2020年COVID-19爆発か(33)
ハラりさんを始め、様々な動きがあるようですが、どうしても
お金のことになるようです。寄付したり、経済が疲弊し生活が
難しくなっても生きることだけは出来るように工夫したりするこ
とはとても良いことです。それが個人の力ではなく政府、国家
の力でなされると話は変わってきます。
制約、条件、規制、手続き、好みの問題がが次々と発生し、
個人意思は大幅に制限されます。これって西欧精神の破壊
行為です。西欧は自分のことを考えるから自由なのです。人
のことを考えると自由は消えます。人のために良かれと思って
何かをすると相手の自由を奪うことになります。人に救われて
その人の悪口を自由に言える人は少ないです。国家に救わ
れて国家の悪口を自由に言える人は少ないです。
そうして国家の進歩は止まるのでしょう。感謝の心で生きる
でしょう。社会は活力を失い、役割で動く社会になりかねませ
ん。それはそれで美しい社会なのでしょうが、どうでしょう。
勝手に間違ったことを言うと批判され、勝手に行動すると規
制されます。新々コロナの時はすべて制限されますが、ベー
シックインカムは保証されるので、貧困で死ぬことはありませ
ん。じっと生きて疫病が止むのを待つのです。こんなことを人
間が出来るのでしょうか。人類の歴史から見ると出来ません。
それでも、誰かが言うでしょう、「あいてーなら出来るかも。」
IT社会の実現です。宮沢賢治ならこういうでしょう。「制約にも
負けず、規制、手続きにも負けず、コロナにも負けぬ丈夫な体
を持ち、好みはなく、いつも感謝している、…そんなものに私は
なりたくない。」
2020年COじVID-19爆発か(32)
一ヶ月も書いてきましたので、纏めておきます。私の意見は
「政治は疫病を解決できない。疫病を解決できるのは科学的研究のみ。」
というものでした。しかし、政府は動いたので新たな問題が発生し
ました。経済的混乱です。困った政府は早急に緊急事態宣言を解
除しようとしています。特に東京が動かないと困るので、25日解除
だよと言って、人心をなだめています。それしかないでしょう。
考えてみると。<1週間で人口10万人あたり0.5人未満程度>とい
う条件は誰がチェックしたのでしょう。正しいのか、根拠は理論か、
実験か、過去の経験かすら分りません。経済が崩壊しそうなので
作っただけでしょう。
鎌倉時代の様に何か動いてみて神風期待という感じです。再発し
たら、しょうがないですますらしいです。でも、この緊急事態は止め
るしかないのでやむをえないでしょう。
再発したらまた同じことをするのでしょうか。今度はほおっておくの
でしょうか。ほおっておいて、医学に任せるのが良さそうです。我々
としては、みんなの願いが通じてCOVID-19はきっと止まる。明け
なかった夜はないし、終焉しなかった疫病もないのだもの。
論調がシニカルになってきたので、観点を変えます。今回多くの知
識人が意見を述べています。傾聴すべきものはあるのでしょうか。
特に、飲食、芸術、スポーツ関係の方は「そんなものは要らない、
具体的に何とかしろ。」でしょうが。なんともならないので、観点を
変えてみることにします。
2020年COじVID-19爆発か(31)
これを書いて一ヶ月経ちました。新型コロナ騒動が起きてから
半年、日本で患者がでてから四カ月です。生活は凄く不便にな
っています。私の場合はコロナのせいではなく政策の所為で不
便です。学校は臨時休校しているし(6月1日から再開予定)、カ
フェは閉まっているし、図書館も閉まったままです。東京にも出
にくいし、他県にも行きにくい雰囲気です。政府とマスコミが束に
なってキャンペーンをすれば根拠のない政策が通ることを知りま
した。七十五年前もこうだったのでしょう。あの戦争は負けました
が今度の戦争(誰かが、これは新型コロナとの戦いだと言ってい
