ゆうきの話 -104ページ目

夢5

そんなことはどうでも良い、とにかく隣のビルの頂上へ行かねばならない。
そんなせきたてられるような気持ちになって、渡り廊下の抜けた床を飛び越そうと助走をつけてとび超えようと試みる。
助走をし、踏み切る、しかしあとわずかのところで向こうに届かず、抜けた床の穴に落ちてしまう。
この時はどんなに飛ぼうとしても飛ぶことは出来ない。
現実には飛ぶことなんて出来ないんだ、そんなあきらめの気持ちが支配したその時、足元に光の輪が現れた。
その輪の中に体が入ったかと思うと、周りの景色が一変する。
今までの町並み、ビルなどはどこかに消えてしまい、自分は荒野の真ん中にたたずんでいた。
周囲をぐるりと見渡しても、目に入るのは荒野のみ、他に何も無い。
ごつごつとした岩、枯れはてた木、所々に生えているサボテン。
動物らしきものはどこにも居ない。
時刻は真昼、気温はとても高く、陽炎が立っている。
陽炎が遠方の山々を揺るがしている。
その陽炎に目を凝らすと、その中に薄い獅子が揺らいで見えた気がした。
それもこの暑さによるものだろうと大して気にも留めずにあてども無くさまよう。
暫くさまよっていて気がついたのだが、サボテンが何ものかによってかじり取られている。
大きな噛み口、これならば人間の頭などひと呑みであろう。
その時、先ほど見た陽炎の中の獅子を思い出して背筋を寒くした。
もしあの獅子が私に噛み付いて来たらと思うと、急に陽炎が気になりだす。
その場で足を留めて、暫く陽炎を観察してみる。
なるほど確かに陽炎の中に何かいるようだ。
その陽炎はサボテンにまとわりつくと、ガリガリと音を立ててそれを食べている。
きっとサボテンの栄養を使って陽炎はゆらめていているのかもしれない。
そんなことを漠然と考えていたが、暫く観察しても、こちらを襲ってこようとはしない。
ひとまず人間を食べる心配は無いようだ。
しかし用心をしつつ、慎重に先に進むことにする。
先とは言っても、一体どちらへ進めばいいのか確かなことは何もわからない。
しかし何というか、ひとつの勘のようなものを頼りにただ漠然とふらふらとどこへとも無く荒野を歩き続ける。
行けども行けども景色は変わらず、一体自分が何のために歩いているのか、存在その物が疑問に思えてくる。
先ほどの陽炎もいつの間にかに見えなくなってしまい、日も暮れてきた。
日没後の荒野は冷える、と言う話を聞いたことがあるので、早めに寝る場所を確保して焚き火でも炊こう。
少し歩くと大きな岩があり、そこにちょうどひとが一人は入れけるほどのくぼみがある。
そして、周囲にはよく燃えそうな枯れ木が沢山あるので、焚き火をするのは容易だ。
焚き火をしようと思ったときに、火種が無いことに気がついた。
どうやって火をつけようか、少し考えたが、良い方法が思いつかない。
とにかく枯れ木を焚き火の形に組んでみる。
途方にくれて腰を下ろすと、足元に、マッチの箱が転がっていた。
中を開けてみるとぎっしりとマッチが詰まっている。
そういえばこのマッチは自分が昔ここに置いたような気もする。
そういえば、岩の陰にも、非常用に食料を隠しておいたようなきもした。
しかし、そのような気もするのだが、何度考えても、ここにくるのが初めてなのだ。
初めてなはずなのに、何度も来た記憶がある、そんな不思議な感覚に包まれたが、とにかく今は焚き火を炊いて食事を取ろう。
岩のしたの土を掘ると、そこには缶詰が2缶と、新鮮な青りんごが1こ埋まっていた。
缶詰はともかく、青りんごが全く傷んでなかったのには少々不思議な気分になったが、とりあえず食べてみることにする。
缶詰はコンビーフと豆の缶詰で、缶切りがなくてもあけることが出来るものなので、缶切りが無い、と言う心配は無い。
青りんごは、今木から取ったかのように新鮮そのもので、そこらへんの店に売っているものなどよりもよほど美味しい。
豆の缶詰を開けて火にかける。
適度に温まったところで火からあげて、枯れ枝で作った箸を使って食べた。
満腹になったところで、横になる。
夜空を見上げると、黒猫座が相変わらず輝いていた。
この日はこのままここで眠ることにした。

