「流れ」シリーズで最も難しいことが、流れを変えることです。


昨日、安倍首相が戦後70年談話語ってくれました。


彼の主張の中で新しい時代の流れを創ろうとする気構えが盛り込まれ、


だれもが納得をする演説になっていました。


流れを変えるということは

過去を踏襲することも大切ですが、

新しい時代を切り開く決意が無くてはなりません


その点、今回の70年談話は、子供たちの世代に禍根を残してはならない!


という信念が文面に流れたいたように思えました。


事業にしても同様です。


今までのやり方が悪いわけではありませんが、

時代の変化を的確にとらえ、新しい時代を切り開く

努力を失ってはならないということです。


毎日同じことをやっていると感覚的に麻痺をしてしまい、

新しいことへのチャレンジを見失ってしまうことがあります。


結果として、業績に影響が出てきて初めて気付いたときは遅かりし!


ということがよくあるのです。


「流れを変える」ということは


信念をもって新しいことへチャレンジをする勇気を持っていることです。


事業経営の最も難しいことは「進取の気性」であり


経営者にとって最も重要な課題でもあるのです。








自分は流れに逆らって生きているほうだと認識しています。


人のいうことに一度疑問を抱いて、本当にそれでいいのか?


考え直すことがよくあります。


良く言うと 「盲信をしない」


悪く言うと 「疑り深い」


と言えるのかもしれません。


それは本当の流れはどこに向かっているのか?


それを見つけることが優先されると考えるのです。


昔このようなことがありました。


理容業界の中で一流と言われていた当時


本当にこの業界の一流で、それでいいのだろうか?


大きな社会の流れはどうなっているのだろうか?


マネージメントの勉強をすることで、大きな流れを見つけることもできたのです。


当時、日本総合研究所という機関がありました。


その中にマネージメントを学ぶ講座があり、


必死になって付いてゆく中でビジネスの面白さを見つけることもできました。


今では実業家として名をはせた人々がたくさんいました。


その中で学んでゆくと、本当の社会の潮流を見つけることもできるようになりました。


私の感性が磨かれてきたのもこの時期がきっかけだったと思います


同時に美容師の社会的地位の低さに愕然として、


自分の仕事の方向性を見つけることができました。


美容業界を事業化する!!


この命題は決してやさしいものではありませんでした。


「継続こそ力なり」と言いますが、


どんな環境になっても投げ出さず、


必死になってくらいついてきたからこそ今がある。


細部については流れに逆らって生き方をしていましたが、


社会の潮流を見る目を養ってきているのだと思います。


業界人からは異端児


産業人からはパーマ屋


このギャップを埋めるべく株式公開という課題に取り組んでいるのです。








高校野球の熱戦は夏の風物詩として欠かすことができません。


僕自身も学生時代没頭をしていたのが野球でした。


野球のだいご味は大逆転劇が生まれてくることです。


我が浦和から甲子園に出場の「浦和学院」も2012年は大阪桐蔭、


翌年には仙台育英に10-11で逆転負け


なぜ、逆転劇が生まれてくるのでしょうか?


単なる実力では測ることのできない流れがあるのです。


エラーが流れを変える。と言いますがまさにその通りです。


相手のエラーは味方にとってラッキーでしかありません。


「助かった!!」と言った次の瞬間、思わぬ相手投手から絶好のボールを投げ込んでくる。


チョットとした気落ちが投球に微妙な変化が生まれてくる。


その好機を逃さず、気軽になった気持ちに好機到来!!


最高のバッティングができクリーンヒットにつながってくるのです。


チョットした気落ちと、ほっとして安堵感が逆転への糸口になってくるのです。


そしてそのつながりは次の打者へとつながってくる。


重苦しい雰囲気から解放されると、普段の実力が一気に開花する。


当初は蛇ににらめれたカエルのごとく委縮してしまう。


その結果、思わぬ連打につながりもう歯止めが利かなくなる。


このよう様子をテレビで見ていると、あまりにもよくわかるのです。


流れが変わった!!


という言葉一言では表せない流れをつかむと、実力以上の力を発揮するし、運もめぐってくるのです。


運が良かったです!と監督の話す言葉には、流れをつかんだとき、その流れを吸い寄せることができろことが名監督なのでしょうね。


人生での必ず自分に流れがなってくるときがあります。


そのために準備をしてゆける人が強いのでしょうね





釣りをされたことありますか?


海には潮の流れがあり、川には流れに沿って魚たちが餌の来るのを待っているのです。


つまり、水の流れを捕まえなくては釣りになりません。


最近の話題で、サンマが獲れなくなった。というニュースを観ました。


サンマは親潮(寒流)に乗って太平洋を南下してきます。


その潮の流れが黒潮(暖流)が北上することで、オホーツク沖にまで追いやられ、近海での操業ができなくなったそうです。


逆に、黒潮に乗って、暖流域の魚たちが北上して「鰆」などが北海道で水揚げされた話題も出ていました。


温暖化という大きな問題は別として、自然の流れを見分けることで、操業にも影響を及ぼしているのです。


磯釣りをするのですが、沖磯に渡船をしていただき釣りを始めるのですが、先にやるべきことは、潮の流れを見つけ、魚が集まる可能性を探るのです。


そしてその流れに合わせて撒き餌をして、魚たちを呼び寄せることをしなくてはなりません。


岩礁から海の底の状況を判断し、潮がどのように流れるかを見るけることで、撒き餌の効果も異なってきます。


その準備ができる人とそうでない人では釣果は間違いなく変わってくるのです。


商いも全く同様で、市場やお客様の流れを見つけることが出来なくては、商売にはなってゆきません。


釣りをしていて判ることは、自然に逆らってあがいてみても潮流を変えることはできない。


自然の摂理を受け入れる度量も、地球上の原理原則なのでしょうね



流れをつかむ


僕たちの仕事はある種流行に乗ることも大切で、情報の取捨選択ができないと流れをつかむことができません。


テレビや新聞、雑誌やネット等を等して僕たちには多くの情報が届けられてきます。


その中から、


社会の流れをつかむ、


消費動向をつかむ、


ファッションの流れをつかむ!


その流れをつかむことができれば「Innovation」を興すことができるのです。


僕が注意していることは、流れを見つけるときに「色眼鏡」で見ない!


「色眼鏡」とは、自分ができる範囲を限定して事実に耳を傾けないことです。


例えば、せっかく良い情報を得たとしても、


「自分にはできない」


「あまり意味がない」


「無理だと思う」


と言った自分の出来る範囲の視野を限定してしまうことです。


せっかく有望な情報を得たとしても、「色眼鏡」で見たときに必要と感じなくなってしまっては、流れを引き寄せることもできなくなるのです。


「流れをつかむ」ということは、自分の物差しで測るのではなく、社会の流れや消費者の動向、ファッションの流れ等々を正確に把握した結果、それを活かす道を見つけることなのです。


美容師が陥りやすき「色眼鏡」は


「知らない」「できない」「解らない」


この三大用語によって自らの器を決めてしまうことなのです。


それは美容師だけに限らず、自分自身にも問いかけている問題でもあるのです。