スマホなどのストレージ残容量が不足してくると、いろいろ工夫をして“空き”を作るわけですが、その中に「キャッシュ」を削除してみるということもします。
Webブラウザに溜まった「キャッシュ」を削除することを指す場合が多いですが、アプリによってはキャッシュデータが溜まっていて、それがストレージ残容量を圧迫している場合もあります。

ちなみに、「ブラウザの閲覧履歴やキャッシュを削除」「iPhoneの動作が重いと感じたら」などの関連記事も合わせてご覧ください。

ここでは、「LINE」アプリに溜まったキャッシュデータの削除についてご紹介します。

LINEアプリでも、写真などのデータを読み込みトーク画面に表示していますが、それを改めて表示するときに、その都度サーバーからダウンロードするのでは見られるまでに時間が掛かってしまいますし、データ通信料が掛かってしまいます。
そのため、読み込んだときに「キャッシュ」データとして一時的に保存し、改めて見たいときはこの「キャッシュ」データから再生するわけです。

便利な機能ですが、LINEアプリを頻繁に使っていると、このキャッシュデータが溜まっていき、ついにはストレージ残容量を圧迫するようになると、LINEアプリをはじめスマホ全体の動きが重くなるようになります。

そのため、以下にご紹介する手順で LINEのキャッシュデータを削除します。
ただし、頻繁にこの作業をする必要はなく、ストレージ残容量が不安になったらやるということでもよいです。

iPhone版 LINEアプリを例にご紹介しますが、Android版についても同様です。
一部表記に違いがありますが、それは後述します。

iPhoneの LINEアプリを開き、「ホーム」画面右上の歯車アイコン「設定」をタップ、「トーク」を開きます。(下図)

 

この中の「データの削除」を開きます。
すると下図のように、キャッシュデータとして保存されているデータ容量が表示されますので、画面下部の「選択したデータを削除」をタップします。

 

確認画面で「データを削除」をタップして削除します。

Android版では、「設定」-「トーク」と開くところまでは同じですが、その画面で「トークルーム内の一時ファイルを削除」をタップし、確認画面で「削除」をタップします。
間違って「トーク」画面の「すべてのトーク履歴を削除」をタップしないようご注意ください。

ところで、LINEのキャッシュデータを削除するときに、注意すべきことがあります。
LINEアルバム」記事にも書きましたが、LINEでは、トーク上の写真や動画などに保存期限があります。
この保存期間はそのトーク上に保存されている写真や動画などの容量や期間などにより一定ではなく、過去の写真などを見返したいときに「保存期間が終了したため写真を読み込めません。」と表示されることがあります。
送られてきた画像を一度でも拡大表示したことがあれば、そのときにキャッシュデータとしてLINEアプリ内に保存されるので、キャッシュデータが残っているうちは表示できます。
でも、キャッシュデータを削除してしまうと、それも出来なくなります。
そのため、保存しておきたい写真や動画であれば、上記記事などを参考にして保存してから、上記のキャッシュデータの削除を行ってください。