「Reminiscence/レミニセンス」と、記憶映画の傑作「Memento/メメント」 | きまぐれWalker2

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今日の映画特集はいわゆる“記憶遡りもの”
ヒュー・ジャックマンの「レミニセンス」
このジャンルの傑作との呼び声高いビックリマーク
2000年のアメリカ映画「メメント」です

 

 
「グレイテスト・シーマン」「X‐MEN」シリーズのヒー・ジャックマン主演で贈る近未来SFサスペンス。他人の記憶に潜入できる主人公が、突然失踪してしまった運命の女性を追って、いくつもの記憶潜入を繰り返す中で、真実へと迫っていくさまを描く。共演にレベッカ・ファーガソン、タンディ・ニュートン、クリフ・カーティス。監督はTV「ウエストワールド」のリサ・ジョイ。
 
海面上昇が進み水に覆われた近未来の都市。顧客が望む記憶を呼び起こして追体験させるサービスを生業とするニック。ある日、失くした鍵を見つけたいと現れた謎めいた女性メイに心奪われてしまう。ほどなく互いの愛を確かめ合ったのも束の間、メイは突然ニックの前から姿を消してしまう。やがてギャング組織の犯罪にメイが巻き込まれていることが分かり、彼女の行方を追って記憶潜入を繰り返していくニックだったが…。
 
 
ミステリアスな女性に振り回される主人公というと、名作「白いドレスの女」を彷彿とさせます。あちらも80年代の美女の代表格キャスリン・ターナーが演じていますが、こちらのレベッカ・ファーガソンも負けず劣らずお美しいですね♪ただ、キャスリンは自ら進んで男を騙しに行く典型的な悪女でしたが、レベッカは仕方なくヒューをたぶらかすのです。美女に振り回されるヒュー・ジャックマンもなかなか乙なものです。二枚目はどんな役を演じても様になるから羨ましい限りですな。
 
原作・原案は後出のMemento メメント」ジョナサン・ノーランだけあって、不思議な終末の世界観で雰囲気のある映画です。そのジョナサンの兄は映画界の天才・鬼才クリストファー・ノーラン。「メメント」「ダークナイト」「プレステージ」「インセプション」「テネット」「オッペンハイマー」と、こごとく話題作・問題作を作り続けています。監督のリサ・ジョイはジョナサンの配偶者で、こちらも脚本家から始めて、テレビドラマシリーズの「ウェストワールド」の製作総指揮もしてるそうです。
 
 
Reminisce レミニセンス」(2021年)
監督 リサ・ジョイ
脚本 リサ・ジョイ
製作 ジョナサン・ノーラン、リサ・ジョイ、マイケル・デ・ルカ、アーロン・ライダー
撮影 ポール・キャメロン
編集 マーク・ヨシカワ
音楽 ラミン・ジャヴァディ
出演 ヒュー・ジャックマン  ニック・バニスター
   レベッカ・ファーガソン メイ
   ダニエル・ウー     ビリー・ボーイ
   クリフ・カーティス   (エドワード・ヘイズ
   ブレット・カレン    (ムーディー・ダットン)
   アンジェラ・サラフィアン(エルサ・カリーン)
   ナタリー・マルティネス (エイヴリー・カスティッロ)
   マリーナ・デ・タビラ  (タマラ・シルヴァン)
   タンディ・ニュートン  エミリー・サンダース
 

 
前向性健忘(発症以前の記憶はあるものの、それ以降は数分前の出来事さえ忘れてしまう症状)という記憶障害に見舞われた男が最愛の妻を殺した犯人を追う異色サスペンス。特殊な状況に置かれた主人公の心理を再現するため、時間軸を解体した上で再構築された複雑な構成ながら巧みな脚本で衝撃のラストへと観客を導く。監督は一躍ハリウッドの寵児となったクリストファー・ノーラン。主演は「プリイシラ」「L.A.コンフィデンシャル」の ガイ・ピアース。封切時は11館の小作品だったがアカデミー賞の脚本賞、編集賞にノミネートされるなど、興行的にも批評的にも高く評価された。
 
ロサンジェルスで保険の調査員をしていたレナード。ある日、何者かが家に侵入し、妻がレイプされたうえ殺害されてしまう。その光景を目撃してしまったレナードはショックで前向性健忘となってしまう。彼は記憶を消さないためポラロイドにメモを書き、体にタトゥーを刻みながら犯人の手掛かりを追っていく。妻を殺されそのショックから10分間しか記憶を保てないという記憶障害を抱えることになった主人公が、妻を殺害した犯人を探す過程を描いており、ストーリーを終わりから始まりへ、時系列を逆向きに映し出している。
 
 
「白黒のシークエンス」と「カラーのシークエンス」が交互に挿入される難解な展開に、一度見ただけでは全く理解不能なほどの複雑なレトリックが観客を困惑させますが、これぞまさに観客が記憶障害になっている主人公と同じ目線になるという衝撃の手法で画期的でした。白黒のシークエンスは通常の時系列順(古い出来事順)で、カラーのシークエンスは終わりから始まりまで、記憶を遡っていく主人公の思考そのものらしいです。これを理解するには、あまりに複雑過ぎて一回の視聴じゃ無理ですな(^▽^;)
 
この手法は、これ以降の記憶障害、もしくは記憶を遡る系の映画のバイブル的な傑作・名作映画の金字塔となりました。その証拠に、2017年には2000年代の映画としては4作品目(劇映画としては初)となるアメリカ国立フィルム登録簿に追加されたそうです。因みに、その他の登録作品としては「タイタニック」「プライベート・ライアン」「ハート・ロカー」「ブロークバック・マウンテン」「ロード・オブ・ザ・リング」ですからアカデミー賞受賞作品ばかりです👏
 
 
Memento メメント」(2000年)
監督 クリストファー・ノーラン
脚本 クリストファー・ノーラン
製作 ジェニファー・トッド、スザンヌ・トッド
原作 ジョナサン・ノーラン 『Memento Mori』
撮影 ウォーリー・フィスター
編集 ドディ・ドーン
音楽 デヴィッド・ジュリアン
出演 ガイ・ピアース       (レナード・シェルビー
   キャリー=アン・モス    ナタリー
   ジョー・パントリアーノ   テディ
   ジョージャ・フォックス   レナードの妻
   マーク・ブーン・Jr.   (バート
   カラム・キース・レニー   (ドッド
   ラリー・ホールデン     ジミー
   スティーヴン・トボロウスキーサミー
   ハリエット・サンソム・ハリス(サミーの妻)
 

当ブログの記憶系映画レビュー作品

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