無事に日本到着の連絡が来ました。


一週間、兄が訪ねに来てくれていました。

到着翌日から雪にはまった車を二人で押すというアクシデントから始まり、

自分がクラスのある週日は長距離列車で一人旅に出かけて、旅先で英語を使って新しい友達を作ったり、

念願のNBA観戦(ピストンズ対ホーネッツ)では延長戦の好ゲームを観戦できたり、

(クリスポールが半端なく上手くて書きたいこと沢山ですが、本題から外れる事必須なので自粛)

中々に濃い一週間を過ごして帰って行ったと思います。


去年からはじめた英会話はかなり上達していて、フィオナと一緒に驚きました。

自分が昼寝をしている時(ホスト失格)も、フィオナと英語で色々話をしていたそうです。

自分がアメリカに来たばかりの時よりも、よっぽど上手とのこと(フィオナ談)。

上達の壁に当たる時期ではない様子なので、この調子でいけば次に会うときが楽しみです。


兄弟というのは特別なもので、

他の人が同じことをしても何とも思わないような事でも彼がするとイラっとしたり、

他の人が同じことをしても何とも思わないような事でも彼がすると嬉しく思ったり、

離れて暮らすようになってから会う度に思うのだけれど、不思議なものです。


四分之三熟卵-brother



割と長く感じた冬休みは、兄の到来と共に終え、今週から学校が始まりました。

(兄の滞在初日から色々面白いことがあったので、彼の帰国後にまた書くことにしようと思います。)


今セメスターの目標は、自分の研究にむけての方向性をしっかりと定め、手順を確立すること。

自分の修士は、ATCに成る為のプログラムだったので研究に対する知識が薄いのです。

先セメスターは、クラスを教えることに手一杯だったのですが、今セメスターは同じ科目を教えるので余裕は若干あります。ということで、自分に使える時間と余裕も増える、はず。


自分の取るクラスは3つで、うち一つはManual Medicineの継続。

先セメスターのクラスと合わせて、Greenmanのテキストをカバーする仕組みのようです。

今セメスターは、上肢下肢に対するJoint Moblization, PNF, Myofascial release, Strain/Counterstrainを中心に展開される模様。

今から楽しみです。


残りの二つは、Research Method関連。

論文の読み方や良し悪しの見分け方、研究の進め方などが中心になる様子。

この二つのクラスは連続になっていて、4時から7時、7時から10時までの計6時間の長丁場。

ただ、二つのクラスの関連がとても強いので、一方のクラスで学んだことがもう一方のクラスで生きてくるという流れがあります。


5月上旬までの今セメスター。

知らなかったことを学び、

出来なかったことが出来るように

理解できなかった事が理解できるように。


がんばろーと思います。

というドラマを見ました。


4,5年前の作品で、田村正和さんが主演です。

普段は日本のドラマやTV番組を見ることは殆どありませんが、このドラマはフィオナのオススメだったので、休み中にゆっくりと観る事にしました。


既に結婚している人も、これから結婚する人も、パートナーと一緒にみるといいと思います。

結婚とは、なんて、結婚する前だって、した後だって答えがあるものではないと思います。

答えがあるべきかどうかすら分かりません。

が、このドラマは、それを考えさせてくれるきっかけになります。

少なくとも、自分達にはそうでした。

自分はそんなに涙もろくはないのですが、このドラマの最終回にはやられました。


明日から兄が遊びにきてくれます。

自分達の新居の、初めての長期滞在のゲストです。

一週間の滞在ですが、NBA観戦のチケットも調達済みだし、楽しんでもらえるようにちょいと張り切ろうと思います。



3回目は、Muscle EnergyとPNFについてです。


MEは文字通り、患者本人の筋肉の力を使ってのトリートメントです。

PelvisのAnterior/Posterior tiltを矯正するのによく使われるので見た事がある人は多いと思います。

PNFと聞いてストレッチがまず頭に浮かぶ人が多いのでは。

Michigan StateはPNFが有名で、少なくともフットボールチームでのストレッチやトリートメントはPNFを多用します。

選手が"PNFやってもらっていいか?"って聞いてくるのには、最初は違和感がありました。


今回は、このMEとPNFについて、テキストと講義で習った事を少しだけまとめてみようと思います。


まずはMuscle Energyから。

A manual medicine treatment procedure that involves the voluntary contraction of patient muscle in a precisely controlled direction, at varying levels of intensity, against a distinctly executed counterforce applied by the operator


とテキストでは定義されています。

リストにすると、こんな感じになります。


1. Patient-active muscle contraction (患者による筋収縮)

2. Controlled joint position (正しい関節の位置)

3. Muscle contraction in a specific direction (的確な方向への筋収縮)

4. Operator-applied distinct counterforce (施術者による抵抗力)

5. Controlled contraction intensity (的確な筋収縮の強度)



1.のPatient-active muscle contractionとあるように、どれだけの力を使うかは、患者次第。

前回か前前回に書いたSomatic Dysfunctionを矯正するという目的は同じであれ、Manupulative treatment(カイロプラクターがバキッとやるアレです)と違うのは、患者が不快ならば止める事ができるのが一点。

その点、安全です。

Manupulative treatmentでは、不快だろうとなんだろうと、患者は治療家からのハイスピードのエネルギーを止める術はありません。


2.のControlled joint positionと、3.のMuscle contraction in a specific directionは解剖学がとても重要。