夢4

街の雰囲気は前と少しも変わっていなかった。
しかし、どこと無く、見たことの無い建物が増えている気もする。
街のはずれに大きなビルが出来ている。
この前来たときはこんな建物は無かったはずだか、昔からそこにあったかのように建っている。
そのビルの一階部分は鉄道の駅になっており、電車が盛んに出入りしている。
ビルの高さは相当高く、雲の上まで伸びている。
また、そのビルの隣にも大きなビルがあり、そのビルとの間に通路のような物が取り付けられている。
これによってお互いを支えあっているのか、又は簡単に行き来できるためなのか、いずれにせよ、人間が通れるようになっている。
そのビルを見ていると展望台から下を見てみたくなった。
そこで早速、その中に入ってみることにする。
一回の電車の駅の部分から、ビルの中に入ることが出来た。
ビルの中は思ったよりも質素で、壁に沿ってらせん状に階段が設置されている。
その階段の途中に何かが置いてあったり、扉があったりする。
いくらか階段を上ったところに、ガラス細工の盆栽のような物が飾ってある。
壁には見た事も無いような世界の風景画が飾られている。
壁にはところどころに窓があり、そこから日光が差し込む以外は照明の類は無く、人気も無い。
その中をただひたすらに上を目指して階段を上っていった。
どれほど着ただろうか、数十分は上り続けて、そろそろ最上階に到達してもおかしくは無いと感じた頃である。
外から見えた隣のビルと繋がっている渡り廊下のような物の所にまでやってきた。
渡り廊下は向こうのビルに繋がっていて、歩いてわたることが出来るようだが、向こうは真っ暗で何も見えない。
向こうに渡ろうか、そそれともこのビルの屋上まで行くか少し考えたが、とにかくまずはこのビルの屋上を目指すことにする。
渡り廊下のあったところから少し上に行くと、屋上への扉にたどり着いた。
扉を開けると、床一面が真っ白な大理石が敷き詰められていて、太陽の光が反射している。
見渡す限りの雲海で、地面は見えない。
隣にあるビルは更に高いところまで続いていて、上が見えない。
あとで渡り廊下を渡ってその上まで行ってみようと思う。
屋上から宇宙を覗くと、そこには黒猫座がゆっくりと歩いているように見えた。
そのほかにも、大きな輪を持つ星が見える。
太陽も出ているのだが、それにもかかわらず星がよく見える。
きっと星が普段思っているよりも近くにあるのだろう。
星空と青空と雲海を眺め回したあと、早速隣のビルに登ってみることにする。
先ほどの渡り廊下まで下る。
渡り廊下のある場所まで着たその時、突然ビル全体が大きく揺れだした。
そのゆれは左右にゆっくりと数メートルの幅はある。
たっていることもできないほどの大きなゆれで、それが数分は続いた。
どうやら地震が起きたようだ。
ビルは大きくしなっているが、どうやら倒壊はしないようだ。
ようやく揺れが収まったので、隣のビルへと移動してみることにする。
渡り廊下を渡り、ビルとビルトの中間地点辺りまで来たところで、床がなくなっていた。
先ほどの地震で床が抜けてしまったようだ。
じゃぷしても飛び越せそうも無かったが、空を飛べば簡単に飛び越えることは出来そうだ。
しかし、なぜか空を飛ぶことが出来ることを忘れていた。



