息子が保育園で受けていた食育虐待の話。⑥ 息子くんだけができないという呪いの言葉と高IQ
※今日の記事はこちら↓
『息子が保育園で受けていた食育虐待の話。③ I先生からの洗脳』
『息子が保育園で受けていた食育虐待の話。④ ボイスレコーダーを忍ばせる恐怖』
『息子が保育園で受けていた食育虐待の話。⑤ 教育のプロと年少のいうことどちらを信じるのか』
の続きです。
↑※すみません。④を間違って削除していまいました・・・
息子のバッグにボイスレコーダーを忍ばせて、
万が一先生に見つかり、園とトラブルになると
保護者内で噂になり
あそこの親はこっそりボイスレコーダーで監視してくる
面倒な過保護親だと認識され、
息子が孤立するんじゃないか
というのを一番懸念した。というような内容を書いています。
つづきです↓
保育園 に
必死に訴えかけた私でしたが負けました。
いえ、
このときは負けたと思ってはいませんでした。
あれだけ食いついても、
堂々とお母さんが過保護なのでは?
という雰囲気で
全てを否定した園長先生の
強い自信に満ちた言葉に
少し安堵さえありました。
私の勘違いでよかったと。
当時の私は、とにかく自信がなかった。
Aちゃんのつたない言葉から、
自分なりに話を解釈していたので
自分を信じることができていませんでした。
もっというと、
この闘いのせいで、
さらに自分の育児への反省と後悔、
親としての自分への恥ずかしさと、
焦りを助長することになりました。
というのも、
『息子が保育園で受けていた食育虐待の話。③ I先生からの洗脳』
↑こちらの記事でも書いたように、
先生に毎日息子のダメ出しをされ、
そして、
やんわりと、
お母さんが過保護だから私が迷惑かけられている
と解釈できるような
遠回しの私へのダメ出しを
毎日され続け、
私がダメな母親だから、
ダメな育児をしているから、
息子にも先生にもいやな思いをさせて
みんなを困らせているんだ
と思っていました。
「息子君だけができない」
は私にとって呪いの言葉でした。
なので、
プロと年少のいうこと、
どちらを信じるのか?
言葉のつたない子どものいうことを鵜呑みにして
嘘つきのAちゃんに振り回されて
わざわざこんなクレームいいに来たの?
と言う感じの園長とI先生の態度に、
やっぱり私が心配しすぎていたのかもしれない。
ただ息子がワガママだから、
みんなにからかわれて、
そしてそのワガママな子どもを
育てているのは私で…
諸悪の根元は私なんだ。
とさらに自分を責める結果となりました。
しかし、同時に、
裏を返せば
私が変われば現状を
打破できるのかもしれない。
保育園で何か悪いことをされてるわけじゃなくてよかった。
とこの時は思いました。
この話し合いの数ヵ月後の3月に
O先生が退職。
私ははまさか
こんなことになると思っていなくて、
給食の話し合い前には
すでに希望の保育園をK保育園で
書類を提出していたので、
他に空きもなく、
息子はそのままK保育園の年中になりました。
そして、
年中でもまさかのI先生担任。
絶望しました。
年中でも問題は解決することはなく、
I先生からは
相変わらず息子への不満をぶつけられる日々。
そして秋頃
I先生からこんなことを言われます。
「お母さん、今お遊戯会の練習してるんですけど、やっぱり息子くん、
どうもこちらの指示が理解できないようで…
他の子はちゃんと言ったとおりにできるし、
こちらのダンスの真似もちゃんとできます。
息子くんだけが出来ないことが多すぎます。
来年は年長です。
小学校に入る準備をしていく年です。
今のままだと…
…ね?
(わかりますよね?言いたいこと)
相変わらず一人で遊ぶことが多くて
他の子たちと関わろうともしませんし、
こちらの指示も伝わってないようですし、
こちらが注意しても、
一人だけごめんなさいを言えないことも多いです。
ちょっと普通の子とは違うのかなーって…」
「発達検査…受けてみた方がいいですかね?
先生からみて
受けた方がいい…って感じですか?」
I先生「はい。そうですねー」
「そうですか…」
I先生「発達センターに予約すれば専門家の方で
発達検査してもらえるんですけど…
どうします?
予約してみます?
こちらから連絡できますけど。
小学校に入る前がいいと思うので
準備のためにも。
先日もなかなかこちらの指示が通らない子がいて、
検査を受けたら難聴気味で、
少し視力も弱いことが発覚した子もいたんですよ。
理由が何かあるかもしれないので」
「わかりました。お願いします。」
こういう流れで
息子はウィスク?検査を受けることになりました。
結果は、
凸凸凹凸型ではあるが
総合高IQで視力聴力にも何も問題がない。
指示もきちんと通っている。
テストもスムーズにこなせていた。
コミュニケーションもバッチリ。
もしかすると、
場の空気を読めない面があるかも?
という行動が一度あったことと
(関係ない場面で喋りだした)
ワーキングメモリが他の3つの指標に比べ
相対的に低めなことから、
1度にたくさんの指示を受けた時に
順番や指示内容を憶えられない
という可能性はある。
その2点は経過観察。
この時の検査の先生から
「保育園で指示が通らないなんて不思議ですね。
こんなにIQも高くて、
コミュニケーション力も高いです。
先ほど、保育園での様子を観察させてもらってからここに来ましたが、
保育園でもしっかり話もきけて、
指示も理解していることがハッキリとわかりました。
問題はお子さんにあるわけじゃないですよ、
保育園にはしっかり検査の報告をさせていただきます。」
とお話がありました。
ありがとうございました!
とその場を離れようとしたら、
この先生は最後に
世間話のように
こういいました。
「こどもの能力を疑う前に
自分達の指導力を疑わないんですかねー。
園の指導の問題でしょー
園でのあの様子を見て
息子さんに原因があると思う園の方に問題がありますよ。
どこをどうみたら子どもに問題があるように見えたんですかねー?
お母さん、自信を持ってください
息子さん、子どもらしくて素直で
とってもいい子ですね❗
笑顔が本当にかわいい。
息子さんの笑顔を大事にしてあげてください。」
その後はこの言葉に支えられました。
私はただ息子の笑顔を守ろう。
この時の検査の先生の言葉は、
日々追い詰められ、
暗くて光のない、
長い長いトンネルを
ただ息子の手を離さないように
としっかり握って、
手探りで出口を探しながら、
歩いてる
そんな私に
小さな小さな出口の光がさしたような、
そんな希望になりました。
続きます。