彼が監督した作品は、水や雨、新緑の草木の映像美が素晴らしく、独特な優しい感性を持たれた監督であることがわかります。
小鳥の囀りのように美しい響きのあるベトナム語と庭に茂る新緑の美しさ、雨音、そして黒髪
の美しい三姉妹、柔らかな時間、音楽・・・。
トラン・アン・ユン監督の 尊敬する監督として、日本人監督があげられています。
それは故・小津安二郎 監督なのですが、小津作品に通じるゆったりとしたベトナムの日常の空気感がこの作品には表現されています。
それは同じアジア圏のこの日本でも昔どこかで感じた懐かしい風の音や匂いが感じられ心が満たされるような共通の想いがあります。
ちなみに 2019年の夏至は、6月22日だったそうです。
前置きが長くなりましたが、今日のデジュネは、タイグリーンカレーです。
東京にいた頃は、ランチに毎日タイレストランへ通うほど好きな料理でした。
ベトナムにも同じような料理があるのかなぁ?
タイ語ではグリーンカレー《Green Curry》 のことを 《แกงเขียวหวาน ゲーン・キャオ・ワーン》 と
言うのだそうです・・・現地で注文できるか不安な発音。。
《แกงเขียวหวาน ゲーン・キャオ・ワーン》 とは、《汁物・緑・甘い》 の意味でこの料理の特長を
正確に表しておりますね。
そしてグリーンカレーの辛さの決め手となる青い小さな唐辛子、プリッキーヌ《prik khii nuu/
ネズミの糞の意味》 の突き抜けるような辛さが大好きです。
ネズミの糞 って名前がちょっと引っかかりますね。
プリッキーヌは、全長2cm~3cmの小さな可愛らしい唐辛子ですが、ハバネロ《Habanero chilli》
に匹敵する激辛な食材です。
コブミカン《bai makrut》 もエスニックな風味を添えてくれてなくてはならない材料です。
ココナツミルクの甘さとカレーペーストの香ばしさ、プリッキーヌのピリピリの辛さがクセになっちゃいます。
そして仕上げにナンプラーをひと回し。
ナンプラーを入れたらすぐに火を止めます。
酸味が飛んじゃうので。
タイカレーの時の鶏肉は、胸肉派です。
ライスをご注文の方で グリーンカレー 試したいって方がいらっしゃったらスタッフへお尋ね下さい。
鯛らぁめんやめてタイらぁめんにしようかな。