夢 4

夜が明けるとともに、外の景色が一変する。
今まであった近所の建物があらかた消え失せて、一面の草原になっている。
その草原の真ん中に大きな西洋風の屋敷が立っている。
玄関のドアは開け放たれているのでその中に入ってみることにする。
中には豪華なシャンデリアが飾れていて、明かりがついている。
中には誰もいない。
私が中に入ると、階段の上から、いろいろな国の人が降りてくる。
いろいろな格好をした、様々な国の人が次々と外に出て行く。
その中の一人が、外で何か起こるらしいと口にする。
私もそれを見に建物の外に出てみることにする。
建物の外に出ると、皆が草原の果てを見つめている。
暫く見つめていると、突然とてつもない大爆発が地平線の彼方で起こった。
彗星のような物が衝突したとか、爆弾が爆発したとか、人々は口々に言っていたが、何が原因なのかはここからはわからない。
原因を確かめるためにその方向に向かって歩いてゆくことにした。
草原は次第に枯れ、雪が降ってきた。
しかし、寒さと言うものは全く感じない、不思議な雪だった。
風が強くなってきた。
更に草原を行くと、徐々に地面が窪んでいた。
なだらかな下り坂を暫く行くと、ついに爆発の起きたであろう中心地点に到達した。
中心部分は何も無い深遠の空洞で、奥は真っ暗で何も見ない。
何も見えないが、少しだけ風が吹き出してくるのを感じられる。
風に乗って花の香りが漂ってくるが、何の花なのかはよくわからない。
そのほかには何も感じず、熱や振動なども全く無い。
そこでその中に入ってみることにする。
中に飛び込むと、そこは小さな空洞になっている。
空洞は横道が続いており、その先に、明かりが見える。
明かりの向こうで何か大きな人間のような物が動いている。
しかし人間より明らかに大きく、全体的に滑らかな体をしている。
ゆっくりとそれに近づくと、徐々にそれが見えてきた。
それは、生物と言うよりも、ブリキで出来たロボットのようだ。
首が無く、頭と方が直接接続している。
両手は蛇腹のチューブ状で、指は10本ある。
アシも蛇腹状で二本あり、関節らしきものは見えない。
色は鈍い銅色で、傷ひとつ無い。
顔には目が二つあるほかには何も無い。
それが、空に向かってなにかを盛んに投げている。
それは小さな石ころだった。
地面から石ころを拾うと、それを思いっきり空に放り投げる。
すると石ころが空気と摩擦を起こして、光り輝きだす。
それがやがて天空に固定されて星になった。
「星を造る人」と小さなラベルが腰の辺りに張ってあった。
「なるほど、星空はこうやって造られているのか。」なぜかそれを見てそう納得できた。
星空を造るには設計図が必要らしく、それを地面に広げながら、それを見て石ころを投げている。
今まさに新しい星座が作り出されようとしていた。
設計図の隅に「くろねこざ」とかかれている。
黒い猫の星座が今作られている。
猫座はすでにあるかもしれないが、黒猫座とどう区別をつけるのかよく判らない。
そんなことを考えながら空を見ていると、空にドンドンと星が投げ込まれて黒猫の形になってゆく。
ロボットの手が止まった。
黒猫座が出来たようだ。
黒猫座の辺りを見てみると、星座の中に他の星が全く見えない。
なるほどこれで黒猫か。
黒猫座の見分け方は、黒猫座の中に星が無い、これでいつでも見分けられる。
黒猫座のことを考えていると、ちょうどそこに黒猫が通りかかった。
その猫のあとをついて行って見る事にした。
黒猫は風のように走り出し、それについてゆくために全力で走った。
岩場を越え、草原を越え、地上の果てにまでやってきた。
そこには小さな猫の家があった。黒猫が家に接触すると、扉も開かずに中に吸い込まれた。
その小さな小屋の扉はいくらやっても開けないので、仕方なくその場をあとにすることにした。
しかし、ここは地上の果て、周りには何も無い。
地面ですらここから先は無い。
ひょっとしたらここが宇宙の果てと言うやつかもしれない。
しばらくボーっとしてると、そこに一人の老婆が現れた。
老婆いわく「ここから先には何も無い、しかし、ここから先には何でもある。」
そういうと何も無い空間を指差して、「そっちに進めば町があるよ、行って見なさい。」といった。
何も見えないが、その何も無い空間に足を踏み出す。
すると踏み込んだところに道が生まれ、たちまちの内にその先に街が現れた。
その町には見覚えがある、あの駅のある街だ。


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今日出来ないことは明日も出来ない

何年もの間生きてきて、少し気がついたのですが、今日出来ないことは結局明日も出来ません。

「そのうち」なんて結局いつまでたってもやってきません。

今日は面倒くさいから明日にしよう、などといいつつ、結局明日になれば明日は今日になるわけで、今日出来ないことは明日も出来ないわけです。

いつまでたっても出来ない無限ループにはまってしまう原因はここにあると言うことにいまさらながら思い知らされる今日この頃です。

今日しかやる時は無い、これを肝に銘じつつ日々生きてゆかねば。



架空レビュー

架空レビュー


名称 円盤型UFO「UFO-MR22」
価格 1200億円
重量 2000Kg
寸法 直径5m/高さ3m

火星人と地球人が共同で作り出した地球型UFO。
外見はまさにSF映画に出てくるようなUFOである。
表面は極めて滑らかに出来ており、鮮やかな銀色である。
内装はシンプルそのもので、乗員用のイスが5基設置されているほかには簡単なコントロールパネルがあるだけで、窓は無い。
内壁全体が様々な情報を映し出すディスプレイになっており、設定により外の風景を投影することも出来る。
普段はCGで作られた各種の情報を表示している。
内部は極めて静寂で、外部の音は一切聞こえない。
エンジン音と思われるものも一切せず、明らかに人類のテ持つクノロジーの産物ではない。
火星人は人類よりも数万年は進んだ科学技術を持っているという話だが、さすがと言うほか無い。
価格については、今後量産が進めば劇的に下がる可能性はある。
2125年、火星に大規模な生産工場を建造する予定だという。
最終的には、1000万円台にまで価格を下げたいと話している。
操作方法だが、私にでも簡単に操縦が出来た。
ほとんどの場合、自動飛行に任せておけば問題ない。
目的地を口頭で説明するだけで、自動的に最適な経路を計算して飛行する。
緊急時には「緊急危険回避装置」なる物が搭載されており、それが作動し、安全なところまで瞬間移動できる。
これは緊急時にその空間から一瞬にテレポートしてしまうという優れものだ。
ただ、この機能は相当な高価な装置を必要とし、恒星間航行用の宇宙船に搭載されているような長距離用のテレポート装置はこの機種には装備されていない。
せいぜい数回の使用でメンテナンスが必要になるという。
その代わり、価格を劇的に下げる事に成功したという、いわば使い捨てテレポート装置とでもいうべきものである。
簡単な飛行性能を紹介すると、最高時速は通常エンジン使用時は30万Km/sと光速を出すことが出来、超光速エンジンを使用すれば、1億3000万Km/sは出る。
どのようなテクノロジーでこれほどの速度を出せるのかは不明だが、どうやら、質量を変化る事によって可能になるらしい。
いずれにしても、人類だけでは到底造れない代物である。
現在、購入者は軍関係とごく一部の富裕層に限られているが、量産化されれば、爆発的に普及するはとは疑いの余地は無い。


