自分が所属をしている異業種交流会「新二金会」のチャーターメンバーで、人生の師と仰いでいた方19日お亡くなりになった。


「新二金会」は当初(30年ほど前)、三和総研の異業種団体として発足しました。自分が参加させていただいてから、かれこれ20年以上の時間が経っています。


この仲間は、一部上場企業の創業者オーナーをはじめ多彩な方々で溢れていました。


この会に参加することで得られることは計り知れないほど大きかった。


そして亡くなられた師は常に若いこれからの経営者への示唆をしてくれた。


その師から教わったことは数知れずあります。


彼は常にカメラをもって僕たちを中心にして撮ってくれるのです。


そしてその後、丁寧なメッセージを添えて僕たちを励ましてくれるのです。


僕の書斎には彼からのメッセージの束が詰まっているのです。



ある時、愚門を投げかけました。


「いつも、僕たちに丁寧なお手紙をいただき、写真まで送付してくれます。本当にありがとうございます。」

「なぜ、そのようなことをされるのですか??」


なんという愚門を投げかけたのだろう???  今考えると恥ずかしい・・・



彼は答えてくれました


「水島君・・・情報を投げかけなくては良い情報は戻って来ないよ!!」


「僕が君たちに写真を通じて今の気持ちや知識を投げかけることで、必ず君たちはその情報を活かし始める。それが回りまわって自分に返ってくるんだよ!!」


どうです!!!・・・・


すごいでしょ!!



そんな人生の師がお亡くなりになりました。


心よりご冥福をお祈り申し上げます。


心残りは入院中の彼のお見舞いに行けなかったことです。


なんとも申し訳ない気持ちでいっぱいです。


堀澤さん!


安らかにお眠りください。



月間表彰のひとつに面白いものがあります。


「独り立ち表彰」です。


この表彰の経緯はアシスタントが技術者として独り立ち出来た時を祝して表彰をするようになったのですが、今ではいろいろな意味での表彰につながってきているのです。


今回の表彰の中で、再度店長に昇格をされた方が、独り立ち表彰の対象になりました。


すごくうれしいことですね。


彼女は1997年に入社なんと20年近い入社歴を誇る大ベテランです。


独身の時は川口店の店長を歴任、その統率力や技術的な水準も群を抜いていて川口店がまさしく一番輝いていた当時の店長でした。


その後結婚され、お子さん三人を育てながら継続して仕事をされていました。驚いたことは、出産前日までサロンでお客様を担当され、産休に入られてすぐの出産、本当のこれにはびっくりでした。


その後の復帰も早く、お客様からの信頼の厚さも格別でした。


そんな彼女がこの7月度から、蕨店の店長として復活されるのはとても誇らしく思えます。


表彰の文面を紹介しましょう


「貴殿は平成27年7月より蕨店の店長に就任しました。これからの企業の在り方として、女性が輝ける会社がクローズアップされていますが、貴殿の店長就任は大きな意味を持っています。子育てに奮闘する女性が店長に就任するのはユニックスでは初めてであり、貴殿の活躍は今後の女性クルーのロールモデルとなります。また、ユニックスの新たな企業価値創造にも寄与します。新生蕨店、そしてユニックスの新たな価値創造のために尽力して下さい。期待しています。」


UNIXで仕事をしているクルーは400名を超えています。最近では子育てをしながらの女性社員が活躍されている姿を目にして、社会性のとんだ仕事ができるようになってきたと誇らしく思えます。


女性の社会進出のお手伝いをすることも社会貢献のひとつだと考え、働きやすい環境を作ることに努力をしてゆきたいと思います。


店長のますますの活躍を心より願っています。

先月の表彰対象店舗及び対象者は22件に達しました。


表彰の文面は担当部長や本部長が考え、対象者の仕事の内容がよく表れているのです。


いくつか例を紹介しましょう


グッドジョブ賞

 

「貴殿はゲストの真の要望に応える為、不の解消に全力で取り組み、ゲストの安心と感動の体験を提供しました。その結果、ゲストのご家族を含め、貴殿の対応すべてに感謝の意を込めたお褒めの言葉を頂戴しました。長年のキャリアを活かした提案力や観察力、きめ細やかなパーソナルなアドバイスは、美容を志すものとしての欠かせないスキルであり、人間的魅力でもあります。今後もゲストの支持を数多く得つつ、UNIX最高ランクのマスターディレクターを目指してください。」


