「恩寵の法則」その4 (イタリア編)
「恩寵の法則」その4 (イタリア編)
このシリーズはイタリアで開催された「恩寵の法則」のコースでの内容の一部を20回のシリーズでご紹介します。
恩寵の法則では、さらにもっと大きなものとのつながりの中で人生を生きることを学んでいくことになります。
今回はその第4回目をお送りします
人生を本質から生きるための知恵をお楽しみください。
ちなみに、日本での「恩寵の法則」は2012年3月9日(金)~12日(日) 東京で開催されます。
https://unityinstitute.jp/schedule/booking.cgi?code=120309-11Pr_EL3_f
(はじめに)
私たちが本当の求めているものは内側にあるということがわかれば、どんなに生きることが楽になるでしょうか。
外側にあるものを追いかけ回って疲労困憊する必要がなくなるからです。
たとえば、「人から認められたい」と思って一生けん命頑張っている自分がいるとします。
「人から認められること」で自分が何を本当に求めているのかを感じてみるとその根本にあるものは「愛されたいんだ」ということが分かってくると自分がそこで求めているものは「愛」なのだということがわかります。
それがわかれば、自分の中にすでに存在している「愛」に気づけばよいのです。
その愛を自分の内側に感じると、周りの風景が違って見えてきます。
では、「恩寵の法則」その4をお楽しみください。
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第4回:「人生で本当に素晴らしいものは、すべて内側にある」
まずハート瞑想から始めましょう。
私たちはいつもハートから始めます。
これまで私たちが世間で教えられてきたことと瞑想を通して私たちが得る人生の観点はとても異なっています。
だから、私たちのビジョンが広がるには少し時間がかかることがあります。
私たちの生を同心円に例えると、その円の外側の層には、身体や思考、行動、感情があります。
さらに円の内側には、私たちの才能や本質が存在し、そして円の中心には空、スペースがあります。
私たちが瞑想をすることによって、気づきが広がり外側の層からさらに内面に入っていくと、さまざまな領域があることに気づいていきます。
その領域に気づいていくことは、内なるガイドと一緒にバスツアーに出かけているようなものです。
ここでの私の役目は「左手に見えるのはフラミンゴです、そして右手に見えるのは、ちょっと特別な花です」と語っているガイドのようなもので、皆さんはただ、それに気づいて、あぁそうだ、こんなものがあったのかと、感嘆の声をあげているわけです。
そこにある自分の本質に気づくだけで、あなたの本質は花開き始めます。
瞑想が教えてくれる重要なひとつの原則は、
「人生で本当にすばらしいものは、すでに自分のなかにある」ということです。
あなたは自分自身であるために何もする必要はありません。
もしあなたがこのことを理解することができれば、すばらしい結果が手に入ります。
愛、慈悲、バランス、生命、活力、光といった、人生であなたがすばらしいと考えるものは、すべてあなたの中にすでに存在しています。
「恩寵の法則」その3 (イタリア編)
「恩寵の法則」その3 (イタリア編)
このシリーズはイタリアで開催された「恩寵の法則」のコースでの内容の一部を20回のシリーズでご紹介します。
恩寵の法則では、さらにもっと大きなものとのつながりの中で人生を生きることを学んでいくことになります。
今回はその第3回目をお送りします
人生を本質から生きるための知恵をお楽しみください。
ちなみに、日本での「恩寵の法則」は2012年3月9日(金)~12日(日) 東京で開催されます。
https://unityinstitute.jp/schedule/booking.cgi?code=120309-11Pr_EL3_f
(はじめに)
ここ鎌倉の海岸では、波がいい日には多くのサーファーたちが、黒いオットセイの群れのように、黒いスーツを着て波の合間に浮かんでいます。
そして大きな波がやってくると、とっさに態勢を整えて、つぎつぎに波に乗っていきます。
夏の日に限らず、寒い冬の日でも、いい波があるときには決まって多くのサーファーが波に漂っています。
波に乗るって、それほど気持ちがよく、楽しいものなのでしょう。
サーフボードを自在に操って波に乗っているサーファーを見ているだけでも、なんとなくいい気分がして、サーファーと波を眺めてつい時間を忘れることがあります。
天命を生きるというのは、まさにこの波乗りののようなものだとすればどうでしょうか?