瞬間缶きり「カンキリタロウ」

あらゆる缶を1ns以下の時間であけてしまうという、夢のような商品だ。
あまりにも高速で缶が切れるので、その瞬間を肉眼で確認できない。
ただ、缶を切る際の熱で缶が赤熱し、摂氏2000度程度に加熱してしまうという小さな問題がある。



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夢 3


アパートの入り口を中に入ると、玄関の奥はキッチンとなっている。
キッチンの横にはバスルームがあり、その隣にはトイレがある。
その横には部屋が二つあり、その窓は庭へと繋がっている。
庭にはいくつかの木が植えられていて、花壇もある。
何気なく庭を眺めていると、どこからともなく小さな猫がやってきた。
白と黒のブチの子猫で、庭の草を食べ出した。
あらかた草を食べつくしたかと思うと、今度は木によじ登って木の葉を食べだした。
少し葉を食べたところで、今度はその木になっている赤い実を食べだした。
赤い実を何粒か食べると、その猫の毛の色が少しずつ赤っぽくなってきた。
見る見る全身が赤くなってきたかと思うと、少しずつ茶色に変わってきた。
完全に全身が茶色になったその猫は、木の上で昼寝を始める。
その猫のことをしばらく見ていたが、ふとトイレに行きたくなってきた。
キッチンの横にあるトイレの扉を開けると、そこは普通の10倍はある大きな器が用意されていた。
深さは普通のトイレと同じなのだが、器の面積だけが異常に大きい。
ためしに水を流してみると、勢いよく流れたか、なんだか空恐ろしい感覚に襲われたので、そのトイレを後にした。
バスルームはどうなっているのかとためしに覗いてみるが、こちらは特に変わったことの無い、一般的なものだった。
ただ、少しだけ薄暗い気がした。
そういえばすでに深夜なので周囲は真っ暗で、部屋にも明かりがついていなかったのだが、全体的に薄明かりに照らされているかのように見える。
空には月も出ていないが、無数の星が輝いていて地面をほんのりと照らしている。
夜中と言っても眠気は全くなく、とくにすることも無いので、この家の周辺がどうなっているのか気になったので少し歩いてみることにする。
確か、近所に公園があるはずであるが、実際にその公園はほぼそこにあった。
真夜中であるにもかかわらず、公園では何人かの人が遊んでいる。
そして何より、公園のいたるところに電柱ほどの大きさの水晶の柱が植えられていて、それが蛍のようにゆっくり点滅している。
滑り台の上に上った時、ふと夜空を眺めると上空に小さな流れ星が見えた。
次第にその流れ星は大きくなってきたと思うと、空中でピタリと止まった。
流星と思っていたそれは三角形の人工的な飛行機のようなものだった。
しかし、日常よく目にするようなものではなく、どうやって飛んでいるのかも全く理解できない、うすっぺらい黒い三角の飛行物体である。
ところどころぼんやりと黄色い光が点滅しているが、ほとんど真っ黒で、背景の星空を隠すことによってその輪郭が見えている。
暫く公園の上空に静止していたかと思うと、ゆっくりと西に向かって移動を始めた。
するとそれについてゆくかのように何機もの飛行物体が現れて、一緒に飛んでいった。
その光景に目を奪われていると、公園でそれまで遊んでいた人たちが一斉に公園から飛び出した。
何事かと下に目をやると、水晶の柱の間に青白い人間のような存在が突っ立っていた。
全身が青白く光り、背が低く無表情で外見的には人間にそっくりだが、明らかに異質の存在であった。
それがこちらを向くと、すべるうよに向かってきた。
直感的に危機感を感じた私は滑り台を滑り降りると一目散で家へと向かった。
何とか家にたどり着くと玄関の鍵をかけ、窓を閉めた。
しかしすぐに何者かの気配が玄関の向こう側に感じられた。
チャイムを鳴らすわけでもなく、ドアをたたくわけでもなく、突然のノブをガチャガチャとひねり出した。
鍵はきちんとかけてあるので開かないはずだが、それでも暫くノブをいじっていた。
暫くすると、その存在はドアを開けるのをあきらめたのか、ふと気配が消えた。
一瞬ホッとしたが、次の瞬間にドアのノブから白い煙が噴出してきた。
すると鍵がゆっくりと外れて、ドアが開いた。
私は、ドアの間から手が伸びてくるのを見ると、慌てて部屋の奥に逃げこみ、窓をあけて庭に飛び出した。
庭から道へ飛び出すとそのまま走り出す。
夜が明けてくる。
夜明けと共にその青白い存在はどこかへ消えてしまった。

