前回「スマホ版Excelアプリ(1)」記事に続き、今回は表データを作成する操作を見てみます。

以下、iPhone版の画面でご紹介しますが、Android版もほぼ同様に操作できます。

画面下部の「+」(新規)をタップし、「空白のブック」をタップします。
(Android版では、画面右上の「+」をタップします。)
「Book」という名前で空白のブックが作成されます。(下図)

 

まず、スマホ版Excelアプリのメニューの構成を見てみましょう。
左下のグレーになっているアイコン「シート見出しを表示」をタップすると、下図のようにいくつかメニューボタンが現れます。

 

実は、これらのメニューボタンは、選択しているセルやセル範囲の内容に応じて替わります。
なので、この時点では個々のメニューボタンの説明はせず、必要に応じて説明を加えるようにします。

むしろ、多用するであろう、右端にある「…」からご紹介します。
このボタンと同じ働きをするものが、画面上部にある、「A」とペンアイコンが重なったボタンです。
いずれかをタップすると、画面下方からメニューが現れます。
これは、引き上げることができます。
作図の都合上、折り返して表示していますが、実際は縦に長いメニューです。(下図)

 

この左上にある緑色のプルダウンボタンをタップすると、「ホーム」「挿入」「描画」「数式」「データ」「レビュー」「表示」というタブ一覧が現れます。(下図)

 

このいずれかをタップすることで、デスクトップ版のタブ切り替えと同じような動作となります。
もちろん、タブを切り替えれば、その下に表示されるメニュー一覧も替わります。

それでは、表データを入力してみましょう。
先ほどの長いメニューは、その最上部にある太線部分を下方にドラッグして閉じましょう。
そして、A1セルをダブルタップ、または画面下部の「ここにテキストまたは数式を入力してください」と書かれた枠内をタップすると、下方からソフトキーボードが現れます。(下図)

 

この枠内に「1/1」と入力し、その右上にある緑色の「✓」ボタンをタップします。
すると、A1セルには「1月1日」と右寄せで表示されていると思います。
そして、下方の枠内「数式バー」には「2024/1/1」と表示されています。
(シートの表示倍率は、二本指でピンチアウトして適宜変更してください。)

A1セルの左上と右下にはハンドルマークの●があり、セル内または右下の●をタップするとその下にいくつかのメニューが現れます。
その中の「フィル」をタップします。(下図)

 

すると、ハンドルマークが■に替わります。
右下の■を下方にドラッグし、A10セルまでコピー(オートフィル)します。(下図)

 

それでは、B1セルに「1」と入力し、先ほどと同様に B10セルまでオートフィルしてみます。
単にコピー動作となり、B1~B10セルがすべて「1」となります。
これを連続データとするには、次のようにします。
B1セルに「1」、B2セルに「2」と入力し、B1~B2セル範囲を選択し、その下のメニューから「フィル」をタップします。
B2セルの右下のフィルハンドル■を下方にドラッグし、B10までオートフィルします。(下図)

 

今回はここまでとします。
最後に名前を付けて保存しましょう。
画面右上の「…」をタップし、「保存」をタップします。
名前欄に「サンプル」と入力し、保存場所を選択し、「保存」します。