「貴殿は港北店勤務時、覆面調査に於いて、素晴らしい評価をいただきました。黒髪をひとまとめにした清潔感のあるヘアースタイル、終始満面の笑顔温かみのある接客。プロとしての知識の豊富さ等から、次回もまた担当して欲しいというコメントまで頂いています。これは日ごろの業務姿勢を評価された証です。これからもたくさんのゲストに感動を与えられるように一層努力をしてください。更なる飛躍を期待しつつこれを表します」


管理本部長賞


イオンモール柏店

「開店以来早9年が過ぎ、今年度10年目に突入しました。柏は大きなマーケットではありますが、モール商圏密着型店舗運営を推進した結果、たくさんのリピーターを生み出し、お客様評価も常に上位を位置するような店舗になりました。これは特定クルーの力だけに頼ることのない、全員でゲストを迎えパーソナルなおもてなしを継続してきた証です。今後もおもてなしを強化して、二世代・三世代でお越しいただける店舗を目指してください。」



その他にも素晴らしい仕事をされたクルーや店舗が表彰されました。

UNIXのやる気の原点にもつながっている表彰式、そのすべてを把握して心のこもった名文を考える上司の仕事ぶりにも感謝いたします。


UNIXはまだまだ成長過程です。


ゲストの声に本当にこたえられるようなサロンを作ってまいります。


応援よろしくお願いいたします。





私たちの仕事は美容市場という一つのマーケットで表現されています。


例えば、矢野経済研究所から発行されている「理美容マーケティング総鑑」では、美容室・理容室・美容商社・美容化粧品専業メーカー等の業態に分かれてマーケットを表現しています。


しかし、このマーケットの見方は正しいのでしょうか?


私が考えるマーケットの表現は「顧客の志向によってマーケットは変化する」と考えるのです。


例えば、10,000円という金額を消費する際、その消費方法がいろいろな視点で消費者は考えます。


テーマパークに行こうか?


レストランで食事をしようか?


UNIXでカットとカラーをしようか?


いろいろな視点で消費者は考えてきます。


このような時はライバルは同業者ではありません。UNIXにとってのライバルはテーマパークであったり、レストランであったりするのです。


つまり、マーケットとは、顧客のニーズによって市場は変化しているのです。


一概に同業他社との比較やシェアーの大きさで測ることができません。


以前は美容室に行こうと考える場合、いくつかのサロンを比較して選択をされていました。


しかし現在はその比較する基準が広がり、価値観の異なるサービスや商品と比較して、選択するように変わってきたのです。


例えば同業の比較も変わってきました。


回転すしと、一流すし店どちらもすし店のカテゴリーに属しますが消費者の志向が異なり全く別業態と考えたほうがいいですね。


回転すしはファミレス系、一流すし店は料亭やフレンチレストラン、そんな区分けが正解のように思えます。


顧客の価値基準を中心に市場を評価すると、全く異なった市場がライバルになってくる。


そんな見方をすると実態が見えているように思えます。









イメージを描くのは脳で行なわれます。


しかし、そのイメージを作り上げるのは情報伝達でもあるのです。


人のうわさ話も一つの例ですが、コマーシャルや雑誌・看板等によってイメージが作り上げられてきます。


店舗も同様で、お客様の描いたイメージと同じ環境をサロンが作り出せると



「私のイメージと同じ!」


という印象を持っていただけます。


例えば「星野リゾート」がとても注目されています。


彼らのイメージ戦略はマイナス要因をいかにしてプラス要因に変えられるか?


それはイメージを作り上げる要因にもなってきています。


京都の「ほしのや」は一つの特徴です。


以前の旅館は、川を挟んだ対岸に位置していました。


そのために車での乗り入れができなく集客に苦慮していたのです。


それを逆手にとって、川沿の駐車場を確保し、船で対岸に渡ることで、


プライベート感を前面に打ち出したのです。


「京都の嵐山で秘境に泊まる」


そんな印象を作ったことでこの旅館は再生しました。


イメージを変えることで新しい顧客層の開拓をする。


これこそ企業再生の極意なのでしょうね。


UNIXも同様に考えられる素地を作りたいものです。