iPhoneの標準アプリ「Safari」でインターネット上のいろいろなページを見ていると、使い始めの頃に比べ徐々に重くなっている気がしませんか?
これは Safariに限らず他の Webブラウザでも起こり得る問題です。

 

1つの原因として、キャッシュ、閲覧履歴、Cookieが蓄積され、メモリ残容量に影響を及ぼしている可能性があります。

 

「キャッシュ」は、表示したWebページを構成する要素(文章や画像など)を保存したデータで、次に同じ要素をダウンロードしなくとも高速に再表示することができます。
「Cookie(クッキー)」は、Webページの提供側が同じユーザが再訪してきたとき分かるようにそのユーザのブラウザに残していくデータを指します。
「閲覧履歴」は、文字通り いつ、どのWebページを閲覧したかを記録したデータです。何日か前に閲覧したページを再度見たいとき、この履歴を遡って閲覧することができます。

 

いずれも便利に使用するために用意された仕組みですが、上述のようにずっと使い続けていくと重くなりますので、(頻繁ではなく)ときどき消去してあげるとよいでしょう。

 

iPhoneでは [設定]-[Safari]を開き、もしキャッシュや閲覧履歴とCookieを一括して削除してよければ [履歴とWebサイトデータを消去]をタップします。

 

もし、Cookieを削除し、閲覧履歴は残したいときは、その下の[詳細]をタップし、[Web才知データ]をタップ、閲覧したWebサイトがリストアップされるので、右上の[編集]をタップ、削除したいWebサイトの左側に出る「-」マークをタップし、右側に現れる[削除]をタップして削除します。
すべてのCookieを削除するなら、その「Webサイトデータ」画面の下方にある「全Webサイトデータを削除」をタップします。

 

例えば YouTubeなどのアプリでは「閲覧履歴」を参照して、ユーザの嗜好を捉え「おすすめ」を提供しています。そのため履歴を削除すると、初めてそのWebページを訪れた人として表示します。
これらのデータを消去するときには、その損得を考えて実行してください。

 

また、同じApple IDで iPadのような端末をお持ちの方は、一方の Safariの履歴などを消去すると、他方の履歴なども消去されるので、こちらもご注意を。