ました。人類が勝ちオリンピックを開催すると宣言していました。)
そうなって欲しい私は疑心暗鬼ながらもしょうがないかなと思っ
ていましたが、最近、根拠のない発言が増えてきたので、おやっ
と思っています。いわく、第二波が来る(根拠は?)、終息してき
ている(経済を犠牲にして流れ、接触を止めているからかも)、
治療薬は開発が進んでいる、ワクチンはこの秋を目途に…、本当
でしょうか。その度に安心したり、心配したりするわけです。
いっそ、よくは分らないけれど、みんな頑張っているんだで纏めて
ほしいような気がします。期待しないで今出来ることをやる、科学は
あてにできないので結果を見て考えよう。誰も、分らないで言ってい
ると言う感じがします。立場上何か言っていれば当ることもあるでし
ょう。そんな人がマスコミで増えてきました。きっと、真にウイルスを
研究して、その生活史、役割をよく知っている人は発言の機会もな
く地道に動いていることでしょう。
2020年COVID-19爆発か(30)
新型コロナウイルスについてはよく分っていないだけに、新
しい情報が適宜伝わってくるので、それに応じて書き換えが必
要になってきます。今日は、夏になっても新型コロナウイルス
の感染は減らないだろうという実験が出てきました。
それを踏まえて今回の日本の対応について考えてみましょう。
まず始めに緊急事態宣言です。この法的拘束力を持たない発
表にマスコミが乗ったのが驚きです。政府が官報で宣言すれば
よかったのではないでしょうか。この宣言が正しいかどうか誰も
確認していません。問題は死者が国家の安全を脅かすほどに
増えたかでしょうが、そうはなっていませんでした。政府が勝手
に動きマスコミが追従すると言う図式は75年前に失敗したもの
です。
かと言って、ことは病気です、手遅れになれば重大な人的損
害を被ると言う懸念があります。だから、国家の安全を脅かしか
ねないと言う根拠が必要でしょう。その手続きは取られません
でした。政府が立案し国会が承認すると言う手続きがなかった
ので、極めて恣意的になされたような気がします。恣意的にな
されたものは上手くいけばヒーローを生みます。
失敗した時は国民が泣くばかりです。今回国民は泣いている
のでしょうか、ヒーローは出たのでしょうか。ヒーローになろうと
言う人は出ました。国家としては極めて危ない橋を渡ったような
気がします。この賭けの結果は2~3年で出るでしょう。その時
に「やったー」と行って笑えるようならいいですね。
2020年COVID-19爆発か(29)
COVID-19については治療的なレベルでの動きが中心にな
り、ワクチン、治療薬を待つ段階に入りました。そうなると、科学
的な問題はすべて棚上げになります。それはやむをえないことな
のですが、問題は解決したわけではなく今年の冬から始まるかも
しれないCOVID-20に備えておく必要があるでしょう。そこでもう
一度、科学的な問題、毒性、ウイルスの生活史を扱うことになりま
す。新型インフルの様にさっぱりと消えてくれればいいのですが
備えておかないと、この春に起ったことを繰り返すことになります。
今回の対策が政治的であっただけに、ことは非常に厄介にな
る可能性があります。昔の様に手に負えんと言ってほっておく事
は出来なくしましたので、対策しないといけなくなります。もし今
回とまったく同じ経過を取ったらどうするのでしょう。
今回、被害を受ける人と、受けない人がはっきりしてしまったの
で、どういう政策を取るのか政治戦になりそうです。今回経済がど
こまで落ちるのかはその時にはすでに分っているので、覚悟して
対策するか、全く対策しないか微妙になりそうです。恐らく無条件
の金配りは選べなくなっているので、今のうちにきちんと計画して
おかないと悲劇的なことになりそうです。
きっと、「その時にならないと方針は決まらないよ、ウイルスがどう
