【 タリタ クミ ( 少女よ、起きなさい ) 】 | 高山右近研究室のブログ

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監修 右近研究家・久保田典彦
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    ※ マルコの福音書 5章 21 ~ 24、35 ~ 43節

 

 

● 会堂管理者の ヤイロという人の、12歳の娘が 死にかけていました。ヤイロは 必死な思いで、イエス ・ キリストの所にやって来て、

娘の いやしを お願いしました。

 

 それを聞かれて、キリストが ヤイロの家に向かっておられる途中、

 使いの者がやって来て、「 お嬢さんは、亡くなられました。」

 ━━ と 告げたのです。悲嘆にくれ、消沈するヤイロ!

 

 さあ、イエス ・ キリストは どうされたのでしょうか。

 キリストが出かけて行く理由が、無くなってしまったのではないので

しょうか。

 死んでしまった者を、どうすることも出来ないのではないでしょうか。

 

● イエス ・ キリストは、神であり ・ 主であられる お方です。

 

 イエス ・ キリストは、ヤイロに言われます。

 「 恐れないで、ただ 信じていなさい。信じ続けていなさい。」

 

 ━━ あなたが、わたしに、娘の いやしを願ったのは、

 わたしのことを、

 主なる神から遣わされてきた “ 救い主 ” ( メシア ・ キリスト ) で

あることを信じたからなんでしょう!

 いやしていただける 全能の神だと 信じたからなんでしょう!

 

 そうなのだとしたら、

 恐れないで、ただ 信じていなさい。信じ続けていなさい。

 そうしたら、信じる あなたは、神の栄光 ・ 神のわざを 見ることに

なるでしょう。

 

● 「 あなたの子どもは、死んだのではない。眠っているのです。」

 

 仮死状態だ ということではありません。

 あなたの娘は、100%、肉体は 確かに死にました。

 しかし、死んで それですべてが終わってしまったのではありません。

 

 いわば、眠っているだけです。娘の霊は ちゃんと生きていて、今は

陰府 ( よみ ・ ハデス ) に下っていっています。

 

 わたしが あなた方のために、十字架の死のあと、陰府に下り、

死に勝利して 復活した後は、信じる者が陰府に下るということは あり

ませんが、

 今は、あなたの娘は、陰府に下っています。

 

 「 子どもは 死んだのではない。眠っているのです。」

 

 わたしは、あなたの願いを聞いて、わざわざ 出かけて来たんですから、わたしを 信じ続けなさい。

 

 わたしは、全能の神です。「 死 」 をも支配している “ 救い主 ” です。

 ヤイロよ。信じるなら、あなたは今、そのことを はっきりと 見ることが

出来るでしょう。

 

● 「 タリタ クミ 」  ( 少女よ、起きなさい )

 

 すると、少女は すぐさま起き上がり、歩き始めました。

 ヤイロをはじめ、人々は、非常な驚きに包まれたのでした。

 

 主イエス ・ キリストは、ヤイロに ・ 人々に、

 “ 人は、死だけで終わるのではない。復活するのです! ”

 ━━ ということを 思い起こさせるために、この奇蹟のわざを された

のでした。

 

 しかし、今回の場合は、 “ よみがえり ” ( 陰府から帰ってきた ) で

あって、 「 復活 」 では ありません。

 

 この少女も、又 別の個所に記されている ラザロ ( ヨハネの福音書

11章 ) も、 “ よみがえり ” ましたが、いつかは死んでしまいました。

 少し 長生きしたというだけのことです。

 

 永遠の、復活のいのちに生きるためには、

 このあと まもなく起こる

 イエス ・ キリストが 十字架にかけられ ・ 死んで葬られ ・ 陰府に下り

・ 三日目に死人のうちより復活し ・ 天にのぼり ・・・・・

 

 ━━ という、 “ 死に勝利 ” される ということがなければ、

 その恵みを、私たちが経験するということは 出来ないのです。

 

● 「 天の下では、何事にも 定まった時期があり、 

    すべての営みには 時がある。

    生まれるのに 時があり、死ぬのに 時がある。」

     ( 旧約聖書 ・ 伝道者の書 / コヘレトの言葉 3章1~ 2節 )

 

 私たちにも、間違いなく、いつか 地上での生涯を終える時がやって

きます。

 死は、避けては通れない 最大の問題です。

 

 死を迎えることは、

 創造主 ・ 主なる神を信じない者にとっては、

 恐怖であり ・ どこに行くのかわからない、大変な経験ですが、

 

 主なる神を信じている 私たちにとっては、

 地上での、旅人であり ・ 寄留者である わざを終えて、

 天国に迎え入れられ、栄光の冠をいただく という

 恵みの時 ・ 感謝な時であるのです。

 

  死がなければ、死に勝利することは出来ません。

  死がなければ、天国に入ることは出来ません。

  死がなければ、永遠の 復活のいのちに生きることは出来ません。

                          ハレルヤ!

 
 

     散りぬべき時知りてこそ 世の中の

          花も花なれ 人も人なれ   ( 細川ガラシャ )

 

 

 

※ 昨日 ( 9/18 ) は、「 敬老の日 」 でしたよネ。

 夕方、孫が、お母さん手作りの 【 おはぎ 】 を届けてくれました。

 早速、2個、いただきました。 おいしかった!

 残りの 2個は、今日 ( 9/19 ) のお茶の時に、いただきま~す!!

 

 

 

 

 

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