前回のブログでは
「ビリヤードのA級とかB級とかC級って?」
というクラス分けの公式クラスについてご紹介しました。
公式には「プロ」「A級」「B級」「L級」がある、
というのはお分かりいただけたかと思います。
ではよく聞くその他の
「SA級」「SB級」「C級」「ビギナー」は?
最近は「SC級」というのもたまに聞きますね。
(一部地域で例外があるのですが、今回は全国的・一般的なクラス分けをご説明します。)
これらはビリヤード協会が開催する公式の試合ではなく、
CSカードがなくても参戦できる地域やお店単位で開催される
試合形式のイベント等をする際や、
個人で対戦する時にハンデを決めるための目安として使われています。
いわゆる「ローカルルール」なので
罰則などがある訳ではなく「自己申告」で決まるのですが、
「SA級」だけは別で、
全国的な公式のA級試合で優勝した人がSA級、と呼ばれます。
その他の「C級」「B級」「A級」などは
自己申告だったり、
お店のイベントでB級で何度も優勝していたりすると
「次からはA級で参戦してね」と言われたりします。
この場合、悩むのが
一般的にローカルと公式の級は統一して使う。という地域やお店が多かったところです。
例えば
・ローカルで「B級」で参戦して公式試合は「A級」で参戦する、又はその逆
・地域によって使い分ける
というのは罰則こそないものの、長いあいだ
良くないこと・カッコ悪いこととされてきました。
また、ローカルであっても一旦A級を名乗ると一生B級には戻らない、というのも一般的な考えでした。
今はありませんが、賭けに大らかだった昔の時代は
ローカルでも結構な賞金額のイベントが度々あったそうです。
ローカルでも公式と同じくらいクラス分けのルールが守られ続けているのは
こういった事情があったというのも理由の1つでしょう。
ですが最近ではお店によっては
「公式の試合はB級で良いけど、お店で開催するトーナメントはA級で出てね。」
ということも結構よくあるそうです。
ローカルと公式の差が大きくなりすぎて、クラスの使い分けが必要になってきたのですね。
こういった柔軟さもマイナースポーツならでは。
次回は、気になる
というお話です。