そして『恩寵」というのはこの波のようなものだというのです。
私たちがこの海である本質とつながり、その波である恩寵に乗ることができれば、サーファーのように波に乗る快感を味わうことができるのです。
人生の波に乗るサーファーとして生きたいものです。
では、「恩寵の法則」その3をお楽しみください。
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第3回:「天命を生きるとは自分の本質を生きること」
「天命」(destiny)という言葉は大きな言葉です。
それは受け取る人々にとってさまざまな意味合いを持ちます。
私たちにとっては、「天命」とは自分の本質を認識し、それを生きるということです。
そして私たちが自分の本質を認識するとき、私たちを生みだした大いなる存在はとても満足します。
なぜなら、私たちの本質はその大いなる存在から与えられ、私たちが抑圧することなく自分の本質を生きることを完全にサポートしてくれているからです。
それが私たちがここで「恩寵」と呼んでいるものです。
たしかに、私たちは一生懸命に働かなくてはなりません。
しかし同時に、私たちの人生には、自分の天命を、自分の本質を
私たちが生きることをサポートしてくれている力があります。
波は岸に到達するまで打ち寄せます。
あなたは生命の創造的プロセスとともに創造されました。
もしあなたが、自分はひとりぼっちで、内なる深い本質につながっていないと考えるなら、
創造することは大変な重労働になってしまうでしょう。
人生を自分一人の肩に背負って重労働をするより、自分の内側に入り、恩寵につながるなら、それは波乗りをしているようなもので、波が運んでくれます。
それはまったく異なる人生の質であり、それがこの 「恩寵の法則」で私たちがつながろうとしていることなのです。
「恩寵の法則」その2 (イタリア編)
「恩寵の法則」その2 (イタリア編)
このシリーズはイタリアで開催された「恩寵の法則」のコースでの内容の一部を20回のシリーズでご紹介します。
恩寵の法則では、さらにもっと大きなものとのつながりの中で人生を生きることを学んでいくことになります。
今回はその2回目です。
人生を本質から生きるための知恵をお楽しみください。
ちなみに、日本での「恩寵の法則」は2012年3月9日(金)~12日(日) 東京で開催されます。
https://unityinstitute.jp/schedule/booking.cgi?code=120309-11Pr_EL3_f
(はじめに)
人生は海のようなものであり、私たちはその海から生じた波のようなものである、という考えは「量子物理学」によって証明されつつあります。
量子物理学ではそれを「ゼロポイントフィールド」とか「量子真空」というふううに呼んでいます。
真空は全く何もない空間ではなく、そこにはあらゆる情報とエネルギーが充満していて、その「情報とエネルギーに満ちた空間」からすべてが生じてきては、そこに戻っていくのです。
そう考えることでそれまで未解決だった物理現象が解明されるとともに、私たちはどこからきてどこに行くのか、私たちが生きる意味はどこにあるのか、意識とは何かというスピリチュアルな問いに関しても科学的に解決し、説明できることがわかってきています。
参照:「叡智の海 宇宙 物質 生命 意識の統合理論をもとめて」アーヴィン ラズロ著。「フィールド 響き合う生命、意識、宇宙」リン・マクタガート著。
般若心教でいう「色即是空、空即是色」ということもその文脈で考えることもできるかもしれませんね。
私たちはそのような生命の源から生まれ、そしてその生命の源に帰って行く存在なのです。
この大宇宙、大自然はすべての宇宙に存在する太陽や惑星、そこにある水や空気、鉱物から植物、動物にいたるまですべてを創造しています。その創造の源は、同時に私たちの源でもあります。
その創造の源を思い出すことが、「本当は自分が海の一部であること」を思い出すことでもあるのでしょう。
では『恩寵の法則」その2をお楽しみください。
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第2回:「海と波との関係」
――この世で起こっていることの真のありように目覚める――
あなたを海にたとえれば、波のようなものです。
海から波が生じるように、あなたは海の源から形を持って生まれてきます。
そしてしばらく波のように形をもって行動した後、形がなくなり、また命の源である海の中へと戻っていきます。
人生はその海のようなものなのです。
あなたという形は海の波のようなもので、波は上昇して形や動きを形成すると、こんどは下降して元に戻ります。
もしひとつの波が自分を海の一部ではないかのように思って、海とは別に、自分一人で動いていると思いはじめ、他の波を見て「この波は私の味方か敵か?」ということばかりに気を奪われ、どうすれば自分を他の波から守れるかと絶えず相手を評価し、「波」であることにとどまろうとし、さらに波を作り続けて自分が海の一部であると理解しなかったらどうなるでしょうか。
それを想像してみてください。
もし、そのような考えで生きていると、その波は自分が生き残るため、また自分が生き延びるのを助けてくれる味方を見つけるために、他の波と競わなければならなくなります。
そのような考えでいる限り、その波は味方を引き寄せるために大変な努力を必要とします。
あなたは私の味方? あなたはどう? 私と一緒に行きませんか? 私たちは仲間になりましょう。
でも他の波に対しては、私たちは自分を守り、防衛しなくてはならないと考えます。
これがこの世界で人々がしていることです。
このようであるかぎりは、人は自分の源泉から切り離され、まさにその自分は分離しているという体験から創造しつづけ、本当は自分が海の一部であることを忘れてしまいます。
この「恩寵の法則」で学ぶことは、すでに存在しているものを思い出し、それとつながっていることを思い出すということです。
眠りこけて、自分が海の一部ではないという夢を見るのではなく、海の存在に支援してもらうこと、自分の一部になってもらうことです。
それはこの世で起こっていることの真のありように目覚めるようなものです。