釣りをされたことありますか?
海には潮の流れがあり、川には流れに沿って魚たちが餌の来るのを待っているのです。
つまり、水の流れを捕まえなくては釣りになりません。
最近の話題で、サンマが獲れなくなった。というニュースを観ました。
サンマは親潮(寒流)に乗って太平洋を南下してきます。
その潮の流れが黒潮(暖流)が北上することで、オホーツク沖にまで追いやられ、近海での操業ができなくなったそうです。
逆に、黒潮に乗って、暖流域の魚たちが北上して「鰆」などが北海道で水揚げされた話題も出ていました。
温暖化という大きな問題は別として、自然の流れを見分けることで、操業にも影響を及ぼしているのです。
磯釣りをするのですが、沖磯に渡船をしていただき釣りを始めるのですが、先にやるべきことは、潮の流れを見つけ、魚が集まる可能性を探るのです。
そしてその流れに合わせて撒き餌をして、魚たちを呼び寄せることをしなくてはなりません。
岩礁から海の底の状況を判断し、潮がどのように流れるかを見るけることで、撒き餌の効果も異なってきます。
その準備ができる人とそうでない人では釣果は間違いなく変わってくるのです。
商いも全く同様で、市場やお客様の流れを見つけることが出来なくては、商売にはなってゆきません。
釣りをしていて判ることは、自然に逆らってあがいてみても潮流を変えることはできない。
自然の摂理を受け入れる度量も、地球上の原理原則なのでしょうね