一疋の青猫 -124ページ目

時として


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時として 月に


思い詰めて 乞い願うも


何時でも 月は


無言のままに


水面に 工場の屋根に 鉄塔に


みな 等しく へだてなく


ただ 蕭々と 降り注いでいるばかり・・・





・・・・・・・・・


つい 数日前の 横浜港に上る 月

どの空にも 月は 懸かる

月を 眺めて うれしく 憂いて この星を 知る





遠雷


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遠雷が 鳴り 雲が はやい


みる間に


翳りゆく


午後の 部屋に ひとり


窓辺に置かれた 鉢植の 木々は


色を失くした シルエット


空調を消して


青白く 光 はしる 空を見上げ 耳を 澄ます


飲みかけの ハーブティ


グラスの 氷が からん と まわる


ひと夏の 出来事が


仄かに 浮かび上がる




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昨日までの きらめきも 喧騒も 灼熱も


何事も無かったかのように


季節も 出会いも


いつも 突然 前触れもなく


現れては 移ろい 消えてゆく


その


残照を 残り香を


留めおこうと


するも


時 すでに 遅く


すべての ものたちは 溶け合って ひと色に




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けれども


それは まぼろしで 無く


洗い晒し 捲り上げた シャツの 肩のあたり


夏の刻印は 確かに 刻まれてある


雷鳴より 強く 窓を 打つ 雨


伸びゆく 植物のつるは 限りない欲望


その らせんを 逆さまに 辿るように


もう一度


ゆっくり ゆっくりと


思い返してみる


夏の


記憶


からみ易い髪 と シーツの海


どこまでも どこまでも


落ちてゆく


深き


快楽


・・・











「霧雨で見えない」 Hi-Fi SET

山本潤子さんの声って、この雨のように涼しげ。

涼 夏 。





浄妙寺~石窯ガーデンテラス



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浄妙寺は 鎌倉五山に 位する

臨済宗 建長寺派の 古刹

真夏の やや 風の強い 昼下がり

その敷地内にある 石窯ガーデンテラスで 遅めのランチ




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その名の通り

石窯で焼いた自家製パン

イングリッシュ・ガーデン

それを眺める テラス席

鎌倉の 山懐に 抱かれて ゆったりとした時間が 流れる

庭から眺めた その 建物は

その昔 貴族院議員の 館であったもの




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料理を待つ間 庭を散策するのも良し

今日は 「鎌倉野菜と鎌倉ハムのサラダ仕立て」 をいただいた

しかし ここに関しては この空間の ひろがりこそが なによりの魅力

どこも 狭く 混み合う 鎌倉らしからぬ(笑) 空間だ




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もちろん 本堂の 参拝もお忘れなく

おおらかな 屋根の勾配 淡い 色合い

やさしい 趣の 御堂です 丹精された 庭も 見事




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その 脇には 枯山水の 庭園を 臨む 茶室

こちらで お抹茶を いただくのも よいでしょう



ゆったりと 自然豊かな 鎌倉を楽しむのには おすすめです