一疋の青猫 -38ページ目

冴え冴えと


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冴え冴えとした冬の輪郭は



孤独な魂を露わにする



低く射す冬の陽に



温もることも無い



手の切れそうな角は



他人を遠ざけては 自らをも傷つける



もう帰っておいで







呼ぶ声は聞こえないのか



・・・



切なく



研ぎ澄まされてゆく



あなたの不器用







「 誰のせいでもない雨が 」   中島みゆき

※ 怒りもて罪を穿った唇は 時の褥に愛を呼ぶ・・・








オキザリス・ベルシコロール


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すっかり淋しくなったベランダで

小さいながらも存在感を示しているのが

オキザリス・ベルシコロール

学名は Oxalis versicolor

花屋さんによっては英語読みでバーシカラーとも

ポップなキャンディを思わせるその横顔をみると

私にはベルシコロールの音の方が なんとなく美味しそうに感じられて^^




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そう この小さな花の魅力は

ねじり飴のような カラフルな色合いのパラソルのような

花開く前の つぼみの姿

開いてしまえばカタバミ科らしく どちらかと言えば素朴な顔立ち

日陰や曇りの日はその花を閉じてしまって

そして陽が当たりだすと ゆっくりとつぼみを開いてゆく

寒風の中 健気に咲く花も愛しいですが

あんまり無理をしないで 日溜まりの中でだけ咲いている

そんな花だからこそ こんなかわいらしい つぼみの姿を与えられたのかも知れませんね





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「 ★ CANDY POP IN LOVE ★ (8bit version - game) 」   Tommy February6







 

ザ・プレミアムモルツの憂鬱


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コンビニ限定発売の 「ザ・プレミアムモルツ」 という商品がある

左の吉田さんが乗っかっているのが通常版 右が限定版

何が限定なのか?

我々は「限定」の二文字に弱い

「ご当地限定」 「季節限定」 選ばれたプレミアムなお客様だけに・・・

売り場のポップには単に「コンビニ限定」とのみ表示されていた

もともと 私も愛してやまない「プレモル」だけに買ってみたのだけれど

通常の350ミリ缶に対して 単に容量が20少ない330ミリ缶 それだけのこと!

やり場のない怒りとも虚しさとも悲しさとも そうであって無いような

自分でもどこから来るのかよくわからない感情が湧いて

その 「不愉快さ」 が後味悪く いつまでも心に残った

「またまた!20ミリリットルくらいの違いで、小さいこと言って!」と

思われるかもしれませんが これは私の狭量さ セコさばかりとは言えないはず

漠然とした中にも そんな感覚がありました



*  *  *



それはなにゆえなのか? ビールで酔った頭で考えてみる

そもそも350とほぼ変わらない 330というサイズが必要なのか?

まあ 減量によって価格も若干下がるので

それによって他銘柄との価格競争力をつける 他の購買層にアピールする

といった理屈はあるだろう そういったソチラの事情に乗せられるのも不愉快

だが それ以上に私を不愉快にさせたのは 私のように既に何度も買っている人でも

きっと 「いつも」 との違いに 「気付かずに買わされてしまう」のではないか?

それに起因する不快感かも知れないな と思った

実際 並べてみなければ 330も350も大きさの違いは大抵の人は気付かないだろう

ひょっとすると「お、プレモル少し安くなった」なんて・・・まあ それは深読みし過ぎとしてもね


この年齢層に受けるのは・・・ とか  ~円から~円くらいの価格帯のものを中心に・・・ なんて

そんな どっかの 「層」 にはめ込まれて マーケティングやら 売り上げ予測やら

誰かの思惑や 見込みが 透けて見えるように感じては 飲む酒もまずくなる



*  *  *



ただ 自身を含めて そんなものから逃れるどころか 塗れているようにも思います

ネットで最安値を探して ポイントを付けて クーポンをゲットして

携帯電話の買い替えなんて 普通の人じゃもうどうしたらいいのか わからない領域です

二年過ぎたらどうの 自動更新とか違約金とか きっと書いてあるでしょう小さな字で

説明も受けたのでしょう憶えてないけど

過剰で複雑な仕組み作り 普通の感覚を持っていれば戦う前に戦意喪失かも

わかっちゃいるけど 疲れますね いい加減・・・ 

情報・情報化は 使い方によっては均等化 公平化をもたらしますが

現状では個人のレベルにおいても 差別化を助長する方向にも向かっているように思われます

自由化だとか自己責任といった言葉を纏わせながら・・・知ったもの勝ち?



*  *  *



昨年 ひとに頼まれてパソコン一式を見繕ったのですが しばらくして

「どうせなら最新のにして欲しかった」 と言われました

なんのことかと思いきや 丁度パソコンを求めたのがウィンドウズ8の発売直後

事務仕事で使うとのことであった為 安定性などを考慮してウィンドウズ7機にしたのですが

どこからか新発売の話を聞きかじって 「古い安物をつかまされたのでは?」と考えたらしい

「出たばかりのOSは不安定ですし、アプリケーションが動作しないものも・・・」

なんて言ったところで OS もアプリも 当然言葉すらご存じなく

理解も判断もできず 情報も知識も無いし 疑心暗鬼に駆られるばかり

結局 「だまされないぞ」という思いと

最終的に判断するのは 「あの人の言うことなら・・・」

まさに徒労感と虚しさばかりが残る出来事でした



*  *  *



まあ オレオレ詐欺だっていまだにある訳で 騙されないって用心するのも大事でしょう

ネットだって 検索だって うまく利用すればいい

けれど その行き着く先が 他人への疑いの目であったり 粗探しばかりではね

それじゃあ 「信じる」 という気持ちと引き換えに

いったい 何が得られたのか どれだけトクをしたのかと考えてみると

なんだか 虚しく 悲しい気持ちになってしまいそうです



*  *  *



「おっとっと!」


グラスから溢れんとするビールの泡に慌てて顔を寄せる



「トットットッ」


升に据えられたコップの縁を 一升瓶から注がれる酒が乗り越えて 升をも満たしてゆく

摺り切り一杯 表面張力に透明な波 揺れて・・・



満足感とは単純なもの



酒飲みはそんな風でありたいものです







「 Love Bites(So Do I) 」   HALESTORM