※ 阿武山福音自由教会での
福岡真一牧師の礼拝メッセージをもとにして
● 2050年には、世界人口の 3割は、65歳以上の人たちになる、と言われています。
阿武山福音自由教会では、そんな先のことではなく、今現在、20名の教会員の内、私たち夫婦を含め、半分以上が該当します。
高齢の皆さんは、これまで 神と教会とに 長く仕えてこられた方々です。
教会の大切な構成員である 高齢の方々のことを 大事に考え、
この方々が 希望と喜びをもって、教会生活 ・ 信仰生活を送られる
━━ というのでなければ、より若い世代の人たちも、希望が持てません。
いずれは、自分たちも同じように 年を取っていくのに、大事にされず ・ 居づらくなってしまうのだとしたら、喜びも希望も持てませんよネ。
高齢の皆さんが うれしそうに ・ 生き生きしていたら、私たちも うれしいのです。
あらゆる世代の人たちが 希望を持てる教会、又 社会でありたいと思います。
● 高齢の方々の 学ぼうとする能力 ・ いろいろのことをしていく力 ・ 考える力は、まだまだ しっかりとあるのに、
私たちは、高齢の方々の能力を 低く見てしまう傾向にあります。
肉体が弱ってきているからといって、信仰や 知力 ・ 理解力 等も弱っていると思うとしたら、大きな誤解です。
高齢の方々と共に、信仰を高め合い、考え ・ 行動していく姿勢を、
教会は 失ってはならないのです。
その人たちをないがしろにすることなく、その人たちが生かされ ・ 大事にされ ・ 共に建て上げていくのです。
● 旧約聖書 「 ルツ記 」 は、
いわば、「 高齢のナオミ 」 と 「 若いルツ 」 の物語です。
この 義母ナオミは、信仰的には、問題 いっぱいです。
・ エリメレクと ナオミ夫妻は、イスラエルの地に 一時的な飢饉があったということで、 “ 乳と蜜の流れる地 ” ・ 約束の地を離れて、食糧を求めて、異教の地 ・ モアブ へと移住してしまいます。
・ 普段、自らは 神の選民として、異教の モアブの人たちを差別的に見て対応していたのですから、そのような彼らが、厚遇されるはずが
ありません。
ナオミは、10年間に、夫も 2人の息子たちをも 亡くしてしまいます。
・ 飢饉が去った 約束の地 ・ イスラエルに、やはり 食糧を求めて、帰ろうとします。
異教の地 モアブの民であり、兄息子の妻だった ルツは、
父母や 生まれた国を離れて、姑のナオミに従い、知らない民の所に
来ることを選択するのでした。
「 あなたの行かれる所へ 私も行き、あなたの住まれる所に 私も住みます。あなたの民は 私の民、あなたの神は 私の神です。」
ルツは、主なる神を知るきっかけを作ってくれた ナオミに、これからも
仕えていくことを選択したのでした。
● モアブから帰って来た ナオミは言います。
「 私は 満ち足りて出て行きましたが、主は私を 素手で帰されました。
主は私を卑しくし、全能者が 私を つらいめに会わせられました。」
自分の過去を認めないで、ウソを平気で語り、
主なる神のせいにする ナオミ。
このような義母 ナオミでしたが、
ルツは、ナオミの心の悲しみに 寄り添うようにして、仕えていきます。
● ルツは、
差別的対応を受け いじめもありましたが、しかし、貧しい者と 在留
異国人のために 聖書で保障されていた ( レビ記 23 : 22 )
「 落穂拾い 」 に出かけて行きます。
聖書の言葉に より頼んで、ルツは行動します。
そして、ボアズとの出会い。
神の言葉通りに行動する ルツを、神は そのままにしては おかれません。
ルツは、ボアズと結ばれ、イエス ・ キリストの系図の中に組み入れ
られていったのでした。
不満いっぱい ・ 不信仰だった ナオミでしたが、
「 あなたを愛し、七人の息子にもまさる あなたの嫁 」 と人々がほめる
ルツが産んだ孫を胸に抱いて、喜びの内に、養い育てていきました。
ルツは、
ナオミに 喜びを与え、
ともに 喜びを共有することが出来たのでした。
※ 今日 ( 10/30 )、箕面の滝道の露店の
沖縄銘菓 「 サーターアンダギー 」 おいしかった!
「 サーター 」 ( 砂糖 ) 「 アンダギー 」 ( 揚げ物 )
https://ja.wikipedia.org/wiki/サーターアンダーギー