「流れに乗る」


自分の考えをあまり出さず、相手に合わせることのできる人??


そう考えるとチョット主体性が無いように思えますよね??


僕の友人で見事なまでにこの生き方をしている人がいるのです。


「人の話を聞く」



コミュニケーションに長けている人は、人の話をきっちりと聞くことができる。


人に話には自分と相いれない部分が必ずあるはずです。


僕の場合はどちらかというと、その疑問に思うところを指摘するタイプなのです。


そのために時には反発を招くこともあるのです。


しかし彼は見事です!


どんな話の中にも同調できる内容を見つけ出し、その分野の話へ仕向けることのできる天才なのです。


そばで聞いていると、こいつ「調子のいい男だ!!」と思うのですが??


そして雑学を見事なまでに活かしているのも見事なものなのです。


雑学とは言いますが、いろいろな情報を知っていて損することはないですね。


地域の話や音楽情報、食の情報からワインのことまで多種多様である。


「営業トーク」と言いますが、流れに逆らわず!「流れに乗せる」ことこそ、営業マンとして一流である見本でもあるのです。


それが自然にできているからこそ、好かれる存在になるのでしょうね。


私たちの仕事でも活かされるはずです。


お客様の支持の高い技術者は、間違いなく流れに乗せることが上手なトークができる人ですね。







流れとは社会の潮流であったりする。


私が後を継いだのは理容だった。


この時代は理容室のほうが美容室より多く、理容師が中心の業界だった。


しかし、経済成長が著しくなる中、社会で活躍する女性が急激に増えてきた。


同時に消費行動にも大きな変化が生まれてきた。


美容支出が増えてきたのである。


理容と美容の技術の接点もタイミングよくやってきて、カット中心の美容が主流になる社会構造の変化が生まれてきた。


女性が社会で活躍をするということ、髪結いのようなスタイルでは、手入れに時間がかかりすぎる。


そこで生まれたのが「カット&パーマ」という手法です



この発達によって、私が仕事の主流を美容にチェンジするきっかけを作ってくれた。


社会の潮流に逆らわず、自らの出来る応用範囲を広げただけだった。


サロンは朝から行列のできる店となり、大評判を得ることとなる。


つまり、流れに逆らわない!とは


社会の潮流をいかにつかむことができるかです。


昨今の潮流はインバウンドをはじめとする消費の国際化です。


日本人のサービスは世界最高レベル


それを活かすのも流れに逆らわないことにもなりますね。


自らの出来る範囲をチョット広げて考えれば出来るはず??



私が育った環境は、床屋の跡取りでした。


父が理容師として私たち家族を育ててくれました。


戦前、横浜に店舗を構えていた両親を襲ったのが、空襲で焼け野原になった街でした。


二人で懸命に生業していたお店でしたが、一瞬で焼け野原と化した。


両親は顔立ちも似ていて兄妹と思われていた。「似た者夫婦」と言われますが、私たち兄弟は、両親によく似ているといわれる所以です。


しかし性格は全く反対でした。


誠実で真っ正直な父と


明るくて人付き合いの良い母


この二人の組み合わせがお客様にとって安心感を与えてくれる存在であった。



戦後まもないころは、父は私たち家族を食わせることが第一で、店を持つよりも安定した収入を選んでいたようです。


やっとの思いで、二代目の店を構えたのが蕨の地でした。


UNIXの創業の地と言える場所でした。


当時の蕨は周辺に田畑が広がるのんびりした風景が残っていて、寄り道をする面白さがたまらなく楽しかった。


しかし、街はどんどん変わってくるもの


畑や田圃は宅地化され住宅が立ち並んできました。


自然にお客様も増えてきて、両親だけでは手が足りない??


学校から帰ってくると店の手伝いをされる日々??


中学高校時代は、よく腹が減る???


空いた腹を満たすのは、サツマイモと相場が決まっていた???


だから、自然と道草が多くなる???


高校に入学して野球部に入部??


中学まで何もせずに道草部にいた自分が急に野球部に入って活躍できるはずもない??


というより、一番遅くまで練習をやっているクラブが野球部だった??


何とも情けない理由で野球部を選んだ。


それもこれも自分の道はなんとなく両親に決めた方向に進んでいる??


それに特に疑問を描いていなかった。


いつかは、おやじの跡を継がなくちゃ・・・・・


そう思っている自分も嫌いではなかった。










先週の水曜日に、二子玉川に生まれたショッピングモール「蔦屋家電」に行ってきました。


あの「TSUTAYA」ですよ。本屋さんと思っていたら大違いです。


まさにカルチャー・コンビニエンス・クラブ(CCC)そのものです。


社名へのこだわりがこのような形になって変化してきたことは、単なるコラボレーションの域を脱して新しい文化を創り出していると思うのです。


本屋さんは「本」「文房具」がその中心的存在だと、私たちは勝手に勘違いをしていたのかも?


文具なら東急ハンズやロフトと言ったホームセンター系が充実していますよね。


蔦屋書店は本を中心として文化の創造を生み出しています。


二子玉のこの店には、家電とのコラボ・美容とのコラボ・食とのコラボ・映像とのコラボ等々多彩な文化を生み出している。


実に面白い!!


半日は滞在できる面白さがある!


まるで新しい図書館にいるようでもある。


ゲームにはまり込む時間を、本と共に過ごす時間!


そのような新しい生活スタイルを想像させる店作りにとても関心をした。


二子玉川の新しいスポットなることは間違いないですね。



コンビニは街に溢れている!!


どのくらいの数があると思いますか??


店舗数 51000店舗強


総売上 9兆7000億円


一店舗当たり売上  1億9000万円


この数字を見て驚くことばかりです。


私たちの業界を参考にしてみてください


美容室数 231000件


総売上 1兆6000億円


一店舗当たり売上  692万円


その数字を見て驚異的なことは1店舗当たり27倍も開きがあるのです。


コンビの従業員はアルバイト・パートでも仕事ができます。


美容室は美容師でなくては仕事ができません


美容師になるまでには2年間の専門学校を卒業しライセンスを取って初めてサロンで仕事に従事することができます。


そして技術者になるまでにはその後も勉強をしなくてはならず、長い道のりがあります。


しかし現実の経営状況は決して生易しいものではなく、新規開業する店舗もありますが廃業に追い込まれるサロンも続出しているのです。


美容師が技術にこだわるのは当然です。


お客様に喜んでいただける技術が無くて、自分たちの仕事の価値を生み出すことができませんから。


しかし、このようにコンビニと比較して、あまりにもその差の大きいことに愕然としてしまいます。


なぜこのような差が生まれてきてしまったのだろう??


コンビニのすごさは「消費者心理」を的確にとらえ、品ぞろえ、便利性等にとって顧客の要望を満たす仕組みができていることです。


今やコンビニ無くして生活の成り立たない人がたくさんいます。


生活の中に完全に溶け込んでいて、その便利性を享受しているのが消費者なのです。


消費者の志向を確実にとらえ、すごい勢いで成長してきたコンビニ、上位三社で売上高の80%のを独占するのですからもっとすごいことになる。


安売りをしない!!


便利性の追求!!


今やコンビニの無い生活をしたい!!


そう思うようになってきたのは私だけですか??