着物でクロアチア旅行(13) ザグレブ プリトヴィッツェ湖畔国立公園 後半 | ほぼ日刊?着物新聞

ほぼ日刊?着物新聞

ネットショップ「モダン着物小物 梅屋」umeyakimono.com の店主 梅まりの日記。
製作日誌や入荷情報、プライベートな着物お出かけネタ、コーディネートなど。
自分らしく、自由に、おしゃれに着物を楽しもう♪

着物でクロアチア旅行、これまでの旅行記はこちらをどうぞ。

 
前半コースは、団体客が多くて思うように歩けないし、写真撮ろうにも人が映り込むし、正直、イマイチ自然を満喫できなかったのですが、後半コースは雄大な自然を独り占めできました。
何しろ、人がいないです。
後半コースの方が、前半コースよりも広いのですが、会った人はこのカップルだけ。
 
自然も雄大で、本当〜〜〜に気持ちよく、来て良かった!!と思ったのでした。
 
しかし後半コースの方がややハード。
雨が本降りだったら靴はびちょびちょになっていただろうな〜と思うところも。
 
母も満面の笑顔ドキドキ
・・・と、ここまでは良かったのです。
 
余裕かまして歩いている後ろ姿。
しかしその視線の先は、すでに濃い霧が。。。
 
帰りのバスに合わせて、少しだけ回って引き返してこようと思っていた後半コース。
しかしあまりにも気持ちよくて美しくて楽しくて、歩いたり写真を撮るのに夢中になってしまい、どんどん奥へ進んでしまっていたのでした。。。
 
しかし時刻はすでに夕方。
16時ごろと言えば東京の街中ではまだ明るい時刻ですが、ここは山の中。
「夜の帳が下りる」とはよく言ったもので、山の夜が急激に訪れるのは、伊豆の山奥に行くたびに感じていたのに、すっかり忘れていたのです。
しかしとにかく、園内のシャトルバスが着くST3という出口を目指すことに。
 
手元にあるのは簡単な地図のみ。
後半コースは園内の道案内表示が極端に少なく、現在地が全くわかりません。
もちろん、広大な園内を見渡す限り、人っ子一人いない。
先ほどのカップルは、途中で引き返したのか姿が見えません。
 
目指す出口ST3はここから何十分なのか何時間なのか、全く見当がつかないまま歩くことに。。。
前半~後半コース歩くと、合わせて6~8時間かかると案内板にあったことだけが思い出される・・・汗汗汗
 
そしてここはクロアチア。
夜、閉園時間を過ぎて誰か園内にいても、きっと助けに来てはくれないだろう(日本のこういう公園でどうなのかはわかりませんが・・・)。オオカミも生息するというこの森ゲッソリ
 
そんなことを思いながら、一体どれだけ歩けば出口に着くのかわからないまま、ただただひたすら歩いていたときは、心底恐ろしかったですドクロドクロドクロ
より手付かずな自然を楽しめる&道も舗装されていない、という本格的なコースになっていたのですが、もちろん、景色を楽しむ余裕もなく、写真もなしえーん
 
 
そして目指した出口ST3を見つけた時の喜びと言ったらビックリマークビックリマークビックリマーク
やった〜ビックリマーク助かった〜〜!!と飛び跳ねました笑い泣き
 
あと10分遅かったら、靄も濃く真っ暗になっていたというギリギリのタイミングで出口にたどり着くことができました。
 
 ・・・・・・・カラス・・・・・・・
 
しかし喜んだのも束の間・・・
ザグレブ行きのバス停に行く園内シャトルバスは、すでに最終便が出発した後。
広大な公園内の端っこの出口ST3に、二人取り残されていたことに気づいたのでしたガーン
 
 ・・・・・・・カラス・・・・・・・
 
あわてて公園事務所に電話をしたら「レンジャーをよこすからそこで待ってて」とのこと(電話が圏内になっていて良かった。この少し前、別の場所から電話かけようとしたら圏外だったのです)。
たまたま通りがかった韓国人の女の子と3人でレンジャーの到着を待つことに。
(この女の子はふらりと一人で歩いていたけど、もうすぐ真っ暗になる山の怖さを分かっていなかったみたい。私たちが声をかけなかったら、そのまま通り過ぎ、山の中を歩いてしまいそうでした。)
レンジャーが到着する15分ほどの間、まだかまだかと3回も電話して催促したので、電話口の向こうの人には呆れられていたような・・・汗
 
そしてようやく(といっても電話して15分ほどで)、レンジャーが到着し、バス停まで送ってもらい(この時すでに周りは真っ暗闇。もちろん街灯などなし)、ザグレブ行きの最終バスにはちょうど良いタイミングで乗ることができ(バスが15分遅れで到着したため)、無事ザグレブに戻って来ることができました。
無事帰還してほっとしたところ。
 
 
本来なら6~8時間かけて歩くコースを、気づけば3時間で回っていました。
後半は、ほぼ駆け足。
濡れた落ち葉で滑らないよう、湖に落ちないように、気をつけながら。
もはや、着物かどうかなんて関係ありません(そして早く歩くのに着物は全く足手まといにならなかった)。
バサバサと着物の裾を翻して大股で歩く私の後ろ姿を、母は忘れられないそうです笑い泣き
 
私は山歩きについては、天城の山中に年に何度か入り、道無き道を歩いているので、慣れているかもしれません。
ですが、それはちゃんとした格好でのこと。
着物で遭難とか、私の「着物でやりたいことリスト」に入ってないどころか、全くシャレにならないので、「ヤバイヤバイこれはヤバすぎる!!」と心臓ばくばくでしたチーン
母も、毎日スクワット100回&エアなわとび1000回で足腰鍛えてる人で良かった・・・
どんなに頭鍛えても、普段身体動かしてないと人間生きていけないのだ、と実感。。。

そして、日本の注意喚起表示の多さに慣らされていることも、痛感。
園内の現在地表示が少ないと文句を言っても、ここはクロアチア。。。
クロアチアでは、バスやエスカレーターなどでの'Watch you step.'の類すら一度も見なかったくらい、こういう案内が少ない国だと思います。
うるさいくらいにあちこちで、表示やアナウンスがされている日本にいると、うるさいなと思いつつ、それに慣れてしまっているのですよね。
 
 
その夜行った、ザグレブ市内のレストランにて。

ザグレブ行きの最終バスに間に合わなかったら、着の身着のまま公園近くのホテルに泊まらないといけないな・・・なんて思っていたので、こうして綺麗なレストランで食事ができたことに、大きな幸せを感じたのでしたえーん
 

 

早くも盛夏の着物!梅屋×新之助上布 本麻反物をお披露目します!

会期:2018年1月5日(金)~11日(木)
時間:12:00~19:00 
場所:梅屋アトリエ(二子玉川駅徒歩5分)
東京都世田谷区玉川3-28-2ハイツリバーサイド101

駅からの詳しい道順はこちらをご覧下さい。

 

 

うめたまのセレクトショップ、ラフォーレ原宿にて!

 


http://umeyakimono.com
facebookページ→https://www.facebook.com/umeyakimono/

Twitter→@umeyakimono

Instagram→@umeyakimono

 

よろしければクリックお願い致します。