一疋の青猫 -129ページ目

旅の記憶4 ~おしまいに


IMG_2149_美幌峠



フルレンジ メ一杯の 広角も 納めきれやしない

いいや

フレームに 上手く 切り取ろう なんて 余計なこと

正面 向き合って 眺めていれば 感じていれば それでいい

高層階の ラウンジの 煌びやかな 夜景だって ちょっと これには 敵わない




ただ 単に

傍から 眺めているのではない

この 雄大にして 寛容なる景色は 人も その中へと 包み込んでしまい

いつしか 人を オープンマインド 寛容なる精神へと 導いてくれるよう


大きな風景は 人の 気持ちさえも 大きくするね

これこそが 北の大地の 一番の 魅力かも知れない



IMG_2031_ウトロの港


そろそろ 日の入りだ

何度も

何度も

繰り返し 眺めた

オホーツクの 海に沈む 夕陽も


IMG_2658_十勝の夕景


縦の線と横の線

緑色と黄金色

パッチワークの 平原を

いっぺんに 染め上げては 丘の向こうへと 帰ってゆく 夕陽も



それらの どれも これもが



私の歩みを止める

立ち尽くす

息を呑む



最後の 光の ヒトカケが すっと 溶けて 消えるまで

露わになった 私の心を 繋ぎ留めている



暮色 くれない

慈愛の色に 包まれて

私は

もう

祈るしかないような 気持ちになる




無言のままに・・・




暗き 家路に 豊穣なる 無窮の大地を ただ ただ 想う






・・・・・・・・・






北海道編、長々とお付き合い下さいまして、ありがとうございました^^


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旅の記憶3 ~水のある風景


IMG_1750a_道東



北海道東部 いわゆる 道東の夏は

濃霧に 覆われて 気温の上がらぬ 日も多い

この特異な 気候によって

釧路湿原に 知られるような 独特の 風土も 生まれた

そこは

水と陸の狭間 遺伝子の宝庫 多様なる生態系



水こそ 命の起源



IMG_1689a_道東



ワタスゲの 湿原も 立ちこめる霧に 包まれて



IMG_1728a_道東

IMG_1721a_道東

IMG_2484a_道東

IMG_2510_道東



森の散策は 雨具無しでは すぐに びしょ濡れ

けれど

緑は 生き返る

天然の ミストサウナに みんな うれしそう



IMG_2511_道東



屋根に 降り注いだ 雨も



IMG_1840a_道東



溶けだす 真夏の 冷蔵庫も



IMG_2222a_道東



低きへ 流れる めぐり めぐる シンプルな ルール

水を 汚すことは 我が身を 汚すこと



雨に 濡れちゃいけない なんて

悲しすぎるね



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これだって 水が命 ですからね!






旅の記憶2 ~木のある風景


IMG_2390_道東の木と空と




北国は 朝の訪れも 人も 早く

短い夏の 限られた時間 光を 惜しんで 働いている

いずれ一面 みどりの野となる 牧草地 その 起された 黒き土

朝日に 目覚め 大地が 白き 息を吐く








IMG_2146_道東の木と空と



朝靄が 晴れて 幾分 空 高く

流れる雲の 立ちたるは どこまでも 続く 無限舞台

飽くことなく 眺めるは 流麗 なる 不定形

生まれて 自在 その姿 移ろいて 消えるも 夢幻 その果ては









IMG_2572_道東の木と空と



やわらかなる 新緑の 碧と 空の 青

差しだす 梢は 空の高さと 雲の早さを 語らしむ

光を受けた その肌は 冷涼なる 北の樹種なれば 白く 輝く

風に揺れ 木陰をつくり 根をめぐらす 立ち姿








IMG_2183_道東の木と空と



寝転んで 仰ぎみる空 ささやき合う 木の葉の海に 浮かぶ空

呟きが 微かに 風に ひらりと 舞って

誰に届くか まだ 青き 若葉の 一葉 懸想文

光に 透かす 葉脈の文字 恋の まじない 解読す









IMG_2644_道東の木と空と



二本の 木々が 寄り添い合って

祝福の 光の粒が 降りそそぎ まばゆく その身を 包みこむ

いつしか ひとつ

ひとつになって



まるくて 大きな

まるくて 大きな

ひとつに なった 影絵の木 


 





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