こんにちは、
家族のお悩み解消UMIカウンセラー
しまさとです。
夫婦問題を解決したいときに、
なぜ親子関係を見るのか？
って、カウンセリングを受けたり
ブログを読んで心理学を学ばれたばかりの方は
思うかもしれません。
私は思ってましたｗ
夫婦問題になぜ親子関係が
関わってくるのか？
それは、人が新しく家族をつくるときには
個人の分化度
が大きく関係してくるからです。
先日の記事
で、
親から経済的に独立していても、
感情的な「個人の分化」が不十分な場合もあります。
と書きました。
個人の分化とは、
家族の一部であろうとする力より
独立した自己であろうとする力が勝ること。
家族の一部＜独立した自己
の状態を分化度が高いと表現します。
夫婦関係は個人の分化度の違いによって
変化していきます。
さらに、個人の分化度は
育った環境の親子関係が大きく関係します。
その辺を、産後クライシスを例に
解説していきますね
産後クライシスがとりあげられた情報番組では
産後クライシス特集のあとに
母娘クライシスという特集をくみました。
人は生まれ育った家族の人間関係と似た形を
無意識に新しい家族の中にも持ち込みます。
例えば、
母親が娘に対していつもダメ出ししたり、
怒ってばかりの過干渉気味だったとします。
母親は娘を一人前として認めないことで、
自分の存在意義を見出し、
娘は母親に認めてもらえないことで、
顕在意識的には母親に反発しながらも、
潜在意識的には自分は一人前でない
認めてもらえない
と感じ続けています。
潜在意識でなので、
本人は無意識です。
母も娘も個として独り立ちが出来ず、
こういう関係は共依存と呼ばれます。
個が確立していない人が新しい家族を持つと
同じ共依存の関係を構築しようとします。
自分自身を認められないから
自分以外の他者に認めてもらおうとします。
何度も言いますが、無意識で
今度は母ではなく、
パートナーに対して・・・。
結果、夫婦間で共依存の関係をつくり、
感情的に癒着した家族システムができあがる。
それが、出産によって家族システムが揺らぐと
お互いに不安が増して激しい
感情のエネルギーのやりとりがされる
これが、産後クライシスが
極端な形で現れるパターンです。
ちなみに、我が家はこれでした
私は母に認めてもらえない
があったので、ずっと夫に対して
／
認めてよ～
＼
というのをやっていたことに気づきました・・・。
また、夫婦になる人の分化度はだいたい同じ
だと言われています。
お互いの成長に必要な人を
ちゃんと選んでいるのですね～。
なので、産後クライシスをきっかけに
自分が精神的に親に依存していたことに気づけば
共依存の関係を断ち切ることができます。
さらに、同じことを子どもにして
世代間で共依存が連鎖することも防げます。
でも、分化が進む過程では、
お互いに大きな精神的苦痛を伴います。
自分の心と向き合うのって
苦しいんですよ～。
見たくない感情を見つめるので
でも、苦しいけれどスルーせずに
しっかりと自分と向き合うことで、
お互いの分化度をあげることができます。
結果、人間的にも成長出来て
同じことが起きても動じない、
夫婦で次のステージにあがることができます。
産後クライシスでお互いに分化度をあげて、
これから起きる家族のクライシスを
乗り越えるベースができます。
産後クライシスをきっかけに
自分が何を思い、何を感じているのか？
そこをしっかりと見つめて、
夫婦で向き合うことで、
お互いの分化度をあげていける。
そう考えると、産後クライシスって
チャンスですよね。
以上、
夫婦問題を解決したいときに
親子関係をみる理由
でした。
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