一疋の青猫 -36ページ目

George Barbier~ジョルジュ・バルビエ


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かつて 待ち合わせや暇つぶしと言えば

本屋をよく利用していました

ずらりと並んだ本の背表紙と独特な匂い

(そう言えば最近の本屋はあの匂いがしないような)

眺めていると トイレに行きたくなるという方もいらっしゃるようですが

私はこころ落ち着く場所であり ひとときでした

最近は魅力ある本屋が本当に少なくなりました

売らんかなの下衆なタイトルに どこも似たり寄ったりの品揃え

宝探しをするような あのトキメキはもうありませんね 悲しいけれど

*

さて 先日記事にも書いた「バレエ・リュス~」以降

その周辺を読み漁っていたりするのですが 音楽に美術にと裾野は広く・・・

今夜は そんな「バレエ・リュス」に深い影響を受けた一人の挿絵画家

個人的にも大好きな George Barbier~ジョルジュ・バルビエ の作品をご紹介





$一疋の青猫


舞台『シェエラザード』の「金の奴隷」と「ゾベイダ」を描いたもの





$一疋の青猫


舞台『牧神の午後』 ニジンスキーについては版画の作品集も出しています





一疋の青猫


ジャポニズム オリエンタリズムを取り入れた作風や





$一疋の青猫




一疋の青猫


中でも 中国的ないわゆる「シノワズリ」の影響が強く 鮮やかな色彩とともに目を惹きます





$一疋の青猫



一疋の青猫


舞台装置や衣装も手掛け 「モード」な作品も数多く



一疋の青猫




一疋の青猫


独特な世界観とともに 今でも色褪せない 魅力ある作品です





一疋の青猫


バルビエの作品をみると 『四畳半神話体系』や赤川次郎作品の表紙などを書いている




一疋の青猫


中村祐介さんのイラストを ふと 思い出してしまいます









「 Je te veux 」   Erik Satie









えもいわれぬカクテール


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日中 風のない一日でした

煙突の煙が 薬缶の湯気のように

まっすぐに 立ち上っていました



*  *  *



みなさん今夜は静かです
薬鑵(やかん)の音がしてゐます
僕は女を想つてる
僕には女がないのです

それで苦労もないのです
えもいはれない弾力の
空気のやうな空想に
女を描いてみてゐるのです

えもいはれない弾力の
澄み亙つたる夜の沈黙〈しじま〉
薬鑵の音を聞きながら
女を夢みてゐるのです

かくて夜は更け夜は深まつて
犬のみ覚めたる冬の夜は
影と煙草と僕と犬
えもいはれないカクテールです




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空気よりよいものはないのです
それも寒い夜の室内の空気よりもよいものはないのです
煙よりよいものはないのです
煙より 愉快なものもないのです
やがてはそれがお分りなのです
同感なさる時が 来るのです

空気よりよいものはないのです
寒い夜の痩せた年増女の手のやうな
その手の弾力のやうな やはらかい またかたい
かたいやうな その手の弾力のやうな
煙のやうな その女の情熱のやうな
炎えるやうな 消えるやうな

冬の夜の室内の 空気よりよいものはないのです


( 中原中也 「冬の夜」 )




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水の面は やや纏わりつくような光沢を持って

薄い陽が溶け込んでいるような

淡い 淡い カクテールでした


*


夜になって

忍び足で 雨が降り出したようです

たまに

通り過ぎる車が

降り続く雨と静寂と 知らせているようです





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雪にはなりませんでした

冷たい雨です

けれど 濡れることもありません



「冬の夜の室内の 空気よりよいものはないのです」



そう


胸の内で


呟いて


また 何本目かの口が開いて・・・



けれど



明けるのが怖いような

そんな夜もあります


*
*
*


今から アップすれば・・・


朝から このようなものをお読みいただくことを心苦しく思います


ほんとに 思ってます


せめても 日のひかりを遮るように 雨が降り続いていますように・・・


( ご出勤の方 申し訳ございません )


夜の気分で ご覧下さいませ(笑)








「 NERVOUS BREAK DOWN 」   EGO-WRAPPIN'






にゃん語(論語) ~師のたまわく


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両足を揃えて クルッ と しっぽ巻き ・・・ キュート過ぎます^^





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お姿は可愛らしいのですが


いつも神妙な面持ちで 物思いに耽ってらっしゃいます


私の傍らにいらしては 落胆の溜息も 仕事先とのやや無理のある明るい口調も


始終 寝ているようにみせつつも すべて漏らさずお聞きになり


冷徹ながら穏やかな眼差しで 何を言うでもなく 見守って下さいます


有り難いことでございます


小さな波紋にも こころ揺さぶられてしまう そんな私の師匠なのでございます


師は


「猫のことは猫に習へ、犬のことも猫に習へ」


と 芭蕉のようなことを仰います


やや 矛盾が含まれるようですが そこは気高きネコ族のプライドと


私心を捨て去り学ぶ気持ちを持て との教えかと解釈する次第


イヌのことまでわかるのなら ヒトも大丈夫であろうと


時折 人生相談に乗っていただいております





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私: 「師匠 そろそろバレンタインが近づいております せめて一つくらいは頂きたいのです」



にゃん師: 「チョコならこの間、大きな箱のゴディバを大切そうに食べていたではないか」



私: 「いえ、あれは香典返しに頂いたもの(実話w) 甘~いチョコが欲しいのです」


にゃん師: 「香典返しであろうとチョコはチョコ。チョコは甘いに決まっておろう」


私: 「いえいえ、そういう意味ではございません。私は、ぬくもりが欲しいのです」


にゃん師: 「ぬくもってしまえば、チョコが溶けてしまうのではないのか?」


私: 「いえいえいえ・・・そういうことでもなくて・・・」


にゃん師: 「まあよかろう・・・よいか、よく聞くのだ」


と ヒゲの手入れをしながら 師は
 

「ただ、女子と子猫は養ない難きもの。これを近づくれば則ち爪を立てるなり。これを遠ざくれば則ちヨソへと去ってしまうなり」


と 孔子のようなことを仰いました


私: 「多少、爪を立てられるのも覚悟の上でございます!でも、元カレのところに去られても困ります!」


私: 「ネコもオンナも、極めて薄情なイキモノであることは、苦い経験からも重々心得ております!」


私: 「でも、なんとか、チョコをひとつ・・・」











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すぐに飽きてしまうのと 眠たくなってしまわれるのが


我が師匠の 玉にキズ・・・なところ


「ふん!」 と 興味なさげな師匠ですが


まもなく 春ともなれば 妙な声を出し始めます^^




肉食系です(笑)




でも




実際に食べているのは




カリカリ系です(笑)






「 タイムマシンにおねがい 」 サディスティック・ミカ・バンド(木村カエラ)

* ボギーのソフトにいかれて デュセンバーグを夢見る アハハン・・・