同時に、おそらく次回に書くであろうMotion Barrierを手で感じる事がキーのように思います。ここでもまた、手の感覚です。

Piriformisを例にとってみます。

この筋肉はSacrumのdysfunctionにアプローチをする上で重要なのですが、Piriformisを"Sacrumが起始でGreater trochanterが停止"と覚えているだけでは不十分です。

下の写真にあるように、Piriformisの起始はSacrumのanterior surfaceです。

これを理解していないと、Muscle Enegerを使ってトリートメントをする際の患者のとるポジションと動作のつじつまが合わなくなってしまい、"暗記型"の治療になってしまいます。



また、アプローチをする関節のOpen Packed Positionを理解することも大切です。

各関節のOpen Packed Positionについても、いつかまとめれたらな、と思います。

4.のcounterforce applied by the operatorと、5. Controlled contraction intensityは、Muscle Energyを使う上で自分達が気をつけなければいけない点。

Muscle Energyトリートメントにおいて、患者は大きな力を使う必要は全くありません。

ただ、トリートメントをする側が大きな力を加えてしまうと、それに対抗すべく患者は大きな力を出してしまいます。


クラスではIsolytic contraction(concentric effort result in isometric contraction due to external force applied by the operator in the opposite direction)"を使うテクニックを習ったのですが、患者が力を出しすぎてIsotonic contractionになってしまわないようにしないといけません。

クラス中、なんどもtoo much forceと注意を受けました。

また、対象が自分よりも力の強いアスリートだったら、自分の身を守る意味でも。

彼らが全力で力を出したら、吹っ飛ばされてしまいます。


また、力を加える際に、どのように患者に手を当てるかも考えるべき点です。

手のひらを、ベタッとつけてしまうと、患者はどの方向に力を加えればいいのかが曖昧になってしまいます。

トリートメントをする部位にもよりますが、例えばC-Spineに対してMuscle Energyを使う場合は、指一本でcounterforceを加えます。

これで十分な力だし、患者としても、力が加えられている方角がはっきりします。



Muscle Energyはとても広義で、自分がクラスでならった他にもIsometric、 Concentric、 Eccentricを使うものもあります。

pelvic anterior/posterior rotationを矯正する時によく使われる、起始と停止を逆にするアプローチもMuscle Energy。

Spineに対するMuscle Energyトリートメントは、Localized PNFと表現する事もできそうです。

(この辺は、次のBarrier Conceptでまとめられたら、と思います)


PNFについても書こうと思いましたが、ここら辺で一度、筆というかキーボードを置こうと思います。

NewYork Knicks #2 Nate Robinson.
175cm(公称)、81.6kg。
この身長で咋シーズンはキャリアハイの17.6ポイントをマークし、ベンチからの爆発力はチームに必要不可欠な存在でした。
今シーズンは更なる活躍を期待していたのですが。。。

その"やんちゃ"な性格(これがプレイヤーとしても彼らしさの源だと思うのですが)、その行動は時々コーチ陣の頭を悩ませ、下の動画が引き金となって12月1日から14試合連続で試合に使ってもらっていませんでした。



毎試合Knicksの試合をチェックするたびに、「今日もNateが出ていない」とフィオナと心配していました。
トレードの噂が出たり、彼のエージェントがトレードを要求する声明を出して罰金を科せられたり(選手が公にトレード要求をすることは禁止されています。25,000ドル!)とバスケットのプレー以外のニュースばかりが目立ち、観戦に行ったPistons戦でもベンチに座ったままでプレイタイムはありませんでした。

自分はプレイヤーとしても彼のスタイルは好きだし、仕事以外でもとても良くしてくれてお世話になった選手なので余計に気になっていました。

が、ついについに。
年末のNets戦の敗戦が響いたのか、もともと一ヶ月間ベンチに座らせるつもりだったのか、コーチ陣の意図は分かりませんが、昨日の敵地でのHawks戦でNate-gate(メディアの造語です)が開放されました。
インターネットで試合経過を追っている時に、彼が出場しただけでも大興奮だったのですが、play by playで追っているとシュートが落ちない落ちない。
格上のHawksのホームコートでずっと追いかける展開だったものの、Nateのレイアップで延長戦に持ち込むと、その勢いのまま価値ある敵地での勝ち星を上げました。

敵地でのPistons戦では完璧な試合運びで勝利したと思えば、翌日のホームではNetsに今季3勝目を献上し、その次のゲームでは敵地で格上相手に延長戦を制する。
あいかわらずのチームです。

一ヶ月間ゲームから離れた最初のゲームで、彼はキャリアのトップ3に入るであろうパフォーマンスを披露しました。
38分出場、41得点(18/24,うちスリーは3/5)、8アシスト、6リバウンド、1スティール。

Detroitで会った時に、コンディショニングはしっかりやっているんだろうな、という印象を受ける体の状態だったのですが、今後の選手としてのキャリアを左右するかも知れない一戦で発揮した素晴しい精神力は賞賛されるに値します。

ゲーム後のインタビューでは、ベンチに座らされていた1ヶ月間を支えてくれたチームメイトへの感謝の気持ちを、その一ヶ月間を"Coachs gave me a humble experience"と表現し、最後にちょこっと彼らしい言葉が出てきますが、良い対応をしたと思います。
"余計な事を言うなよー"とハラハラしながら聞いていました。

では、前置きが長くなりましたが、彼の41ポイントゲームのハイライトです。
個人的には40秒あたりの空中で時間差を作ってのシュートと、1分10秒の芸術的なフローターが特に彼らしくて気に入りです。



明日の試合でも彼の活躍がみられますように。