少し前から [新着]カテゴリが表示されるようになり、そこに仕分けられたメールが少しずつ増えてきました。
下図は、PC版Gmailでのカテゴリリスト表示です。
過去にアップした「Gmail 受信トレイのカテゴリ」記事では、「メイン」「プロモーション」「ソーシャル」の 3つが既定では表示するようになっていました。
PC版Gmailで [設定]から [受信トレイ]タブを開いて確認すると、現在は下図のように「新着」カテゴリにもチェックが入っています。
スマホ版Gmailでは、左上の「≡」から [設定]-[受信トレイのカスタマイズ]-[受信トレイのカテゴリ]と開いて確認出来ます。(下図)
Googleのヘルプページ「Gmail で受信トレイのカテゴリを追加または削除する」によれば、受信トレイのカテゴリには以下のものがあります:
- メイン(primary): 知り合いからのメールや他のタブに分類されないメール
- ソーシャル(social): ソーシャル ネットワークやメディア共有サイトからのメール
- プロモーション(promotions): 特典やその他のプロモーション メール
- 新着(updates): すぐに確認する必要のない自動確認メール、通知、明細書、リマインダー
- フォーラム(forums): オンライン グループ、掲示板、メーリング リストからのメール
従来は、このうち「ソーシャル」「プロモーション」が有効となっており、「メイン」は受信メールのうちアーカイブしていないメールが仕分けられており実質的に「受信トレイ」と同等のカテゴリです。
今回話題にしている「新着」は、上記のようにすぐに確認する必要のない(と思われる)メール、つまり優先度が低い(と思われる)メールが自動仕分けされているものです。
この「新着」カテゴリを最近になって有効にするようになったのは、それの機能強化を広く展開することにしたためだそうです。
これまでテスト期間中にこれを有効にすることに多くのユーザが賛同したため、公式に展開することを決定したとのことです。
この「新着」カテゴリを有効にすれば、上記したように優先度が低いメールがそこに仕分けられるので、従来は「メイン」または「受信トレイ」に優先度が高いメールと低いメールとが混在して探しにくかったものが、少しだけ整理されるという効果があります。
もちろん、従来通り「新着」カテゴリへの仕分けは不要であるユーザは、上記設定画面で「新着」を無効にすればよいだけです。
ここに該当するメールを受信したときは、単に「メイン」または「受信トレイ」に仕分けられます。
ところで、この「新着」カテゴリへはどのような仕組みで仕分けられているか分かりませんが、中には不適切な場合も出てきます。
そんなときは、上記ヘルプページの「Android」または「iPhoneとiPad」タブにある「Gmail でのメールの整理方法を改善する」項の記述がヒントになります。
つまり、「新着」に仕分けられたメールのうち、他のカテゴリに仕分けたほうがよいメールについて、
- あるカテゴリから別のカテゴリにメールを移動する
- メールにスターを付ける
- フィルタを作成する
- 送信者を Googleコンタクトに追加する
- メールに返信する
……などの方法でメールを整理していくと徐々に改善されるようです。
ちなみに、私は受信するとすぐにラベルをつけて仕分けてしまうので「新着」にもあまり残すことがないのですが、検索ボックスに「category:updates」として検索すると過去に「新着」のフラグが立っていたものが索出されます。
このリスト中に「新着」への仕分けが適切でないものがあれば、上記のヒントを参考にこれが重要なメールであると認識させていくとよいでしょう。