夢 2


しばらく空を飛んでみると、徐々に景色が変わり、町並みを超え、送電線を超えて、山をひとつ二つあっという間に乗り越えると、そこは山奥の少し開けた広場のような場所に到着した。
山の中腹辺りにあるそこからは、隣の山への道が続いており、その道は車も通れる立派なつくりである。
山と山との間に鉄橋がかかっていて、そこをまばらに車が行き来している。
広場にも何台かの車が止まっていて、そこからの景色を見ている人も何人かいる。
空を飛ぶのをやめて、歩いてそこから続く道を行くことにする。
しばらく山沿いの道を行くと、海辺へとたどり着く。
海辺の山にはところどころに洞窟があり、そこが観光名所のようになってるようだ。
そこでその一つに入ってみる。
紙沿いの細い舗装されいない一本道を行くと、山肌から指を折り曲げてせり出させたような洞窟に入る。
洞窟の中には、海からの水が入り込んでおり、海側の壁には所々に穴が開いていて海が良く見える。
また、外から入り込んだ光が洞窟内の水を青く照らしていて、実に幻想的である。
その洞窟をしばらく行くと、出口にたどり着く。
その向こうには、海へと続く、人一人がようやく歩ける程度の道が伸びており、その先には東屋がある。
東屋には特に何も無かったが、しばらくそこで休むことにする。
しばらく水平線を眺めていると、海の向こうから、大きな船がやってくるのが見えた。
相当大きな客船のようだが、人の気配が無い。
それでもその船はこちらの海岸に向かって進んできている。
人気は無いが特に壊れているわけでも、寂れているわけでもない。
ただひたすらに人がいないだけである。
その船の上に、かもめの群れが飛んでいる。
どうやらその船はかもめの住処になっているようだ。
かもめの大群は、その船と共に移動をしながら生活しており、世界を旅しているようだ。
この前ビルの屋上で拾った羽はこのかもめの羽かもしれない、とふと思った。
そのかもめの船はやがて東屋の横を通り過ぎてまた海の彼方へと消えていった。
そろそろ待ちのほうへ帰りたくなってきたので、また空を飛んで街へと向かった。
その途中、ジャングルが目下に広がっていたので寄ってみることにする。
ジャングルと言っても、割と木々がまばらな感じのジャングルで、地面は土肌が露出していて、人間に踏み固められている感じである。
人こそいないものの、人工的につたが編みこまれた形跡が見て取れたり、なにやら木の上に小屋のような物が作られていたりする。
つたを登り、木の上の小屋に入ってみることにする。
この中には小さな虫が一匹いる。
カブトムシのようなものだが、どこかが微妙に違う。
しかし何がどう違うかはいまいち判然としない。
特に動くでもなく、ただ小屋の隅のほうにじっとしている。
もしかしたらこの小屋に住んでいるのかもしれないが、こんな大きな小屋を造れるとも思えない。
周りに誰もいないので、これ以上この虫のこと、この小屋のことなどを知るすべも無いので、そこを後にする。
ジャングルの中は以外に起伏に富み、小さな川も流れている。
川に向かって地面が削れ窪んでおり、そこを滑り降りて遊ぶ粉が出来そうだ。
実際、誰かが滑ったような後が無数に残っている。
そのほかにもターザンが使うようなツタがぶら下がっており、それを使って川の向こう岸へも渡ることが出来そうだ。
するとそのツタを使って川を渡るサルの群れがどこからとも無く現れる。
チンパンジーのような外見を持つサルの群れで、全部で10頭くらいはいるだろうか。
そのサルが次々とツタを使ってその川を飛んでわたってゆく。
すると中の一頭がツタから落ちて川に流された。
しかし他のサルは慌てるでもなく、それを無視してジャングルの奥へと消えてゆく。
川に落ちたサルはと言うと、実にうまく泳いで魚を取りはじめた。
しばらく潜っていたかと思うと、両手に魚をつかんで出てきた。
そしてそれを持って岸に上がってやはりジャングルの奥へと消えていった。
そのサルの取った魚のウロコが川岸に散らばっていて、七色に輝いている。
ふとそのウロコに興味を引かれて、それをてにとって見る。
大きさは硬貨と同程度で、七色に光りながらも向こうが透けて見える。
