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「とまれ」と言われても、とどまることは許されない



「とまれ」とかいてある。なんて横暴な発言。不特定多数に命令できるって何様だ。「止まって下さい」と言ってくれたら素直に止まるし、「ねぇ、ねぇ、そこのあんた~とまってこーよ」と言われれば、何だ怪しい勧誘か?と素通りするのに。ま~でも、「とまれ」ってかいてあるから一応止まるけど、止まったところで「行け」とか「進むのだ」とかは言われてないので、ここにとどまっていいものと勘違いをしてしまう。いっそのこと、「そのまま行くと危険だ。いったん止まれ!そんでもって、安全が確認できたら進め!人生、とどまることは許されないぞ!」と教訓じみたことを言ってくれればいいのに。

じんせいかんこーひー



未来なんてわかんねーよ。ただの缶コーヒーが飲料の枠を飛び越えて、灰皿になった。それだけじゃ納得いかなかったのか、交通安全まで訴えだしたんだ。未来なんてわかんねーよ。

そうだ主義



ペットボトルに水。
これで猫が近寄らなくなるのだそうだ。ある人がそう言っていたのだそうだ。だから、試してみたのだそうだ。でも、本当は効果がないのだそうだ。なぜなら、テレビでそう言っていたからだそうだ。おエライ学者さんが言っていたそうだ。正しいそうだ。そう言えば、効果があるのかわからないのだそうだ。

「そうだ主義」の本質はわからないってこと。
でも、世の中のほとんどのことって本当にそうであるとはわからない。よくわからないけどわかってるふりして成り立たせている。歴史なんかほとんど「そうだ主義」・・・・・なのだそうだ。

鳥の糞から我慢を知る



鳥の糞はあまりに唐突に、そして、情け容赦なく頭上から襲いかかってくる。その直撃をくらった者は、まず驚き、しだいに怒り、最後には悲しみ、へとその感情を変化させる。帰宅時に糞をかけられるより、これからどこかに出かけようとするときに糞をかけれるほうが数倍ショックなことは言うまでもない。
鳥を責め立ててもむなしいだけ。だから、人は、鳥の糞から我慢を学ぶのだ。そうやって、人は、大きくなっていく。

ご近所アート



意識的に表現したアートがあるならば、無意識に表現されたアートというのもあっていい。邪魔しないんだからあっていい。意識的に表現することに限界があるならば、それを凌駕・逸脱できるのは無意識で表現されたものであるはず。そういったものは比較的簡単に街中で見ることができる。例えばこれ。
この作品の場合、缶を2つ重ねるところには作者の意図が存在するかもしれないけど、作者がそれをアートだと意識していないと勝手に推測させてもらって考えるならば、無意識に表現されたアートとなる。缶の傾き加減なんかこの作品のアートっぷりの高さが見てとれる点。中身はないのに240円の価値はある。

集まるおもしろさ



同じものが一ヶ所に集まるとおもしろさが発生する。それは、なんてことはないペットボトルで見てとれる。ただのペットボトルも3個集まれば興味の対象として意識をしてしまう。
学校というところもおもしろくて、同じような制服を着た同じような年齢の人間が同じようなことを学なぶために一ヶ所に集まっている。そう考えるとすごく奇妙な場所なんだってことがわかる。

外見が同じものが集まっているのはもちろんおもしろいけど、思想が同じものが集まっているというのもおもしろい。有名ラーメン店なんか、そこのラーメンが食べたいと思っている人たちが集まって、しかも、「食べたい」という欲求をもちながら列までつくったりするのだから、その異様さといったらおもしろくないはずはない。

RONBUN



空が青だととても清清しいです。なぜ人はこの色を心地よく感じるのでしょうか?
                                        (東京都 空空っぽくん)

そんな疑問はさておき、こういった天気の良い日に写真を撮るとそれが何であれすごく立派に見える。頭のいい感じで言うなら、写真が栄える。
空空っぽくんの疑問に少し答えるのなら、空の色は写真を撮るためにこの色をしているんだと思う。そうとしか考えれない。いや、絶対そうだ。なぜなら・・・それは写真を見ればわかる。論文「空の色は写真の都合のため」をここに発表します。

大いなる思い込みか否か



この猫たち血縁関係がある・・・のだろうか?

写真酔い



この写真を見ていると酔う。おそらくループのせいだ。いろは坂酔いだ。

ご自由にお持ちくださいの日常



街中を歩くと、ご自由にお持ちくださいとして提供されているものってけっこう多いことに気付く。ハンガーや生コン、変な木の板やいらなくなったスキーの板まで。必要としなくなったものは捨てるんじゃなくて、必要な人の手に渡るべき。そういうことが当たり前になったら、ちょっと幸せな国になる。