先日「Microsoft PowerToys」記事でご紹介した「PowerToys」に含まれるユーティリティの中から「常に手前に表示」ユーティリティをご紹介します。

これは英語では「Always on Top」と言い、文字通り、あるアプリウィンドウを常にデスクトップの最前面に表示するものです。

前提として「PowerToys」をインストールしておく必要があります。
Microsoft PowerToys」記事などをご参照の上、インストールしてからお試しください。

「PowerToys」を起動して表示される「PowerToysの設定」画面で「常に手前に表示」を表示すると、その使い方やオプション設定について説明・設定ができます。(下図)

 

使い方は、まず最前面に表示したいアプリウィンドウを開いておきます。
ここでは例として [電卓]アプリを開いてみます。(下図)

 

そして、デフォルト設定のままでしたら、ショートカットキー [Windows]+[Ctrl]+[T]を押します。
[電卓]アプリの周辺に太い青線が描かれます。(下図)

 

他のアプリウィンドウをアクティブにしても、常に [電卓]アプリが最前面に表示されるようになりました。
例えば、Excelのシートを表示しているとき、これまでですと、シートをアクティブにするたびに [電卓]アプリが隠れてしまい、その都度 [電卓]アプリをアクティブにして計算し、また Excelシートをアクティブにしてデータを入力する‥‥ということを繰り返していました。
でも、この「常に手前に表示」を使えば、Excelシートをアクティブにしても [電卓]アプリは最前面に表示されているので、計算したければそのまま [電卓]をたたけばよろしいです。(下図)

 

なお、これの解除方法は、[電卓]アプリをアクティブにしておき、再度 [Windows]+[Ctrl]+[T]を押します。

また、このショートカットキーも、上記「PowerToysの設定」画面で変更可能です。

詳しくは、Microsoftのページ「Always on Top ユーティリティ」をご参照ください。