転職活動も1ヶ月半になり、書類選考の通過率が上がり始め、

初めて面接に合格する(6連敗でストップ)等徐々に結果が

伴うようになってきた。嬉しい。


それと同時に、「本当のゴール=残りの人生で本当にやり

たい仕事に就く」ことを選ばねば(=それ以外のものを捨てる)

ならないステップにきている。


これまでは、与えられた業務は割と職種問わず何でも楽しみ

ながらやってきたという自分の中途半端なキャリアから「この

年齢でこの経歴で雇ってくれる会社ならどこでも」という比較的

依存的な転職活動だった。

しかし有難いことに上記「選考に合格」という結果が伴ってくると、

本当のゴールを自分で決めなければいけない段階になってきた。


事実、迷っている。


そんな自分を見透かすように、ある会社の面接で「本当にこの職種で

いいのですか?」と問われ「はい」と即答できない自分がいた。


職種を決める最後の機会。

覚悟は決められるだろうか。

今日は以前ここでも書いた独立をする前職の先輩に、

僕の銀行時代の大先輩を紹介したときの話。


先輩が保険の代理店として独立するので、その方面の

スペシャリストとして活躍された銀行員時代の大先輩の

経験や話が参考になればと思い紹介した。


最初は多少の遠慮があったお二人も次第に打ち解け、

時間がたつと大先輩からの熱のこもった経験談、質疑

応答で先輩も学ぶものがかなりあった様子で、紹介し

た僕も役に立てたと一安心。


ただ意外だったのは最後まで先輩から一言も今後の

サポートの申し出がなかったこと。初対面の人にいき

なり頼むのは失礼、という考えからかと思い先輩にきくと


「独立するからにはまず自分でやってみないと。

人頼みではいつまでも一人前になれないから」


との返答だった。同じような状況に置かれたら「頼れるも

のには全て頼る」という姿勢を取る自分が恥ずかしくなった。


独立への覚悟を実感。先輩の成功を祈ります。

今日はお世話になっている紹介会社の面接特訓に

参加した。そこで目から鱗の学びがあった。


それは「相手が聞きたいこと(だけ)に答える」

というごく当たり前のこと。


面接特訓とは、僕と面接官役の方で模擬面接を行い、

チェック役が隣でその内容をチェックして終了後にアド

バイスするというもの。面接は「職務経歴のポイントを

教えてください」という実践でも必ず聞かれる質問。

これまで通りにスムーズに答えたつもりだった。

が、チェック役からは「これでは結果はNGですねぇ」。


理由は、質問以外のこと(過去の転職理由等)を

話しすぎてまどろっこしく感じたらしい。確かに転職理

由は職務経歴ではないが、「これも自分を知ってもら

うには必要だろう」と勝手に思い、今までは話していた。


そして今日まで面接は6連敗中。なるほど、自分本位な

回答をしていては、相手も不快に思って当然だ。


何かが見えた気がする。

今日は本を思い切り整理(=ブックオフへ持っていく)した。

そして退職した会社から持ち帰った資料段ボール2箱を

一気に整理した。非常にすっきりした。


片づけ嫌い、本を買うのは好きだが捨てられない僕が

なぜこの苦痛の作業を一日でできたのか。

全ては友人の存在のおかげである。


別に友人が整理を手伝ってくれたわけでもない。

彼はただ隣でネットサーフィンをしていただけ。

その隣で僕はひたすら作業をするわけだが、

僕にとってその時間は「部屋の整理」ではなく

「友人と過ごす」時間だった。つまり友人と過ごす「ついで」に

片づけをしたわけだ。お互い下らない雑談をしながらだが手は

動かせる。僕の場合、他人の存在が「部屋を整頓せねば」とい

う思いに駆り立たせたという効果もあったと思う。結果的に今日

やらねばあと3カ月は放置するであろうことを終了させた。


苦手なことは人様の力を借りて「ついでに」やりましょう。

今日はあるテレビ番組を見て感じたこと。

それはお笑いコンビが司会を務める某バラエティ(?)番組

に先の参議院選挙で当選した議員10名ほどが出演し、

ゲストや街角の様々な質問に答えるというもの。


最初に「国民の声がわかっているかテスト」として街ゆく人々に

「民主党の退廃は誰のせい?」という4択のアンケートを取り、

一番多かった選択肢を議員たちが選ぶという問題があった。

結果的に議員全員がハズレ、司会者に「あなたたちは国民の

声がわかっていない!」とからかわれ、出演ゲストからも「私

たち国民からすれば(正解の選択肢は)当然ですよ」と言われ、

議員たちもバツの悪そうな表情を浮かべていた。


これを見て妙な不愉快さを感じたが、果たして国民の声を統計

データとして正確に把握するのが必要な力なのだろうか?

それ以上のものがあるのでは?人気投票になりつつある選挙だが、

メディアでの政治家の露出方法も考えものだと思う。