雨に想う~命の水

睡蓮鉢の中の ちいさな宇宙
水が はぐくむ 命がある
連日の雨に 憂鬱 なんて 画数の多い文字を
あちこちで 見掛けるし
雨=水 は あまりに 身近すぎて 忘れてしまいそうだけど
これ無しでは 生きられないのは 鉢の中の めだか だけじゃない
地球上の水の 97%は 海にあって
淡水は 3% そのうち 飲用に適するものが 1%だそうだ
飽きもせず 降る雨に 感謝しなくては
日本で 自給できる 資源は 水 だけだ という意見もあって
逆に 豊かな中で 無頓着になっているかも しれません
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近年 時折 見聞きすることもある
「雨水利用」
限りある水資源を 大切にしようと 取組まれているが
その際 最初に 問題となるのが
「初期雨水カット」
降り始めの雨は 大気中のゴミが 一緒なので 汚れているのだ
その汚れを どう 取り除くかという 問題
原子力発電所の モニタリングデータで
雨の降り始めに 放射線量が上がるのも 同じ理屈
環境について 考え始めると 既に 思ってもみない所まで
自分たちは 来てしまったのではないか… そう感じさせられることも
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本来 無色透明 無味無臭 そんな 命の源ともいう 水なのに
「 汚染水 」 だなんて
水には もっとも相応しくない 文字が くっつけられている 現実
繰り返される 報道に まるで 昔からあった 言葉のように
使われているのも やるせない
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考えてみれば 今回の 端緒となった 津波も 水 である
原発も 巨大で 複雑で 核のエネルギーまで 使っているが
やっていることは 水を沸かしている 大きな ヤカンだ
めぐり めぐる 水
自分の体を 循環する 水を 汚さないように
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詩人の T・S エリオットは アメリカの大河 ミシシッピに 生まれ育った
ハックルベリー・フィンの 舞台ともなった この豊かなる大自然
その もう一つの顔を <強力な褐色の神> <川の神> として歌っている
たくましく陽に焼けた神 - 気むずかしく、荒々しく、懐柔されない神 -
己の時間に従い、己の怒りを忘れない破壊者。
人間が忘れようとすることを思い出させる神。
<機械の神> のみを 信奉する 人間への 戒め
水の器~あぢさゐの花

天と地を めぐる 遥かな 水の いとなみは
六月に 課せられた 夏への 捧げもの
すべてを 潤して すべてを 新たにす

天と地の あわひに 静かに ひらく
水の器(Hydrangea)の 名を戴く アジサイの花
めぐりゆく 水の 流れは
なにゆえ おまえの あざやかな 器で
ひととき とどまる事を 願ったのか

ときに 青く また 白く うすくれないに 染まりゆく
ひとりでは 咲かぬ おまえは どこか 淡く
とりどりの どの花も 水の色を 映している

今日の日も 雨が 降る
濡れた コンクリートの もの憂げなる 勾配
この胸にも ひらく 花があるならば
降る雨に 憂鬱の 差し色で いかなる 色と 染まろうか
天ふかく 陽の道ありぬ あぢさゐの 露けき青の 花群のうへ
高野 公彦

Earth at Night

Earth at Night (NASA制作 画像をクリックして拡大してご覧下さい)
今夜は 皆既月食 ですね
もし 月に 誰かが 住んでいて 灯りを点けていたら
こんな風に 見えるのでしょうか ?
この画像は 2000年に 撮影されたもの
日本列島は 地図で 見慣れたままの カタチを 光が 象っています
発展途上国 紛争 飢餓 貧困に苦しむ地域は
海に沈んでいるかのよう
現在の 日本列島は この時より 少し 薄暗くなっているでしょうか ?
富の偏在は 光の偏在
けれども
本来 夜とは 暗いもので あったのですよね
↓動画で