11月30日に満月が双子座で起こり、それは同時に半影月食となります。




 

半影月食は今年3回目ですべて日本から観察できる位置にあり、実際に天体現象を観察できるエリアではその影響力が出てくると言われています。

 

 

月食は満月の強化版ともいえて、おおよそ半年に一回起こりますので効力も半年くらいはあるとみていいでしょう。

 

強化版なのですが、月食、日食ともに地球の影が月と太陽を隠し、本来の姿を隠すことで思いもよらぬ状況の変化を起こすと考えられて、自分の意志とは関係なく変容を迫られるといったことも考えられます。

 

新月はスタートで満月は結果とみるので、何らかの到達地点にたどり着きそうです。

 

満月に特別な瞑想をするとか、願い事が成就するといったことで月の満ち欠けを利用するイベントがありますが、月食、日食の時にはエネルギーがありすぎてコントロールできない状況になるかもしれませんので控えておいたほうがいいかもしれません。

 

食が起きるときは連続します。


この月食のすぐ後の12月15日には日食が起きます。

 

月食、日食の期間には新しいことを始めないほうがいいと言われています。

 

状況が飛躍をするなどもありますが、それは自分の意志よりも大きな作用が働いた天命のようなものだと思ったほうがいいかもしれません。

 

 

 

 

 

 

さて今回の月食ですが、月はノースノード(ドラゴンヘッド)側で起きておりサウスノード(ドラゴンテイル)と比べると調和的といわれます。

 

ノースノードのほうからは吸収してサウスノードは吐きだすといったことになるので、月が表す気分は双子座が表す情報を吸収して知識によって現在の状況を把握するところに到達できそうです。




 

この月食の1日前11月29日に逆行をしていた海王星が順行に転じました。

 

海王星の逆行は理想が過剰になり漏れ出すといった雰囲気があり、嘘や詐欺といったことにもなるのですが、その理想が前向きになることで混乱の度合いが減ってくる事になります。

 

しかし、逆行から順行の切り替えでステーション状態になり、前の月食からのこの半年の間の出来事に対してじわじわとあの出来事は本当は間違っていたのではないかという思いになるかもしれません。



 

月食の双子座の月は鋭い知覚を表していて、現実に気がついたりする頭の回転のよさにつながります。

 

月がある双子座を支配しているのは水星です。

 

この水星は月食時は蠍座にあります。

 

蠍座の水星は、物事への深い探求心を表していて、奥のほうに切り込んでいって本質を理解する作用があります。

 

水星は山羊座の木星、土星とセクスタイルという調和した角度で、これは社会や正式な団体からの正しい正解を与えてくれる状況なので、「本当の情報に行き着く」という性質が出ています。

 

 

 

 

 

まとめてみるとこの双子座の月食は、「この半年間くらいの世の中の状況で不確かな、または嘘や詐欺といった情報によくわからないまま過ごしていたのだけど、いよいよ人々に鋭い真実を見る目ができ、暗いところから明るいところに出てきて何が本当かに気づかされる」といった状況になりそうです。

 

よくわからない間は嘘でも何かにすがれて気がまぎれたかもしれないです。

 

嘘でもよかったと思う人にはしんどい気分になるかもしれません。

 

それでも本当のことを知れて、そして本当の世界は厳しいのだけど、前を向いてやっていこうという人には真実に向き合うことを喜ぶかもしれません。

 

 

 

12月にはまた日食があって、今年世の中を大きくリセットしてきた山羊座の木星、土星、冥王星の配置も終わりになります。


そして12月22日の木星土星が水瓶座で会合する20年周期のグレートコンジャンクションと始まりが近づいてきている前に、この双子座の月食は事実と向かい合い理解して次に何をすればいいのかがわかってくるかもしれません。

 

 

この月食でわかったことを次のスタートのために使うのはどうでしょうか?