写真家 水野克比古さん の今年のカレンダーの 6月には雲龍院の庭園が使われております。
お花の咲き具合は 年によってばらつきがある中で、こんなに美しいタイミングで しかも この目線! と感動しながら眺めております。
実物のサツキの開花はもう少し先のようですが、今年も頑張って! そして皆様に見ていただける状況を願っている私なのでした。
春爛漫… 枝垂れ桜が満開で 境内を華やかに彩っております。利久梅や山ツツジも負けじと目を引きます。悟りの窓 から見える 花海棠(ハナカイドウ) は蕾がぷっくりと膨らみ、サクランボの実が成っているようで可愛らしいです。
そんな麗かな陽気だった今日は、今年初めての写経会でした。
今更ですが、[ 写経かい ] ではなく[ 写経え ] と読みます。
仏教用語は日常語と ちょっと違う読み方をする事が度々あり、利益は [ りやく] ・懺悔は [ さんげ ] 。
分別と無分別は世間で使うのと全く逆の意味ですし、[ 般若 ] は般若の面の 恐ろしいイメージで聞いていたら [ 仏様の智慧 ] の事だったりと なかなか難解…。
言葉の時点で詰まっている自分に ほとほと凡人さを感じますが、常識に捉われずに疑って 疑って… 柔らか頭で物事を追求して学んでいくことが修行の一歩ということなのかもしれません。
さて、「今年最初の写経会はコロナで中止ではないかしら?」と 恐る恐る参集された会員さんでしたが、お薬師様に見守られながらお写経をされた後に ゆっくりとお花見も堪能され 愉しまれたご様子にお見受けしたのでした。
マスクが欠かせない日々が続いております。鬱陶しさが半端ありませんが 考えようでは なかなか便利なアイテムではないかと…。
先日 友人からのお便りに [コロナも地震とかも色々と怖いですが、何より今は マスクを外すのが私は怖い!] と書かれていて 「いいね」を連打したくなりました。
そんなこんなで、女性に優しい雲龍院も オリジナルマスクを作ってしまいました。
お薬師さまの梵字が刺繍された品です。
梵字は仏教発祥の地であるインドの古い文字で、その一文字は仏様の御姿を表し 様々な功徳を与え 災難から救うパワーが宿っていると言われております。
そして雲龍院のご本尊でもあるお薬師如来さまは私達の心と身体を守って下さる仏様で、病気治癒、健康長寿、災難除去、安産祈願の御利益をもたらして下さるということで 最強のマスクになっております。
MとLサイズ。白とネイビー、Mサイズにだけピンクもあります。