● 10月31日は 「 宗教改革記念日 」です。
1517年のこの日、現在のドイツのヴィッテンベルグ大学教授であったマルテイン・ルター(1483-1546)は、ヴィッテンベルグ城教会の門扉に「95か条の提題」を張り出し、
魂の救済を免罪符など金銭で売買するローマ教皇庁に公然と抗議し、宗教改革の烽火をあげました。この改革運動は全ヨーロッパに広まりカトリック教会に対してプロテスタント派として現在に至っています。
ルターの「聖書のみ」 (聖書のみに忠実な教会)、 「信仰のみ」(純粋な信仰のみによる内的救済)、 「万人祭司」(神の前での平等)の主張は、宗教改革の3大原理として全てのプロテスタント教会の共有財産となっています。
ルターは聖書を自国語(ドイツ語)で読めるために、1522年ヴァルトブルグ城で新約聖書をギリシャ語から翻訳し、1534年には新旧約聖書のドイツ語訳が完成しました。
ルターはまた、讃美歌を牧師と聖歌隊だけでなく、会衆全員が歌えるように改革し、自身でも多くの賛美歌を作り聖歌集を編纂しました。
讃美歌「神はわがやぐら」は、 ルターの代表作であると同時に,プロテスタント讃美歌の代表作であり、宗教改革の進軍の凱歌といわれています。1529年の少し前に作られたが、瞬く間に全ドイツ始め,ヨーロッパ各地に普及し、プロテスタントの信仰を広めるのにあずかって力がありました。
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