠たくなってしまわれるのが
我が師匠の 玉にキズ・・・なところ
「ふん!」 と 興味なさげな師匠ですが
まもなく 春ともなれば 妙な声を出し始めます^^
肉食系です(笑)
でも
実際に食べているのは
カリカリ系です(笑)
「 タイムマシンにおねがい 」 サディスティック・ミカ・バンド(木村カエラ)
* ボギーのソフトにいかれて デュセンバーグを夢見る アハハン・・・









