先日、冬並みに寒かった日のこと、ラジオからこんな話が聞こえてきた。
「そういえば昔は、乾布摩擦(かんぷまさつ)ってのがあってねぇ…」
か、乾布摩擦!!
すんごい久しぶりに聞いた。
若い方は、経験がないどころかその言葉さえもピンとこないだろうか。
いや、同世代(40歳前後)も、やらずに済んでいる方が多いかもしれない。
乾布摩擦とは、真冬に上半身裸になり、乾いたタオルで身体をキュッキュとこするのだ。
なんでそんなことをするのかと言うと、体力向上、風邪予防などのためらしい。
幸せか不幸か、わたしは幼稚園の時に乾布摩擦を体験した。
幼いながらに、「今日はかんぷまさつか、イヤだなー」と思っていた記憶がある。
はて、今は冬に乾布摩擦をやってる幼稚園はあるのだろうか…
懐かしすぎて、絵に描いてしまった。
乾布摩擦の効果かどうかは全くわからないが、大人になってからも身体は丈夫な方だと思う。
前節はこのくらいにして、本題の母娘デートである。
なんと、前回娘と2人でお出かけらしいことをしたのは、今年の2月ではないか。
↓
リンク載せるのをためらう程、絵が荒いったら荒い。
まあ当時はあれが精いっぱいだったから、責められないけど。
思ったよりも間があいてしまった…
しかし、あたためた甲斐(?)あって、前回は近所のコメダ珈琲、今回は娘と2人で都内に繰り出した。
一気に移動距離を伸ばしたのだ。
具体的な駅名などは記載しないでおくが、埼玉にある自宅から電車を2回乗り換えて着く、めちゃくちゃメジャーではないけど、都心の隠れたおしゃれタウンだ。
わたし自身も、そのあたりまで行くのは久しぶりだった。
なぜそんなおしゃれタウンに行くことになったかと言うと、友人がその街にあるギャラリーで、絵の個展をやっていたからである。
年中で絵画教室に通い始めた娘が、上手い人の絵に触れるチャンスだと思ったのだ。
電車の乗り継ぎもあり、目的の駅に着いた時は、ギャラリーまでの道のりで「まだ着かないの…?」疲れを見せていた娘だが、登り坂に出くわすと突然「よし、ここは走ろう!」と言って本当に駆け出した。
ギャラリーで絵を見るのが初めてだった娘は、落ち着かないらしく終始モジモジしていたが、個展のフライヤーと同じ絵を見つけて、「あっ、同じのあったよ!」と言っていた。
なるほど、子供に「絵画鑑賞」って言うと、かしこまった響きに聞こえるけど、少し遊び心をもって芸術に触れてもらうと、親しみやすくなるしれないなと思った。
ギャラリーのお姉さんに、近くでお茶できる場所を教えてもらい、おしゃれカフェに入ってアイスクリームが乗ったアップルパイを半分こして食べた。
おしゃれカフェは、ラテアートの気遣いもおしゃれ。
コメダでデートした時も感じたことだが、娘と2人だけで出かけるのは何だかラクなのだ。
自分のことを色々自分でできるようになり、ちょっとした会話相手にもなってくれる。
あっ、やっぱり成長してるんだなぁ、と、気づくひとときだった。
娘としては甘えたい気分もあったのだろう。
いつもは「おかあさん」と呼ぶのに「ママ」と言ってみたり、
わたしが「たまには2人でお出かけ、嬉しいね」と言うと、「今日は○○ちゃん(息子)が、ワーッってなってないしね」と、嬉しそうに答えたりしていた。
そうそう、毎日息子が隣でワーッってなってる(まあ娘もたいがいやけど)と、思うように甘えられないことも多いんだろうなぁ…と、こういう時はハッとさせられるのだ。
コメダデートの時も同じことを思って、また娘と2人で出かけようって心に決めてから、半年以上も時間が経ってしまった…
小さい子供が2人いると、慌ただしくてつい目の前のことや、目先のことばかり見てしまうけど、時にはふと立ち止まって娘一人とじっくり向き合う時間(もちろん息子とも)も作りたいなぁ、と改めて実感したのだった。
4歳ともなれば、大人になってからもお母さんと2人で電車に乗ってお出かけしたことを、覚えていてくれるのだろうか。
お母さんは絶対に忘れないぞ。
お母さんも楽しかったよ!また行こう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ほな、また〜
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