おやすみ、かあさん

東池袋・あうるすぽっとにて 舞台「おやすみ、かあさん」('Night,Mother) 初日観劇
学生時代 この近くに住んでいたけど 変わったのか変わらないのかも わからない(笑)
もうずいぶんと 昔のことになってしまって・・・
「おやすみ、かあさん」は 原作:マーシャ・ノーマン 演出:青山真治
舞台は 40歳バツイチの娘と 60歳で連れ合いを失くした母の 二人芝居
母親役は 狂気の女優とも言われた 白石加代子
娘役が 中嶋朋子 かつては 「る~るるるる・・」と ぷくぷくの幼児体型で
キツネを呼んでいた蛍ちゃんも 後年は ちょっとキツい感じになって
役どころとは言え 見ていて少し 辛くもありましたね
(正吉は帰って来たかな・・・)
そんな 二人は 割と似たタイプの役者かも知れません どちらも情念を感じさせて
物語は 孤独や不安、あきらめに 自殺を決意した娘と それを引き止めようとする母
そんな二人の会話で進む ある夜の 数時間の出来事
子供の頃の思い出 別れた夫 亡くなった父 通じているようで すれ違っていく二人の会話
ただ 一貫して変わらないのは 娘・ジェシーの決意
そんな娘に 「ずっとあんたといたのに、そんなに孤独なんてわからなかった」と呟く母・セルマ
やがて 娘の決意を 受け入れてゆく
戸棚にしまった物の在り処や ゴミ出しの日・・ 母親のため それらの「日常」を整理して
いつも通り 「おやすみ、かあさん」と呟いて ジェシーは自室へ去っていく 拳銃を持って・・・
・・・・・・
ジェシーには 持病や 孤独や 不安は あるにせよ
明確な わかりやすい 自殺への動機になるようなものは 見えにくい
むしろ 同年代に生きる者としては よくある像 のように思える
時代を語るに 「閉塞感」なんて言い方は もうずいぶんと 古くさいものになったけれど
やはり 共感するところとしては
良くも悪くも 積極的になれない なりにくい 生きにくさと言おうか
時として
激しい痛みや大きな苦悩よりも
希望の無さというものが 人を追い詰めるのかもしれませんね
●「おやすみ、かあさん」
日程:2011/11/26~12/04 あうるすぽっと(東京)
2011/12/06 りゅーとぴあ(新潟)
2011/12/10 兵庫県立芸術文化センター(兵庫)
「歌姫」 中島みゆき
※ 握りこぶしの中に あるように見せた夢を・・・