なるか分らないし」という意見が大多数でしょう。人類が知識を増や
したばっかりに、(勿論完璧ならいいのですが)要求水準が上がり、
政府は苦しめられそうです。
こんなことをしていると経済はやみくもに生産を増やす国家に
負けてしまいそうです。運のいい国家が勝つというルーレット経済
が席巻しないように祈るばかりです。
2020年COVID-19爆発か(28)
COVID-19騒ぎもいよいよ終盤となり(人間としては)、どう決
着を付けるか決める時期になりました。人命第一で始まったので
すが、様子も大分分ったので、今度は経済について考えようと言
うことです。当然もとに戻そうとしますが、最初が無茶な動きだっ
ただけに難しそうです。2~3年かかるという声もあります。特に
日本は公式な死者数が千人以下なので、その理由を確定しない
と何のための政策だったのかと言われ反動が出そうです。
マスコミが囃し、政権が利用し、専門家が乗せられた今回の新
型コロナ騒動の図式は東日本大震災のときの原発事故とそっく
りで驚きます。あのときは、原子力の平和利用を囃し、政府が積
極的に推進し、工学者が賛成しました。事故のことを憂慮する
憂鬱な哲学者は呼ばれず、事故はおきました。前回の被害は福
島県だけでしたが今回は日本全体、もっと広く言うと欧米社会全
体です。
ポジティブな指導者が世界をリードしました。明るい言説と深刻
な現実のギャップはどうして生まれたのでしょう。誰がそれを望ん
だのでしょう。明るい指導者は「それは、選挙民が望んだのだ」と
いうでしょう。民主主義ではすべての事柄に対する最終責任は選
挙民が取ります。指導者が悪いと思えば選挙民は指導者を変え
ることも自由ですし、そのまま任せることも自由です。
今回の事件でどう判断するか、この事件が決着したら、次はそ
の判断を選挙民がする事態になっているようです。
2020年COVID-19爆発か(27)
COVID-19による死者数データの動きを見ると、あと2~3週間で
死亡者はいなくなりそうです。ということは、新規感染者は今週で
ほぼいなくなるということです。すると21日で緊急事態は解除され
そうです。とんでもない弊害を生んだ今回の措置でしたが、それも
あと少しということになります。
そうすると問題は社会の活動の回復ですが、観光、飲食業がネ
ックになりそうです。交通は徐々にしか回復しないので製造業が
どの様に元の水準に戻せるのか微妙なかじ取りが難しそうです。
取敢えず11月末までの6ヶ月全力で働いて元の状況にどこま
で近づけるかが肝です。12月に新型コロナが再発しない保証は
ないのですから、それまでに医療を含めどこまで対応できるかで
す。人の動きを止めることに比べて動かすことは緻密な計画を必
要とするでしょう。こういう時こそ政府、官僚の能力が問われます。
12月からの第二波が来るかどうかは分りませんが、それに備え
て何としてもこの6ヵ月で出来ることをやる、とりわけ医療、官僚、
教育関係者の能力が問われます。教育は恐らく完全に崩壊した
であろう学習習慣を3ヶ月で元に戻せるかがポイントだと思いま
す。
こうなって見ると、生物兵器にも似たウイルス性疾患の対策を
しっかりシミュレートすることがこれからの世界の課題の様な気
がします。出来れば軍以外の組織がこれを行ってほしいもので
す。東京オリンピックに間に合わせるならあと 1年ちょっと、心
配なところではあります。もし成功すれば人類に新たな可能性
が開けるような気がします。
2020年COVID-19爆発か(26)
今、皆固唾を飲んで見守っているのが、新型コロナウイルス
の動向です。誰も正確な予想が出来ないでいるように思えます。
日光に弱い、気温の高さに弱いと言うのはどうなったのでしょう
か。新規感染者数が減っているところを見ると素人なら言えそう
