それまでまだ Etheostoma 属のダーター類は一種も釣っていなかったので、初シルバーシャイナーを釣った日に別のクリークでレインボーダーターを狙うことにした。このクリークはやはりグランドリバーの支流だが、水がとてもきれいで、しかも浅いトロ場になっており、サイトフィッシング (見釣り) でダーターを狙うには最適だった。

タックルはホリデー白糸の穂先1本のみに、道糸1号、ガン玉小、極小スイベル、タナゴバリ極小ハリス約5センチで、ハリ上約2センチのところに板オモリをほんの少しつけた。エサはガーデンワームをハリの長さに通し刺しにした。

ダーターを探してトロ場の中をウェーディングして歩いていると、1尾のダーターが驚いて逃げるのが見えた。隠れた場所を見届け、すぐにエサをその鼻先に置いたところ、そのダーターは逃げて来たばっかりだったにもかかわらず、パクっと喰らいついた。アワセてゴボウ抜きする。手の上でレインボーダーターであることを確認。地味な色だったのでメスだろう。

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初めて釣ったレインボーダーター


スズキ目ペルカ科 Etheostoma 属。イエローパーチと同科である。ダーターとはダートするもの、つまりピュッピュッと素早く泳ぐ魚と言う意味。きれいな水の流れるクリークや中小河川の、底が礫やゴロタ石になっている流れの速いザラ瀬に棲んでいる。 カナダではオンタリオ州南西部に分布。最大全長8センチ弱。 大きなオスはその名の通りレインボーな色を身にまとう。産卵期は4-6月。

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見事な色彩を帯びたオスのレインボーダーター。2005 年9月オンタリオ州ソーギーンリバーにて。



2013 年 10 月にアラバマ州で釣ったレインボーダーター



2013 年 10 月にアラバマ州で釣ったレインボーダーター



2013 年 10 月にアラバマ州で釣ったレインボーダーター



レインボーダーターの俯瞰



レインボーダーターの腹側



レインボーダーターのハビタット。アラバマ州北部。