■2014衆院選議席予想-2(2014-1202現在)~保守の第二橋頭堡はできるか | ◎ 浮輪浮遊録 ◎

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先月19日午前零時に11月18日時点での、このたびの衆院選の議席予想を述べましたが、本日はその続編 です。

本日は党規模や保守・非保守別でもなく、話題順(お騒がせ順)に述べてみましょう。


◆みんなの党
19日に解党が決定され新党結成も無く、衆院選候者は他党移籍か無所属の流れになりました。
同党で忘れてはならないことは、2009年衆院選後の首班指名で自らの代表では無く、民主党鳩山(由)氏を押したことです。
決して、みんなの党は保守政党ではありませんでした。
また、みんなの党は自民や維新に擦寄ったりと節操の無きこと甚だしく誠に見苦しいものがありました。
しかしながら、みんなの党を保守と認識している人達も少なくなくありません。
相当数の旧みんなの党票が自民や次世代に流れるでしょう。


◆生活の党
生活の党候補者にも民主党移籍がありました。
残る者去る者の意図は別として、双方の先行きは明るくは無いとともに、その存在も何ら影響を与えないでしょう。


◆民主党
民主党最大の支持基盤は旧総評系です。
しかしながら、旧総評系は衆参副議長の名誉職を確保したものの、勢力に見合った役割をせず、火中の栗を評論家転身議員や旧同盟系等に“譲り”現下の安泰を図っております。これは旧総評系の組織防衛としては最善手であるものの、党としての勢いを削ぐことになります。
組織の素人が党首であることの代償は極めて大きく、前回衆院選以降2年の間候補者の発掘が進みませんでした。


なお、今回選挙区においていわゆる第三極政党との競合が少なくなりました。
これは、そもそも民主党の擁立が過半数に満たなかったことと、みんなの党の消滅や維新の党や生活の党等の野党系候補者数減によるもので、野党間の調整の結果とは違います。
このことは、今回の選挙区では野党の苦戦が免れないことを意味します。


◆次世代の党
太陽の党を実質的に吸収することになりました。
保守系の分裂を避ける意味で好ましいことながらも、脇の甘い西村眞悟氏と政治の素人の田母神俊雄氏が合流することには大きな不安を禁じ得ず、ベテラン議員との連携が必要です。
次世代の党の方針は別として、自民党以外に保守政党が存在することは、自民党の支持率低下の際の保守系民意の受け皿として期待されます。
今回の衆院選で最大の注目点は『保守の第2橋頭堡』が出来るかと言うことです。

これまでの国政選挙の場合、常に『選挙も比例も自民党』が正しい選択でした。
有権者の一部には、新政党に過度に期待し変化を求める者がおります。
しかしながら、法の改廃新設こそが変革の王道であり、これを行うには数が頼みとなることから、まずは自民党が数の優勢を保つことが重要です。
弱小政党の乱立は政治の混乱を招くだけです。

しかしながら、このたびの衆院選は自民党に負ける要素がありません。もし負けるとしたらその票はどこに行くのでしょうか。
したがって、少なくとも今回の最善手は『選挙は自民、比例は次世代』になります。
なんとしても、『保守の第2橋頭堡』を確実に構築したいものです。


次世代の党は、我が国の名誉と国益を大いに訴えるべきです。
「外人生保供与」や「海外の慰安婦像等のプロパガンダ」等、我が国の声無き多数者の長年の義憤に応えてほしいものです。
自民党が政権党のしがらみから“現時点”では言えないことに切り込んでほしいものです。


なお、次世代の党にとっては、今回の選挙結果に関わらず、次の2016年の国政選は来春の統一地方選とともに、長期的な存続を賭けた戦いになります。
引き続き健闘を祈りたいと思います。


◆自民党
『1年生議員』、『偏向報道』、『緩み』は、懸念されるものの、野党協力が限定的だったので、圧勝は動きません。


◆公明党
『忌避率の壁』が全てで、小さな勝利があったとしても大勢に影響はありません。


◆共産党
保守層が期待する共産党最大の役割は、革新票を割ることにあります。
忌避率の壁はあるものの、野党第1党の民主党の勢いを削ぐことは、保守安定のためには一定の評価をせねばなりません。


2014-1202現在衆選予想

2014-11-19 衆院選の予想と対応(2014-1118現在)~自民は単独2/3(317議席)を目指せ
http://ameblo.jp/ukhg2810/entry-11953980819.html


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