今日 ( 7/26 ) も 雨の天気でしたが、朝方、梅雨の合い間をぬうようにして、 「 あさがお 」 ( 銘 若紫 ) も 「 大白芙蓉 」 ( 銘 浮舟 ) も、
美しく咲いてくれました! ありがとう!!
桃が 美味しい時期になりましたネ! ( 山梨県産 )
● 「 ロレンソ了斎 」 と言っていますが、実名では ありません。
“ ロレンソ ” というのは、
山口で、フランシスコ ・ ザビエル神父と出会い、洗礼を授けられて
与えられた 霊名 ( キリシタン名 ) です。
“ 了斎 ” というのは、
斎号 と言われるもので、 “ 何らかの道を究めんとする者 ” に対して
呼ばれた 雅号 ですので、これも又、実名ではありません。
( 細川幽斎 ・ 柳生石舟斎 ・ 東洲斎写楽 など )
ということですから、
私たちが、「 ロレンソ了斎 」 と呼んでいる イルマン ( 修道士 ) の
日本名さえ、伝えられてきてはいません。
● ロレンソは、1526年、肥前国 ・ 白石 という漁村で生まれました。
現在の 長崎県平戸市春日町白石で、目の前に、生月島が見えて
います。
生まれた時から、片方の目は視力がなく、もう一方の目も、ぼんやりとしか 見えませんでした。
目の不自由な少年は、寺に預けられ、そこで 寺の修行をしながら、
琵琶の弾き方と 古い物語を語ることを学び、
将来、琵琶法師として生きていく準備をしました。
それなりの力をつけると、あとは寺を出て、自分で生計を立てていかなくては なりません。
白石に居ては、生計を立てていくことは出来ません。
琵琶を手に、村から村 ・ 町から町へと歩いて行きながら、
家々で 門付けをして 心付けをもらったり、
時には、貴人たちの家々に乞われて、「 平家物語 」 や 「 源平盛衰記 」 などの 昔物語の一節を語ったりして、
ほそぼそと、生活の糧と宿を 確保していました。
そして、より 人の多くいる ・ にぎやかな町を目指して、旅を続けて
いきました。
当時、 “ 西の京都 ” と呼ばれていたのが、大内氏の治める 山口の
町でした。
ロレンソは、洒落や 機智に富んでいて、
加えて、豊富な知識 ・ すぐれた記憶力によって、重宝されていました。
● そして、その山口で、
“ 異国の人たちが、この町で 新しい教えを説いている ” ということを耳にして、彼は、神父を訪ねる決心をして 出かけて行ったのでした。
「 彼は神父に 自分の疑問を提出し、満足して その答えを聞いていたが、そのたびごとに、聖なる教えを受け容れるほどに理解が進んだので、彼が充分に教えを受け取ってから、ザビエル神父は、彼に洗礼を授けて、ロレンソという霊名を与えた。
神父の愛は 彼を心服させ、遥かな遠くの地から、さまざまな困難や危険や苦労を冒して はるばる渡って来て、何一つ 現世の利益を求めるのでもなく、人々の魂の教化という、ただこの一つの目的のために
神父たちが計画している大事業に、いたく感動した結果、
彼は、琵琶を弾き ・ 物語を語り ・ 朗吟を聴かせて 人々を楽しませる
自分の仕事をやめ、
これからは、自分の性質から考えてみて 出来そうに思える仕事をして、我らの主 デウスに仕えるために、生涯をささげて、教会のために
働く決心をしたのでした。」
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お茶タイム 勿論、極上の よく冷した 桃を!
明日 ( 7/27 ) は、梅雨晴れ間 となるのかな?
まだ、梅雨明け ではないようです。