夢4 | ゆうきの話

夢4

街の雰囲気は前と少しも変わっていなかった。
しかし、どこと無く、見たことの無い建物が増えている気もする。
街のはずれに大きなビルが出来ている。
この前来たときはこんな建物は無かったはずだか、昔からそこにあったかのように建っている。
そのビルの一階部分は鉄道の駅になっており、電車が盛んに出入りしている。
ビルの高さは相当高く、雲の上まで伸びている。
また、そのビルの隣にも大きなビルがあり、そのビルとの間に通路のような物が取り付けられている。
これによってお互いを支えあっているのか、又は簡単に行き来できるためなのか、いずれにせよ、人間が通れるようになっている。
そのビルを見ていると展望台から下を見てみたくなった。
そこで早速、その中に入ってみることにする。
一回の電車の駅の部分から、ビルの中に入ることが出来た。
ビルの中は思ったよりも質素で、壁に沿ってらせん状に階段が設置されている。
その階段の途中に何かが置いてあったり、扉があったりする。
いくらか階段を上ったところに、ガラス細工の盆栽のような物が飾ってある。
壁には見た事も無いような世界の風景画が飾られている。
壁にはところどころに窓があり、そこから日光が差し込む以外は照明の類は無く、人気も無い。
その中をただひたすらに上を目指して階段を上っていった。
どれほど着ただろうか、数十分は上り続けて、そろそろ最上階に到達してもおかしくは無いと感じた頃である。
外から見えた隣のビルと繋がっている渡り廊下のような物の所にまでやってきた。
渡り廊下は向こうのビルに繋がっていて、歩いてわたることが出来るようだが、向こうは真っ暗で何も見えない。
向こうに渡ろうか、そそれともこのビルの屋上まで行くか少し考えたが、とにかくまずはこのビルの屋上を目指すことにする。
渡り廊下のあったところから少し上に行くと、屋上への扉にたどり着いた。
扉を開けると、床一面が真っ白な大理石が敷き詰められていて、太陽の光が反射している。
見渡す限りの雲海で、地面は見えない。
隣にあるビルは更に高いところまで続いていて、上が見えない。
あとで渡り廊下を渡ってその上まで行ってみようと思う。
屋上から宇宙を覗くと、そこには黒猫座がゆっくりと歩いているように見えた。
そのほかにも、大きな輪を持つ星が見える。
太陽も出ているのだが、それにもかかわらず星がよく見える。
きっと星が普段思っているよりも近くにあるのだろう。
星空と青空と雲海を眺め回したあと、早速隣のビルに登ってみることにする。
先ほどの渡り廊下まで下る。
渡り廊下のある場所まで着たその時、突然ビル全体が大きく揺れだした。
そのゆれは左右にゆっくりと数メートルの幅はある。
たっていることもできないほどの大きなゆれで、それが数分は続いた。
どうやら地震が起きたようだ。
ビルは大きくしなっているが、どうやら倒壊はしないようだ。
ようやく揺れが収まったので、隣のビルへと移動してみることにする。
渡り廊下を渡り、ビルとビルトの中間地点辺りまで来たところで、床がなくなっていた。
先ほどの地震で床が抜けてしまったようだ。
じゃぷしても飛び越せそうも無かったが、空を飛べば簡単に飛び越えることは出来そうだ。
しかし、なぜか空を飛ぶことが出来ることを忘れていた。