昨年の夏のブログの続きです。少し長い記事ですがお付き合いください。
我が家の自転車練習
の続きです。
最近、長男G-レックス(6歳)補助なし自転車に乗れるようになりました。
といってもまだ平地と緩い下り道だけなので完全に乗りこなしてはいませんが。
たまに生徒さんの保護者さまに
『自転車どうやったら乗れるようになりますか?』
という質問があるので参考までにわが子の過程を紹介します。
※あくまでもわが子の場合ですが・・・・。
①ストライダーでバランスをとる。
家の子はまず3歳から『ストライダー』に乗ってバランス感覚を養いました。
ご覧の通り、ペダルとブレーキがありません。
地面を足で蹴って、バランスを取りながら走行します。
最近はこれらのペダルなしバイクがたくさん売ってます。
丸2年間乗りこなしたのでかなりバランスが良くなり、地面を蹴って進むコツもつかみました。
ストライダーはすごく小さい子向けの乗り物なので、
小学校低学年や年長さんぐらいになるとサイズが合わないかもしれません。
そのような子の場合は自転車のペダルをとる(自分でとるか、自転車屋さんに頼むか)してバランスを養う方法もあります。
②補助輪付き~漕ぐ練習
小さな自転車(14インチ)で
初めて補助輪付きの自転車に乗りペダルを漕ぎます。
ストライダーとは違い大きさ、重さを実感しながら
『ペダルを漕ぐ』感覚とブレーキングを身につけていきました。
そしていよいよ、補助輪を外します。
※『この補助輪を外す』タイミングが難しいところです。
『補助輪を外したくない!!』と主張する子も多いですね。
わが子の場合は殆ど強制的でした、
理由は『ストライダーで上手に出来きてるから。』
強制的ですが、その点はわが子も納得していたような気がします。
でもよく考えてみましょう。
補助輪付き自転車と補助輪なし自転車では、全然養われる能力が違うのです。
補助輪ずっと付けたままだと、自分でバランスとれないし、
『地面を蹴って前に進む』ことと
『前に進んだら安定する』ことを身体で覚えられませんよね。
という理屈で早めに補助輪を外しました。(練習2~3回目で)
③補助輪なしでの練習
まずはハンドルを握って地面を少しずつ蹴りながら前に進む練習をします。
☆両足で地面を蹴って進む
☆片足ずつ交互に地面を蹴る
☆止まる時はブレーキを握る!
を繰り返しながら、少しずつ地面から足を離して前に進む事に慣れていきます。
ストライダーで地面を蹴って前に進むのと同じです。
地面から足を離すことに慣れたら、いよいよ漕ぎながら進む練習です。
利き足(やりやすい方)側のペダルを高い位置に回して足を置き、
一回強く『フン!!』と漕ぐ。
を繰り返しヨロヨロと倒れそうになりながら
『フン!』と漕いだら前に進む感覚をつかみます。
それに慣れたら、
反対の足をペダルに載せて、あとはひたすら漕ぎながらバランスを整える事を何度も繰り返します。
子供に安心感を与えるためと
漕いでスピードを出す感覚を身につけるためです。
しかし補助の力が強すぎると自分で左右のバランスを保つ機会を失ってしまいます。
慣れていない場合は、必ず漕ぎはじめはグラグラします。
このグラグラする感じを利用し、子供が自分でバランスを保つ能力と、
『進みだすと安定する』という事を身体に覚えさせていきます。
補助の力はソフトに!!
補助の手をスッと離して進めるようになった子。
あと大事なのは、安定させるための姿勢です。
ペダルに両足を載せることになれない子は、大抵目線を下にします。
そうなると力が入るし、周りが見えません(先を見る事が出来ずにバランスを取りにくいのです)
数十メール先でも数メートル先でもいいのですが、前方に目印となるものを置きます。
この画像ではコーンを置き、その辺を見て、視線を上げて進むようにしました。
ちょっとわかりにくいのですが、猫背ではなく、ピーンと背中を伸ばして進めるようになります。
イエーイ!!出来た!!(羊蹄山をバックに)
先日ニセコドライブに行った際に、ひろーい公園で自転車練習。
家の近所は坂が多く、平地の練習できる公園に行くにしても、わざわざ車移動が必要・・・・。
しかも歳の近いきょうだい3人なので、一人に集中してあげれる時間もそんなにない。
僕と妻が二人ともいるときじゃないとなかなか練習できないんです。
なので実際、補助なし自転車での練習に時間をかけたのは数回です。
その数回でとりあえず自転車に乗れるようになったのは、
丸二年ストライダーに乗り続け、バランス感覚をしっかり身につけたおかげかな。
と思います。
普段、幼児から高学年の子に運動全般を指導していますが、
好奇心旺盛で何でも果敢にチャレンジ!!という子や早くコツを飲み込む子もいれば、
いちいち手間暇かかる子(これは、わが子を含みますが・・・)
発達に障害を持っている子(こっちもわが子の事でした・・・)※末っ子ノン君3歳目前ダウン症児です
ホント、子供って色々です。
その色々な分だけ、教え方・伝え方も違ってきます。
一人ひとりが何かに挑戦し、自信をつけていく
という過程を見る事ができるってホントに幸せな事だなと、つくづく思います。
さてさて、わが子の自転車の今後の課題は
ブレーキと漕ぐ力の調整によるスピードコントロールです。
いろんな道で漕げるようになると一層、楽しみも増えるし、
親子でツーリング!!なんてのも夢ですね。
豊平川の河川敷を親子で歌いながらツーリング!!!
してみたいな~。