このブログ記事で使用する図や Excelで一部だけ飛び出たデータがある縦棒グラフなどで、図の一部を省略して縦に縮めることをよくします。
例えば、下図は、スマホの画面をスクリーンショットし、縦に長い 2つの画面の上側と下側を合成したものです。

 

その結合部分に、省略したことが分かる「省略線」を重ねています。

私がよく使うのは、Word・Excel・PowerPointの「図形」にある「小波」という図形です。
この「小波」は、下図のように“波”が 2波 横に連なったような形状ですが、横方向に伸ばしていくと、相対的に“波”の高さが分かりにくくなります。

 

横に長い省略線としたいときは、上図の上段の「小波」図形を、複数並べてみれば良さそうです。
「小波」図形を 3つ横に並べてみました。(下図)

 

一見するとこれで良さそうですが、各図形に「図形の枠線」を施しているため、「小波」の結合部にも枠線が見えてしまっています。
この結合部の枠線は除去し、外周の枠線は残したい‥‥そんな方法があります。
PowerPointに備わる「図形の結合」機能です。

この「図形の結合」機能については、「PowerPoint 図形の結合」記事でご紹介済みです。
合わせてご参照ください。

PowerPointのスライド上に「小波」図形を 3つ横に並べ、そのすべてを選択、[図形の書式]-[図形の挿入]-[図形の結合]をクリックし「接合」をクリックします。(下図)

 

そうすると、3つの「小波」図形が 1つに結合され、しかも外周の枠線はそのままで、結合部分の枠線は除去されています。(下図)

 

あとは、この図形をマウス右クリックし「図として保存」を選択し、適当な場所に保存します。
既定では png形式の図として保存されますが、jpeg形式など他の画像形式として保存も出来ます。
保存が面倒であれば、この図形を使用するアプリにコピペすればよろしいです。