成人の日だった昨日、泉涌寺山内の合同行事である 七福神巡り が行われました。
昨年から コロナウイルス感染予防対策 について山内で話し合われていたとは言え、2回目の緊急事態宣言が出されるか否かの瀬戸際のタイミングでもあり 緊迫しての開催。授与品は全てまとめて袋詰めし 笹と一緒に本山で授与するという斬新な様式となりました。
雲龍院では今年 大黒様には本堂へのGO TOを控え 小玄関に留まっていただき、ご参拝の方は台所の土間を抜けて一方通行で退出して頂くという これまた変化球な様式を取り入れてみました。お寺の生活スペースである庫裡(くり ) の場所なのですが、大黒様は普段 台所にいらっしゃいますので 言わばホームグラウンド。
「あれ?いつもと違いますよね。」と皆さん興味津々で [お宅拝見]のご様子で… 高い天井の大きな梁を見上げたり、裏庭の白梅が開花しているのを見つけて写真を撮られたりと いつもとは別の楽しみ方もあったようでした。
奈良時代、天平の疫病退散の願いを込めて奈良の大仏様が作られたとか。 令和時代は大黒様のご活躍にもおすがりしたく…。
外に出るのも憚られるようなご時世ですが、マスク姿で熱心に手を合わせられ 足早に退出される皆様方の姿を眺めながら、来年こそは福々しい福笹が ゆったりと たくさん揺れる七福神巡りが出来ることを神仏に願っている私なのでした。
福笹と朱印色紙のオンライン販売を期間限定で行っております。
詳しくは泉涌寺のホームページをご覧下さい。