非常に弾力があり、折り曲げてみてもまたもとの形に綺麗に戻る。
しかしこれと言って用途は思いつかなかったが、何の役に立たなくとも、それはそれで構わないものもある。
魚から取れたうろこには特にこれと言って用途は無い。
しかし七色のウロコは珍しいので、ポケットにしまっておく事にする。
ウロコへの興味が一段落すると、また街へ向かって移動を開始する。
辺りは夕暮れ時、そろそろ寝床を探さねばならないと感じ、一路町へと急ぐことにする。
まもなく街へと到着、今夜の泊まるところを探すことにする。
町並みはどこかで見たような感じだか、具体的な建物や場所に覚えが無く、突然飛び込んで眠れるようなところはなかなか見つからなかった。
そんな中、一軒のデパートを見つけ、その中に入ってみたいという衝動に駆られる。
正面には両開きの大きなガラス戸があり、それが開け放たれている。
中には結構な数の人間がいて、それぞれいろいろな買い物をしている。
中には会話をしているものも居たが、何を言っているのかが全く聞き取れない。
そもそもここの住人は音声という形の言語を有していないのかも知れない。
そこでためしに自分で声を出してみる。
すると自分の声はよく聞こえる。
ためしに店員らしき人を見つけて話しかけてみる。
すると何の問題も無く会話が出来た。
どうやら私の予想は間違っていたらしい。
ただ単に皆の会話が私の耳に届かないだけで、普通にしゃべっているようだ。
なぜそうなるのかは判らないが、会話が通じるのであれば特に問題ないだろう。
そういえばここまで音と言う物をほとんど聞かなかった。
何かに意識を集中しないと音が聞き取れない、そんな感じである。
音のほかにも、気温があまり感じられない。
ややひんやりとしている感じはするが、それもあえて言うならば、と言う程度で、ほとんど気温を意識することはできない。
どうやらここでは五感に関しては普段よりも簡略化されているようである。
必要の無い感覚をあえてカットしているといえる。
そのぶん、一つ一つの出来事に意識が集中できる。
そう考えて周りを見ると、実にいろいろな物が見えてくる。
デパートの賞品の棚にも、見たことのある品物から、何に使うのか判らないものまで、色もありとあらゆる色の物が並んである。
よく見ると、見るたびに同じ棚でも商品が違っている。
同じ棚をいくら見回して見ても、さっき見た場所を見るとまた別な商品になってるので、いくら見ていてもきりが無い。
しかし、漠然と「食品」や「雑貨」などのコーナーには分かれているらしく、それでかろうじて欲しいものを見つけることは出来そうだ。
今は買い物をする気は無いので、とくかく今夜体を休める場所を探すことにする。
もう夜もふけている筈だが、なぜかデパートの中には沢山の人がごった返している。
時間が経つにつれて人も増えてゆき、エスカレーターを使って上の階に向かうほどに人は増えていく。
そしてなぜか上の階ほど天井が低くなっていく感じがする。
もう、十階位まで着ただろうか、そこまでくると、天井は2メートルそこそこで、ちょっと飛び跳ねただけで頭をぶつけそうだ。
壁に書かれた表示に目をやると16階と言う表示がある。
そしてその上は屋上と書いてあり、屋上には宿泊施設があるような予感がしたので、とくにかく屋上へと向かうことにする。
屋上からは真四角の数十階建てのビルが隣接しており、そのビルに宿泊できる場所もありそうである。
屋上からビルへとの入り口があり、中はエレベーターホールになっている。
エレベーターのボタンを押しエレベーターを呼ぶ。
中に入ると各階へのボタンの類は無く、自動的に上に向かって移動する。
エレベーターはガラス張りになっており、外の景色が良く見える。
このビルよりも高いビルは見当たらず、光もまばらな夜の町並みが広がっている。
やがてある階にたどり着き扉が開く。
そこはどこか、民家のような趣のある階だった。
何となく昔住んでいた家のようでもあるし、微妙に構造が違う感じもする。
ただ、どう見てもビルの中のようには見えない。
もしかしたらここはビルの中ではないのかもしれない、そう考えて周りを見渡すと、ビルなどはそこには無く、住宅街のアパートの扉の前に立っていた。


