番外編6
説明はどうしても、専門用語が多くなってしまうので
今回は、まとめて解説を。
1.初留・ハナタレ
蒸留機から最初に垂れてくる焼酎。度数65度前後と高い
2.中垂れ・本垂れ
一番多く抽出される焼酎。40度前後で味わいと旨みがある
最後は、末垂れと呼ばれ、度数が低く臭みが出る。
どこからを、末垂れにするかで、度数、風味などが違ってくる。
3.原酒
蒸留後に、水や添加物を一切加えない、35度以上の物。
4.樽貯蔵
木の樽で貯蔵すること。琥珀色になり香りや風味が増す。
5.かめ壷仕込み
明確な定義はないが、素焼きのかめを使う貯蔵法。酒が呼吸して、マイルドになる。
6.長期熟成酒
3年以上貯蔵した焼酎が、50%以上の物。
思ったより長いので、続きは明日。
番外編5
熟成について、もう少し詳しく。
醸造酒、蒸留酒、全ての酒といってもいいかもしれませんが、
飲み頃と言う「適熟期間」があります。
特に、蒸留酒を嗜好品として飲用するために
生まれた知恵と言えます。
蒸留直後の蒸留酒は、刺激的なガス臭、渋みがあり
飲みにくいものですが、熟成させることにより
欠点が除かれ、まろやかな味わいに変化します。
熟成には、科学的熟成と、物理的熟成があります。
物理的熟成はまだ、わからない部分も多いらしいので
ここでは、科学的熟成についてだけ。
ようするに、酸化という現象が熟成とも言えます。
変化の種類は
①タンクなどの溶出物のでない近代系
②素焼きのカメなどの金属など溶出のある伝統系
③かし樽などを使う木質成分の溶出する洋酒系
が、あります。
①と②は、焼酎自体の香味成分の熟成
③はそれプラス、樽材の木質成分で、複雑な熟成をします
番外編4
昨日の続きを、もう少し詳しく。
本格焼酎の原料は、麹原料と、主原料に分けられ、主原料が種類となるわけです。
米・麦・いも・黒糖などの他、酒粕などもあり、多様な原料が使われようになりました。
泡盛は、タイ米を全部黒麹にして使う、全麹仕込で造られます。
そのため、原料によって様々な香味が生まれ、産地の特徴を作っている。
東洋と西洋の、酒の造り方の、大きな違いは
東洋は麹文化、西洋は麦芽文化と言うことは、前回述べましたが
東洋に中でも日本は、原料穀類の形状や処理法など、独特の物があり
アジアの中でも、わが国の焼酎や泡盛は
特有の品質と、スピリッツにはない麹ゆえの、複雑な味わいを持っている。
前に述べたように、わが国の酒は麹と酵母の二段階でしこみますが
これを、ひとつの容器で平行して進める
「平行複発酵」は、世界にも類を見ない発酵法で、
この方法で、アルコール分20%を超えるまで生成できるので
モロミの濃厚仕込みが可能となる。
これを、前に説明した蒸留方により、蒸留するわけです。
それを、カメや樽で熟成された物は、古酒と呼ばれ
味も、風味も一段と豊かになります。
番外編3
本日は、話しが前後しますが、
蒸留する前の、「醪」(もろみ)のついて
酒は、糖分からできます。
糖分を、アルコールに変えてくれるのが、「酵母菌」です。
この微生物は、糖分を食べてアルコールに変えてくれるのです。
ぶどうの糖分から出来たのがワイン。
米の糖分からできたのが清酒です。
ただ、ぶどうと違い、米はでんぷん質の穀物です。
そのままでは、糖の形ではないので、助っ人の手を借ります。
それが「麹菌」です。
麹菌は、でんぷんを糖に変えてくれるのです。
日本の気候にあっていて、米を蒸して温め麹菌を繁殖させ
でんぷんが糖に変わったところで、「酵母菌」に与えて
アルコールに変えてもらうのです。
これの応用で、焼酎は麦、芋など、バリエーションを増やしています。
ちなみに、ビールやウイスキーは麹菌ではなく
麦芽を使っています。
麹菌はヨーロッパの気候には合わないのかもしれません。









