これまでの、お弁当な話はこちら。
娘が保育園から幼稚園に転園したのを機に、お弁当作りを始めて8か月ほど経った。
さすがに、少しは慣れてきたと言ってもいいのだろうか。
が、基本的に週2回(週3回は給食)のお弁当の日の朝は、相変わらずバタバタだ。
朝ごはんとお弁当のおかずを同時進行で準備し、給食の日と比べると倍速で動いているわたしの横で、娘が
「今日はお弁当?やったー!」
と、笑顔でテンションを上げている。
そう、こうやって喜んでくれることが嬉しくて、お弁当作りをつい頑張っちゃうのだ。
③は、いなくてもいいか。
あとの2人がイラッとしそう。
さて、「冬の陣」である。
この時期は幼稚園でお弁当をあたためてくれる。
お弁当箱もアルミ製のものに変えた。
そういえば、自分が幼稚園の時も、冬は同じことをやっていたなぁ。
お弁当作りでひとつ助かっていることは、わが娘、野菜が大好きなのだ。
卵料理やな練り物など、苦手も多い。
が、嫌いな食べ物は、入れなければそれで良し。
野菜は結構スペースが稼げる。
キュウリとトマトでお弁当の半分が埋まっていても、娘は文句言わないだろう。
しかし、冬のあたためシステム導入により、おかずが少し限られてくる。
幼稚園の弁当あたためマシーンがどんなものかは知らないのだが、これまで色どり要員として当てにしていたキュウリにトマト、娘が好きなサラダ類などは保温向きでないと判断して入れるのを避けている。
今、頼りにしているのは、茹でたブロッコリーと、きんぴらや煮物の人参だ。
隙間があればブロッコリーの芯を差し込むのも良いし、人参は型抜きしておくと、見た目の可愛さが増す。
肝心の型抜き人参が縦で見えづらい。
アンパンマンポテトも縦で窮屈そう。
可愛いキャラ弁にも憧れるけど、今はおかずを詰めるだけで精いっぱい。
今のところ、お弁当作りで気にしてるポイントは主に以下である。
①衛生面(冷ましてから詰める、汁気を切る、夏は保冷剤を入れるなど)
②色どり(赤系と緑系があれば良しとする)
③栄養(炭水化物、たんぱく質、野菜、が1個ずつでも入ってれば良し)
④量
④の量については、どのくらいちょうどいいのか悩ましい。
たびたび触れてきたが、娘はたくさん食べるほうだ。
(なので、野菜好きでもスリム体型ではない)
以前のお弁当話では、いつもお弁当箱を空にして帰ってくる…と書いたが、その後は時々、残して帰ってくる日もあった。
「お弁当、多かった?」と尋ねると、「うん、多かった」と答える。
そうか、ならば…と、おかずを減らしてみたり、おにぎりを小さくしてみたりして、適量を探る。
でも、家の昼ご飯では大きなおにぎりを2つペロリと食べることもある。
いいさじ加減がなかなか難しい。
ある日、幼稚園の先生がこんなことを言っていた。
「早くお友達と遊びたくて、残してしまうのかもしれないですね」
なるほど、これは腑に落ちた。
お腹いっぱいで食べきれない…というよりも、みんなが遊び始めている中で、自分だけお弁当を食べ終わっていないのはもどかしい気持ちになるのだろう。
今は自分が思うより少なめに、を心がけているが、その日その日で状況も変わるだろうし、量に関してはこれからも悩みそうだ。
冬になってから、お弁当の日に限らずおにぎりを作ることが増えた。
気温の高い夏場とは違い、朝おにぎりを作って昼ご飯用に置いておくことができる。
そうすると仕事休みに息子と食べる昼ご飯や、在宅勤務の昼ご飯が楽なのだ。
娘は昆布おにぎり、息子は甘いはちみつ梅のおにぎりが好きらしい。
個人的に「ゆかり」は最強だと思っている。
何となく習慣で三角おにぎりにしているが、昔母が作ってくれた俵型おにぎりもなつかしい。
そう、娘のお弁当作りを始めてから、自分の母のお弁当もよく思い出す。
遠足のお弁当、
運動会のお弁当、
娘と同じで、わたしもお弁当が大好きだった。
中学・高校時代はほぼ毎日お弁当だった。
子供3人、父の分まで。
誰より早く起きて朝ごはんと4人分のお弁当を作っていた母。
「お弁当作り大変やわ…」なんて、愚痴は聞いたことがない。
なんてこった、娘1人分のお弁当を作っただけでエッセイのネタにしている自分は、40歳の若輩者だ。
娘も将来、自分の子供にお弁当を作る時は、わたしのお弁当を思い出すのだろうか。
そう思うとうっすらプレッシャーを感じるが、だからと言って急には腕を上げられない。
今週も、娘の喜ぶ顔を思い浮かべてバタバタとお弁当を準備するのみだ。
来年はお弁当が2つになる。
息子は娘と好みも食べる量も違うので、また4月からはしばらく手探りかな。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ほな、また~
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