夢は唐突に始まる。
周りを見渡すと、どこかで見たことのあるような、しかし決して見たことの無い景色が広がっている。
ふと気が付くと、隣に小さな駄菓子屋があった。
駄菓子屋の中には、小さなガラスで出来た棚があり、中には菓子パンのような物がまばらに並んでいる。
値札は無く、自分もいくら持っているのか記憶に無かったが、何となくその中のひとつ、丸いアンパンのようなものを買おうと思い立つ。
店の人らしき人はどこにもおらず、ガラスの棚の奥のほうに扉があり、その奥に誰かいないか声をかけてみようと思ったが、そこまでして買いたくも無

いので、そのままその店を出ることにする。
店を出るとどこかで見たことのあるような、少し古臭い町並みが広がる。
商店街のようだが、人気が無く、音もしない。
完全な静寂の中に、遠く出回る風車を見つける。
少し歩いた先に、風車を飾った店がある。
表から見ただけではそれがどんな店かはよくわからないが、店の回りにも中にも人気は無い。
何を売っているかも良くわからないその店に入る気にはなれないので、もう少し商店街を歩いてみることにする。
商店街らしき感じはするのだが、具体的な商品などは見当たらず、人も一人も居ないのでまるでゴーストタウンである。
しかし、かと言って汚れているわけでも壊れているわけでもなく、突然に人間だけが消えうせた感じである。
むかし、船員が突然消え失せた船があったと聞いたことがあるが、これはそれに似ている。
その商店街の中ほどに、ゲームセンターらしき建物を見つけ、入ってみることにする。
中にはテレビゲームの類は無く、硬貨を弾き飛ばして賞品を手に入れるゲームや、もぐらたたきのようなゲームが並んでいる。
ふと目にとまった、コインを弾き飛ばして賞品を得るゲームをやってみることにする。
左右についているレバーを使ってコインをはじき、それでコインを所定の位置まで持っていくと、見事賞品が得られるのだが、残念ながらゴールにたど

り着くことは出来なかった。
しかし、ふと足元を見ると、様々な時代のコインが散乱している。
中には高価なものと思われるものもあり、なぜそんな物がこんなところに転がっているのかと不思議に思ったが、それを拾うわけにもいかないのと思

ったので、そのままそこを後にすることにした。
ゲームセンターの中を少し歩くと、ゲームをしている人に出くわした。
その人は、何の特徴も無い、全く印象の無い、もしくは意図的に印象を消しているような感じすらするほど印象の無い人間である。
そんな人が数人、ゲームに興じているが、いずれも全くの無音であり、何の気配もしない。
そんな中、唐突に外に出てみたくなり、ゲームセンターを後にする。
「海辺に行きたい」そんな気持ちが突然わいてくる。
ここが海辺に近いのかどうか、そんなことは判らなかったが、とにかく海では無いかと思われる方向に歩いていった。
どこをどう歩いたか判らないうちに、気が付くと海辺の公園に立っていた。
公園には沢山の人間が居たが、いずれも物音ひとつたてずに静かに歩き回っていたり座っていたりした。
公園の中には池があり、釣りをしている人がいる。
よく見ると釣竿の先に糸が付いていない。
何を釣っているのか不思議に思ったが、釣竿に糸をつけなくてはならないという決まりも無いので気にしたいことにした。
その公園の隅には円柱の形をしたガラス張りの塔があり、その中を螺旋階段が通っていた。
その螺旋階段を上ると、展望スペースに繋がっていて、公園と、遙か海の彼方を望むことが出来た。
やはりそこも静寂で音らしきものはしない。
しかし景色は絶景であり、水平線の彼方まで良く見渡すことが出来る。
空は澄み渡る青空、海には波ひとつ船ひとつ無い。
下を見ると公園には大勢の客でにぎわっていたが、みな静だ。
その展望室から螺旋階段を使い下に降りる時、公園の横の通りの向こうに比較的大きな建物が並んでいるのに気が付いた。
どこと無く大きな駅の近くのような気がする。
もちろんそのような駅は始めて見るはずなのだが、どこと無く懐かしさを感じる。
公園と大きな通りをはさんだ向こう側にその駅前の町並みらしきものはあり、そちらに行って見る事にする。
公園と街を隔てる通りは相当な大通りなのだが、車などはなく、人通りもまばらだ。
横断歩道らしきものは無く、公園の端から歩道橋が続いており、それをわたって駅前の町へといくことが出来る。
駅前の町並みに付くと、辺りはすでに夜になっている。
夜の町並みだが、それほど明かりも付いておらず、時間的にはおそらく深夜だと思われる。
人は一人もおらず、ところどころ街灯が建物を薄明るく照らしている。
町の中央には、バスのターミナルらしき物があり、そこには地下に続く階段が隣接している。
その階段を下りると、中で電車やデパートなどと繋がっているらしかった。
ただ、ここはこれまでの風景とは違って、何度か来た覚えがあった。
どんな名前の駅かは思い出せないが、何度か来たような気がする。
確かこの駅の上にはデパートがあって、屋上には雑貨屋があるはずである。
また、巨大なエレベータがあり、そのエレベータは何度と無く故障しているはずである。
エスカレーターでも屋上へ行くことは出来るが、故障をよくするエレベーターに乗って屋上まで行って見る事にした。
地下からエレベーターに乗り、屋上を目指す。
エレベーターの中は自分ひとりで他に乗客は居ない。
屋上のボタンを押すと扉が閉まる。
エレベータはどこの階にも止まらずにどんどんと加速をしていく感覚がする。
明らかにこのペースだと屋上を突き抜けてしまいそうであり、多少の不安を感じるが、どうしようもないのでとりあえず成り行きを見守ることにする。
案の定、屋上階でも止まらずに、エレベーターは上昇を続けた。
しかし、まもなく大きな音と共にエレベータは止まり、ゆっくりと扉が開く。
そこはどこかのビルの屋上のようではあるが、明らかに先ほどのビルの屋上ではなくて、どこかの雑居ビル、しかもかなり古いビルの屋上のようで、コ