ですが、専門家は言えないでしょう。また外したくないからです。
最近、川崎病状の疾患が見られるようです。どうして血管に
異常が生じるのでしょう。ウイルスはどこからどのように血管に
入ったのでしょう。もしかしたら腸から血管に流れ込んだウイル
スが血管を攻撃するのでしょうか。
日本では出口は見え始めています。21日には緊急事態は解
除になるでしょう。その後患者数は減少するでしょうが、万一少
し増えても、今度は誰も人命第一とは言わないでしょう。経済崩
壊の危険が目の前に迫っているからです。ウイルスに政治で対
抗すると予想以上に高くつくことを人類は学びました。
今、世界は人道的であることと経済的であることとの葛藤のど
真ん中にいます。人道的に始まったCOVID-19への対応は経済
的に終わることになりそうです。これからの経済は今回の損失
をどう取り返すかの戦いです。2020年五輪が無事開催されて
欲しいものです。日本は開催国ですのでCOVID-19にならない
食事、薬を是非開発してほしいものです。日本の死者の少なさ
を見るとヒントは以外と近くにあるのではないでしょうか。
2020年COVID-19爆発か(25)
新型コロナウイルスは今の段階では完全に爆発したようです。
被害は患者450万人、死者30万人2なっています。経済的被
害は千兆円位です。問題はこれがこの先どこまで増えるか分ら
ないことです。
人類はこの手の恐怖に弱いので世界中で厄介なことになって
います。どこの国も被害を減らすのに躍起になっています。この
態度は正しいのでしょうか。恐怖から生じるコストはいくらなので
しょう。全く恐怖しないと、被害は一体いくらになるのでしょう。
この比較をしながら対策を立てないと、いたずらに被害が増えそ
うです。すべきことは被害を最小にすることでしょうが、ここに現
代社会のジレンマがありそうです。正しい方針を選ぶと政権が
滅びるなら、政府は支持される方針を選ぶでしょう。
誰も正解を言えない裸の王様状態が世界を席巻しています。
スペイン風邪の教訓から分ることは、あと三年後にはすべて
は元に戻るでしょうが、今のままでは世界は変容する可能性
があります。昔は、コントロールできないものには、逆らわない
と言う智恵がありました。現在は皆がコントロールすることを
期待しているだけに、大変ですね。科学が進歩するのはいい
のですが、科学の進歩は期待しないと言う態度もまた大事で
はないでしょうか。
2020年COVID-19爆発か(24)
今回の新型コロナ騒ぎではいくつかの教訓があります。
①国は前回の新型インフルエンザの時に何故備蓄対策をしっか
りやらなかったのか。何に予算を使っていたのでしょう。軍事費
でしょうか。
②日米首脳とも国を第一に考える人ではなかったように思われま
す。受け狙いのふざけた人間性はいざ事件が起きた時は無力
です。軽い言葉が特徴です。選挙民がそれを望んだのかも知れ
ません。タレント張りの滑舌かな。
③専門家と言われる人の安易な言葉遣いが騒ぎを大きくしている。
日本では「これから1~2週間が急速な拡大に進むか終息出来
るかの瀬戸際だ」という言葉は結果から見ると嘘だった。
④生物兵器の有効性が立証されてしまった。自国民を自然免疫に
してから、観光客として送り込めば半年は効果がある。今回は特
に欧米人を選択的に標的に出来ることが分った。
⑤他国の経済に打撃を与えることが分ったので、それなりの準備
をして(マスクなど)仕掛ければ10倍の値段でも売れる。
⑥アメリカが中国を敵視して経済戦争を挑んでいたときにこの
疫病が流行って、アメリカが人口、経済に大打撃を受けたのは
単なる偶然かどうか考えさせるものがある。
⑦観光立国に頼る国は世界の疫病情報に精通して常に対策が
出来るようにしておくことが大切そうである。科学教育がより広
範に行われる必要がありそうです。
そんなことが感じられる今回の騒動でした。