クラウドサービスを利用することが当り前になって久しいですが、職場でよく使われる Wordや Excelなど Officeアプリは PCで使うことが今でも多いですね。
でも、自宅や出先あるいは移動中などいつでも、どこでもアクセスするには、常に携帯するスマートフォンでの作業に馴染んでおくと便利です。
その中でスマホ版 Excelアプリでの操作について、何回かに分けてご紹介します。
(1) 準備
Microsoftアカウントを登録します。
まだ未登録の方は、コチラのページの下方にある「アカウントを作成する」をクリックして無料で登録しましょう。
次に、スマホに無料の「Microsoft Excel」アプリをインストールします。(下図)
最後に、スマホを Wi-Fi接続 または モバイルデータ接続しておきます。
(2) 予めお断り
PC画面やタブレット画面に比べ、スマホ画面は狭いです。
特に最初のうちは、この狭い画面の中での操作に心折れるときがあると思いますが、暫く続けていくと慣れていくと思います。
多くの方が、スマホを縦長画面の状態で使うことが多いでしょうが、スマホ版 Excelアプリは横長画面の状態でも使えます。
扱う表データなどが見やすい状態でお使いください。
また、画面が狭いことに関連し、メニューのレイアウト・出し方が独特です。
デスクトップ版でのリボン形式のメニュー、キーボードショートカット、マウス右クリックなどの操作に慣れた方にとっては、ここがひとつの関門です。
最後に、スマホ版 Excelアプリはデスクトップ版に対しサブセットという位置づけで、すべての機能が使えるわけではありません。
それでも、徐々に使えるようになった機能が増えています。
日常的に使う機能については、ほとんど利用できると考えてよろしいと思います。
なお、スマホの Webブラウザで Excelオンラインを開くこともできますが、上記のお断り項目は変わりありません。
(3) トップ画面
まず、iPhoneで Excelアプリを開いてみます。
画面下部に「ホーム」「新規」「開く」があり、「ホーム」を選択したときは、上部に「最近使用した項目」「共有」「クラウド」「ピン留め」のタブがあります。(下図)
「新規」(+)を選択すると、空白のブックやテンプレートを選択して新規ブックを作成できます。(下図)
「開く」を選択すると、既存ブックの格納場所を開き、目当てのブックを開くことができます。(下図)
この「開く」では、「自分のiPhone」でローカルに格納しているブックも開けますし、OneDrive上のブックも開けます。
次に、Androidスマホで Excelアプリを開いてみます。
画面下部には「最近使ったもの」「共有」「開く」があり、名前こそ違いますが iPhone版と同様の機能タブが並んでいます。
iPhone版の「共有」は「ホーム」の上部にあります。
また、iPhone版の「新規」に相当するものは、Android版では画面右上の「+」にあります。
「最近使ったもの」は文字通り履歴から直近で開いたブックが一覧表示され、タップして開けます。(下図)
「共有」では、共有されているブックが一覧表示されます。(下図)
「開く」にも「最近使ったもの」「自分と共有」項があります。
その他、「OneDrive」や「このデバイス」などブックが格納されている場所を開き、目当てのブックを開くことができます。(下図)
次回には、簡単な表データを作成するときの操作をご紹介する予定です。