ンクリートの床に観葉植物のプランターがいくつか置かれてはいるが、どれも植物は植えられておらず、野ざらしになっているだけである。
後は特に目立った物が無く、周辺の風景も雑然としたビルの集まりのように見える。
エレベータはと言うと、いつの間にかに消えていて、代わりに下階に続くであろう小さな扉があるだけだった。
しばらく周りの風景を眺めてたが、ふと空を飛んでみたくなった。
もちろん空を飛べる道具などは何も持ってはいなかったのだが、自分の横に小さな羽根のような物があるのに気が付いた。
鳥の羽のような物が一本だけで、もちろんこんなもので空は飛べるはずも無いと、普通なら思うのだが、なぜかそれで空を飛ぶことが出来る気がした

ので、ためしにそれを拾い上げて扇いでみた。
すると見る見る屋上を離れ、ふんわりと宙を舞っている自分が居た。
一度宙を浮いてしまえば、後は飛びたい方向を意識するだけで、自然とその方向へと飛んでゆくことが出来る。
この世界がどうなっているのか、もっと上から見てみようと思い、上昇してみる。
見る見る地表がかすみ、遠くの山並みが霞の向こうに見えてきた。
「向こうに行ってみよう」。霞の山へ向かって飛んでいくことにする。

虚しい事について

基本的に人生は虚しい。

人間はいつか必ず死ぬ。死亡率100%である。

死によって意識は破壊され、存在の痕跡も時と共に消えてゆく。

長生きを求める人も多いが、命においてその継続期間は何の意味も持たない。

跡形も無く消え失せる人間において、その存在そのもよりもかろうじて長く痕跡を留める物が行為である。

肉体も意識も死と共に消え失せるが、行為によって生み出された変化はそれよりも長い間、宇宙に漂う。

それもやがては空間の微小な振動と共に拡散してゆくが、個人の肉体より実在的である。

そこにすがる事で人間は魂の安らぎを得られる。


人間は行為に価値が無いと自分の虚しい存在に取り巻かれる。

虚しい存在である人間が得られる唯一の心の安らぎは行為である。

より長く宇宙世界を漂う行為こそが虚しい存在が得られる唯一の安らぎであり、他の如何なるものでも生命を維持する困難を支え切れない。


今、生命維持の困難を支えるだけの心の安らぎをどれくらいの人が得られているか。

現在行っている行為に何の意味も無いとしたら、今行っている行為がどうでもいいと感じられるとしたら、その行為には救いが無い。

生きることは苦しい、なぜなら虚しいからである。

その虚しさを、生きているその間だけでも振り払うことが出来るのなら、それがどんな行為であったとしても、行わなくてはならない。

その行為で、存在の虚しさを振り払うことが出来なければ、その行為には救いが無い。

虚無の海に漂う蠢く細胞が、深遠の虚無に沈む恐怖から逃れることが出来る唯一の物が「行為」である。


「物事は結果だ」、「物事は結果に至る過程だ」、などと言うが、どちらも単なる「説明」に過ぎない。

そこには人生の虚しさ、それから一時でも解き放れる方法は一切語られておらず、それらに何の優劣も意味も無く虚しい。

過程や結果は全く重要ではなく、その行為そのもののみが意味を持つ。

虚無の闇を振り払うかがり火の光のみが生きる意味を照らし出すのであり、かがり火の製作過程やそれへの点火などはただの動作である。


行為と動作は違う。

動作は単なる物理現象であり、宇宙の気ままな振る舞いに過ぎず、それによって人間も消え失せてゆく。

行為は動作とは全く違うものであり、何もしない事も行為でありうるし、石を投げるのも場合によっては行為である。

動作は宇宙が行うが、行為は意識が行う。

人間も宇宙の一辺の星屑に過ぎないが、その行為は精神に作用をする。


今行っている事が単なる「動作」ならばそれは虚しい。

今行っている事が「行為」ならばそこには救いがあり、精神を、魂を救う。

動作を100年続けて100歳まで生きたとしても、それは「100年動作した」に過ぎず、虚しすぎる。救いが無い。

行為を10年してその結果10歳で死んだとしても、それは「10年魂が生きた」ことになり、救いがある。


ちかごろ、「動作」が多すぎる。

行為、つまり個人の意識の介在がそこには無く、それはただの「現象」であり、「魂」が無く、救いが無く、虚しい。


生命の維持に必要な「動作」があまりにも過酷になりつつあり、しかもそれらは動作なので魂を全く救わない、それどころか魂をすり減らす。

動作に追われ行為が出来ない、まさに生き地獄である。

人間は必ず死ぬ。これは事実である。

たとえ100年生きても、それが単なる動作ならばそれは辛すぎる。


人生は行為によって生きる意味を得る。

ただの動作は人生を虚しくするし、魂が磨り減り肉体の維持が困難になる。


あけました

あけましたおめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。


近況報告としては、

最近、おすぎとピーコの見分けがつくようになってきました。



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