ビア・シン!

この夏を 如何にして 乗り切るか
今や 国民的課題と 言っても 過言ではない
この問題に ひとつの 答えを 求めるべく
微笑みの国 仏教の国でもある タイ
一年を通じて 30度を超え 雨季も長い この国に
学んでみた
シンハービール
ラベルには タイの 古代神話の 獅子が 描かれた
国の 代表的な 銘柄
暑い夏に 辛い タイ料理を 食しつつ
大汗を 掻きながら 飲む シンハーも うまい
氷を入れて 飲む スタイルも
勢い良く 飲み干す 夏には お似合いだ
褐色の ボトルの 肌に 光る 玉の汗
その 肩から ひとすじ すっと
目にも 涼しく 流れ落ちる 雫
注がれた グラスの はじける 泡ごと
一気に 流し込む ほろ苦き ノド越し
結論
夏は やっぱり ビール!
暑いからこそ わかる 美味さがある
節電にも 努めながら
この際 銘柄にも こだわらず
( でも できれば ナマ で )
強い 意思を持って 灼熱の 夏を 飲み干す!
今年も これで 乗り切ります!

風景観察官

宮澤賢治の 詩には
一風変わった 職業 職種 役職名 官職名 が
タイトル として 付けられたものが 少なくない
「風景観察官」 も そのひとつ (一部抜粋)
・・・・・・
あの林は
あんまり緑青(ろくせう)を盛(も)り過ぎたのだ
それでも自然ならしかたないが
また多少プウルキインの現象にもよるやうだが
も少しそらから橙黄線(たうわうせん)を送つてもらふやうにしたら
どうだらう
・・・・・・
自然の風景の 色の構成などについて 観察しては
林の 緑青の色が 強すぎる などと言う・・・
初めて この詩を 読んだ時
なんて ステキな 職業! と 思ったものだ

残念ながら 私の元に 採用通知は 届きませんでしたが
今日も 夕焼けの 空と 雲と 光と 色と
染まり具合を しっかり 観察
ボランティアですw
今日は 台風の影響か 一日 強い風が 吹いて
そのせいか 空の青が いつもより クリア
透明な 薄手の グラスに 注ぐ
ソーダ水 の色
空を 褒めて おきました
最後に 職業タイトルの 賢治の詩を もう一つ ご紹介
・・・・・・
「政治家」
あっちもこっちも
ひとさわぎおこして
いっぱい呑みたいやつらばかりだ
羊歯(しだ)の葉と雲
世界はそんなにつめたく暗い
けれどもまもなく
そういうやつらは
ひとりで腐って
ひとりで雨に流される
あとはしんとした青い羊歯ばかり
そしてそれが人間の石炭紀であったと
どこかの透明な地質学者が記録するであろう


