「DUNE/デューン 砂の惑星」(2020年) | きまぐれWalker2

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未完に終わったアレハンドロ・ホドロフスキー監督版や 1984年のデイヴィッド・リンチ監督版など、多くの一流監督が映像化に挑んできたフランク・ハーバートのSF長編叙述史を「メッセージ」「ブレードランナー 2049」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が映画化。その惑星を制する者が全宇宙を支配するといわれる過酷な『砂の惑星デューン』を舞台に、ここに移住した未来が視える能力を持つ青年が、父を殺した宿敵への復讐と全宇宙の平和のために立ち上がる壮大な宇宙戦争の行方を圧倒的スケールで描き出す。主演は「君の名前で僕を呼んで」のティモシー・シャラメ。共演にレベッカ・ファーガソン、オスカー・アイザック、ジョシュ・ブローリン、ステラン・スカルスガルド、デイヴ・バウティスタ、ゼンデイヤ。
 
遥か未来。宇宙帝国の皇帝によって『デューン』と呼ばれる砂の惑星アラキスの統治を命じられたアトレイデス家。アラキスは宇宙で最も価値がある物質「メランジ」の産地だったが、巨大生物サンドワームに支配された危険な惑星でもあった。当主のレト公爵は、この任務に裏があることを感じながらも、家族を伴いアラキスへ移住する。やがて公爵は宿敵ハルコンネン家の陰謀に巻き込まれ命を落としてしまう。公爵の息子ポールも母ジェシカとともに命を狙われる身となり逃亡を余儀なくされる。そんなポールの前に先住民族フレーメンの女戦士チャニが現れる。彼女こそこれまでに何度も夢で見た謎の女性だと気づくポールだったが…。
 
 
そのスケールと物語の深遠さによって、全てのSF小説・映画・テレビドラマなどのルーツといわれている『デューン砂の惑星』今までも 1975年、1984年、2000年と 3度映像化が試みられました。1975年版は 完成していないので、そもそも 見られないのですが、私は1984年デイヴィッド・リンチ版、2000年のテレビシリーズは 両方コンプしている程の “デューン・フリーク” ですから、今回の映画化も見逃せないです。「スター・ウォーズ」や「天空のラピュタ」洋の東西を問わず、アニメ・実写も問わず、全ての作品が『デューン』を参考にしてる、『デューン』の亜流といっても過言ではないでしょう。
 
ただ、原作を読んだり、以前の映像化作品を見てないと、なかなか理解は難しいでしょうね~。砂漠の惑星アラキスに起こる革命の戦いや、貴重な水を巡る争い、宗教的な精神世界観など、イスラム教やアラブ文化、ベドウィン族などが話のベースになっているのでしょう。メランジを生成する全長数百メートルに上る砂虫(サンドワーム)は“神の使い” のような存在。「風の谷のナウシカ」の王蟲(オーム)ですよビックリマーク砂漠の惑星アラキスはタトイーンだし、クイサッツ・ハデラッハとははてなマーク「スター・ウォーズ」や「ハリー・ポッター」でいう所の選ばれし者(Chosen One)で「風の谷のナウシカ」では“青き衣を纏い降り立つ者”なのですからね(^_-)-☆
 

「DUNE/デューン 砂の惑星」(2020年)
監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
原作 フランク・ハーバート『砂の惑星』
製作 ドニ・ヴルヌーヴメアリー・ペアレント 他
脚本 ルヌーヴエリク・ロスン・スペイツ
撮影 ジグリーグ・フレイザー

編集 ジョー・ウォーカー
音楽 ハンス・ジマー

出演 ティモシー・シャラメ  (ポール・アトレイデス
   
レベッカ・ファーガソン (レディ・ジェシカ
   
オスカー・アイザック  (レト・アトレイデス公爵
   
ジョシュ・ブローリン  ガーニイ・ハレック
   ジェイソン・モモア   (ダンカン・アイダホ)
   ゼンデイヤ       (チャニ/フレーメン
   ハビエル・バルデム   (スティルガー/フレーメン)
   シャーロットランプリングベネ・ゲセリット魔女
   デイヴ・バウティスタ  (ラッバーン・ハルコンネン)
   ステラン・スカルスガルドウラジミール・ハルコネン)