今年の名言☆「仮免首相」
なんといってもラストの週にあった菅首相の発言、「これまでは仮免だった」という発言でしょうか。就任6カ月たっての発言となれば、不思議というよりも、危険な印象を与えるといえますね。
先月のロシア大統領の北方諸島訪問を見誤った河野駐露大使も、それをなぜ知らなかったと呼び戻されたときに、当の菅首相や仙谷官房長官に対して、「私はロシアについて詳しくないので・・・」といったときと、同じですね。
それを英語で、ownershipということもあるし、professionalismともいえる論点ですね
それを欠いているということです。
「なにしろ初めてなので、よろしく・・・」と頭を下げる・・・
という新任マネージャーの挨拶がありますが、これも謙譲が過ぎるというか、相手のやさしさに過度に依存するコミュニケーションスタイルだと思えます。こんなことを言った途端に、追い返されますよね。日本以外では。
実際、菅首相は閣議をするときに、事前勉強会をやったりしていますが、これなど、勉強会をする必要などないくらいの専門知識と経験をもっているからこそ大臣になっているのに。
安全保障の会議に、少子化担当相など全員集める必要あるのでしょうかね。
このように組織の中に所属することに意味があるのであって、組織の目的ということにどのように自分が貢献するのかという視点はそもそも出てこないのでしょう。
会社や外交の場面では、このようなことがリスクになります。会議を開いても、本質的な議論ができないからです。いつまでたっても結論がでないからです。急いで、緊急事態に対応する必要があるときには大きなリスクになると思います。



