12月15日に新月が射手座で起こりそれは皆既日食となります。




 

普通の新月は1か月に一回ほど起きて、その効力は次の新月までですが、日食はおおよそ半年に一回起きるので、その影響力も半年ほどと見ます。

 

日食は新月の強化版とも言えてパワーが強いのですが、月が太陽という自己の象徴とする光を遮り、隠されるということもあり、思ってもいない状況に投げ込まれるといった意味が出てきます。

 

新月で願い事をして満月にかなえるといったことをする、月の満ち欠けの利用法があるのですが、日食の影響は願った事(自分の意志)にそった結果が出る性質ではないので控えておいたほうがいいかもしれません。

 

新月はスタートで満月で結果がでるといわれているので、日食はスタートです。

 

満月のほうは人々の気分や感情を象徴するのですが、新月のほうは意志を持って未来に向かう性質があり、日食の影響はどちらかというと社会の情勢などとの関連が強く出てきます。

 

日食と月食の時期には新しいことを始めないほうがいいとも言われています。

 

日食、月食は計算上連続して起こります。

 

11月30日に月食

で今回の日食が続くので、この時期にはエネルギーが強すぎて敏感な人には、疲れが出てくるかもしれないので、やはりおとなしくしておいていいかもしれませんね。

 

 

 

今回の皆既日食は 南太平洋からチリ、アルゼンチン、南大西洋にかけて月の影が地球を通ります。

 

日食が観察できるエリアでは特に影響を受けることがあるので、これらの地域がクローズアップされるようなことがあるかもしれません。

 

 

 

 

そしてこの射手座の皆既日食の解釈なのですが、太陽と月がサウスノード(ドラゴンテイル)側にあり、サウスノードはたまっていたものを吐き出す作用があり、射手座は情熱をもって冒険をする星座です。

 

射手座が居住地である木星は山羊座の最後のほうの度数にあり、土星はすぐ近くにあります。

 

山羊座は決着をつける意味合いもあり、土星は終了を表します。

 

山羊座は土星の居住地であり、土星の意味合いが強くなり、度数が最後のほうにあるということも山羊座の中での最終地点にきているということで終了させるといった意味合いが強まります。

 

 

太陽と月が牡羊座の火星とトラインという調和した角度で、射手座のやる気をさらに強めて、終了させることへのエネルギーがつぎ込まれているように見えます。

 

2020年を通して世界中の人達がつまづいてきた現状を、そろそろ決着させるために情熱を持って強い力で行動をすることが表されていると考えられます。

 

 

水星が具体的な行動をするのですが、牡羊座の火星とタイトな角度でトラインで日食ポイントであるサウスノードと重なっています。

 

そうなると水星は火星の勢いとサウスノードの排出力が加わってパワフルな力を得ます。

 

さらに魚座の海王星とスクエアという緊張した角度で、水星の実行能力にぶれが生じたり、不思議な言動で皆を煙にまくといった性質も出てきます。

 

この水星はアウトオブバウンズという地球からみて、普段太陽が通る空の道筋から平均より外れる位置にあって、この状態になると、常識を逸脱するような手段が水星の実行力に表れるという意味合いが出てきます。

 

 

 

こう考えてこの射手座の皆既日食をまとめてみると

「様々な問題があったこの過去の期間の状況を収束に向かわせるために、強い力と情熱をもって飛び込んでいく。そのための手段は力技で、普段では考えられないような常識を逸脱したこともするかもしれない。

何個かの手段は全く的外れでもあるかもしれないが、最終的には決着に向かうだろう。」

ということになりそうです。

 

 

 

 

この2020年という年が占星術の星の動きも社会的にも大きな変化がたくさんあった年で、それもそろそろ終わりに近づいてきました。

 

この皆既日食の後の12月22日に時代の大きなスタートであるグレートコンジャンクションと大詰めの展開で、考えさせられることが沢山あります。

 

日食、月食期間は新しいことを始めないほうがいいと書いたのですが、グレートコンジャンクションと合わせて、長期的な視点での大きな計画などを始めたいですね。

 

 

現在は大きな時代の節目にあるのだということを強く感じます。